ピクピクのお届けに一緒に行った病院OBでボラ先輩のKさん、
~このあとよく登場することになるのでかのんさんにしておこう~
から、ある多頭飼いのおじいさんの話を聞かされた。


借家の長屋にひとり暮らし、飼っていた猫が避妊去勢をしないままどんどん増えて、
その猫の糞尿の匂いの苦情が近所から噴出しているということだった。


ご近所さんは再三再四の警告をしていて、もう我慢ならないという状態まで来ており、

今すぐ借家を出ていけ!

と切羽詰った状況になっているのだという。


Nさんという方が、昔そのおじいさんに親が世話になったとかで、
おじいさんを心配し世話を焼いていたのだが、
そのNさんも困り果てて相談したのがかのんさんの友人のモモさん

そこでNさん、モモさん、かのんさんでおじいさんの家を訪ね、

「猫の救出」に繰り出すことになったという。





多頭飼い崩壊のパターンはいつも同じだ。
最初の一匹(おじいさんの場合は4匹いたのだが)を避妊去勢さえしておけば、
こんな状況に陥ることはないのだ。


現在は飼い主のおじいさんでさえ、いったい猫が何匹いるかわからない常態だった。
が、その後かのんさん達が家で捕獲をはじめると、

成猫がおおよそ20匹前後、

生後2ヶ月から4ヶ月くらいの子猫が9匹いることがわかった。


     ・・・・・



その避妊去勢手術の費用は誰が出すのか・・・・

・・・まぁそんなことはあとから考えるとして、、、

今はとにかくまず手術を片っ端からしてしまう。
(妊娠中の猫もいないとは限らないため急がなければならない)

それよりも問題は、そのおじいさんが現実に長屋を出なければならない状況になっていることだった。
大家さんでさえ、近所の住人から攻められる立場で、
町内あげて追い詰められていたのだ。

その猶予はたったの2週間。



手術をしたものの、その猫達をどこで保護するか。
20匹の成猫、9匹の子猫である・・・・




かのんさんは私に、

「誰か1匹でも2匹でも預かれる人はいないかな」と聞いてきたのだった。


かのんさんが昔勤めていた病院の先生の別宅で何匹か預かってもらえそうだ、
しかしその家まで毎日お世話に通わなければならない、
その家は電車で駅ふたつも先だと、かのんさんは私に説明した。


待てよ、、、


それならば全部の猫を1箇所で保護しておける空き家のような場所があればいいってことじゃないか・・・
私はしばらく考えると思わず、

「あった!!!」

と大声をあげた。



110704 012
現在預かりの白にシールポイントのオス(記事には関係ありません)





ちょっと前にちゃーくんをもらってくれたケンくん


ケンくんのお母さんが去年亡くなった話はしたが、ケンくんはお父さんもすでに亡くしていて、
現在はおばあさんとふたりで、母方の実家に住んでいる。
ところがお父さんが生きていた頃の家が別にあって、そちらが空き家になっていたのだ。
その家はケンくんの家からも私の家からも近くで、2階家で小さな庭もある。
私は以前、興味本位でその家を見せてもらっていた。

空き家にしておくにはもったいない、広い大きな家だった。
ケンくんは「東北大震災で被災した人に一時的に住んでいただくように登録もしたんです」と言っていた。


その家を安く借りられないか、いや、、、ケンくんならきっと貸してくれる、
私は早速かのんさんに、猫を一箇所に集めてお世話をする提案をし、
同時にケンくんに家を貸してくれるよう相談してみた。



もし貸してもらえればこちら側としてはこんないい話はない、
とりあえずボランティアさんとケンくんとで家の下見をすることになり、
私は間を取り持った立場として、その下見の席に同席したのだった。



2011/7/8


110704 007
現在預りもう一匹の長毛のメス(記事には関係ありません)


スポンサーサイト

ケンくんの家に集まるのは強引に私の都合に合わせてもらった。

近々バレエの公演があるため、現在週末の夜はすべてその舞台稽古に充てられている。
そこで稽古のない日の夜を選んで皆に集合してもらったのだ。
(それでも現地集合20時半)



===================


さぁ家は申し分ない、ここを貸してもらえるのならどんなにありがたいか、
あとは家を借りるにあたっての条件やら費用やらを、
大家さんであるケンくんと、3人のボランティアさんと相談すること侃々諤々。


そこでなんとケンくんは、家を無償で貸すと言ってくれたのだった。


エっ!


慌てたのは私の方だった。
私がこんな悪条件の話をケンくんに紹介したのも、
ケンくんに対しても多少メリットがあればと思ったからだった。
つまりどんなにわずかでもケンくんへと家賃収入が入れば、お互いがメリットを享受できるだろうと。



そこでの話しはそれだけでなく、
家を追い出される張本人のおじいさんをどうするか、


猫の管理ができないのだからもう猫とは引き離すべきだ、

いやおじいさんに一緒にいてもらわないと無人の家に猫だけ置いては心配だし世話が大変だ、


そんなことまで相談しあうので議論が終わらない。


「ま、ま、今日は遅いのであとは連絡をとりあうということで


と、私が無理矢理その場をまとめて帰ることにした。
現実にもう夜の10時になろうとしていたし、
ケンくんも勢いで言ってしまったかもしれない、もっと落ち着いて話し合うべきだと思ったのだ。



==========================



家を出ると、深夜の住宅街に子猫の鳴き声が聞こえる。


それはあきらかにこれから借りようとするケンくんの家の真向かいにある、
ブロック塀で囲まれた家の庭から聞こえていた。




・・・・・・・・・

「子猫がいるよね・・・絶対この中にいるよね!???」


ブロック塀の下のほうには、小さなイチョウの葉をかたどった飾り穴が空いていた。
その穴のひとつから、子猫の鳴き声は聞こえて来る。

ボランティアをやっている人間が3人もいて、皆確認するのを躊躇している。
私は思い切って、声が聞こえるイチョウ型の穴に手を突っ込んでみた。
グリグリと手をひねっていると、私の二の腕まで穴を通っていってくれた、
そこで肘から手を下に向けると、ちょうどその掌に子猫の感触を掴まえた。


「いる~~~~~」 

 

「出していいの~~~?(泣)」


「だって出すしかないでしょ。そのままそこにおいて置けないでしょ?」
(と先輩に言われる)



掴んだその物体を引きずり出すと、、、、




それはまさにエチカさんのところで見たのとまったく同じ大きさの猫の乳児だった。


「へその緒ついてる~~~~~」


子猫の体温は冷たくなりかけていた。

すぐに行きつけの病院に連れて行きたかったが、時間はもう10時を回っていた。
電話をしても病院はでない・・・普段は遅くまでスタッフがいるのに・・・。



「あたためないとダメだね」と言って先輩が子猫をふところに入れた。
1台の車で順番に家を回って帰ったのだが、車中なぜか子猫は私が世話をするという話に・・・


「じゃけむさん、子猫をよろしく。」

と、手渡される。


「わ・・・・わたし・・???」 



わ、わたしは今日はただ・・・・

おうちを案内するために来ただけなんだけど・・・・




なぜ~~~~~




110711 005


2011/7/6

子猫を手渡されて、私の頭の中はぐるんぐるんしていた。


「なんで私が~~~~



とずっと心の中で叫んでいたけれどもどうしようもない。

家に帰って、かのんさんに今日のことを報告しがてら、子猫の処置を相談した。


今日一緒にいたモモさんは、一旦私を家まで送り届けたあと、
夜中に子猫用のミルクを探して走り回ってくれた。

しかし深夜に開いているドラッグストアにもコンビニにもミルクはなかった。



そこでかのんさんや猫を手渡した先輩に言われた通り、
まずペットボトルにお湯を入れたものにタオルを巻いて湯たんぽを作り
ミルクの代わりに豆乳にはちみつを入れたものを注射器で飲ませることにした。


はちみつ豆乳ミルクは、少しだけ口に流しむと、それ以上はいやいやされて飲んでくれなかった。
その代わり子猫はペットボトルにしがみついてスースーと寝てくれた。


110711 004



私の見立てによるとどうも男の子のようだった。
尻尾が「チョロギ」のようにクリクリッとうねっているので、
私はその子に、

「チョロくん」

と名前をつけることにした。



かのんさんは病院のスタッフさんに連絡をとってくれて、
明日の朝、開院前に連れていっても預かってくれることになった。


スースーと寝てくれたチョロくんを見ながら、とりあえず緊急事態は脱したとは思ったが、


この子はいずれ自分が預かることになるのは間違いない、
今日はとんだ災難だった、という気持ちはぬぐえなかった。


はぁ~~~またこんなチビ助をお世話するのか、
でもしばらくは病院に預かってもらえるし、
それまでに今いる子猫を里子に出してしまわないとならないぞ、

そう思うとどんよりとした気持ちになった。




そして翌朝、出勤前に自転車を走らせて、チョロくんを病院へ預けたのだった。




========================





しかしそれから4日後、




病院から連絡があったのと、それに気づかず私が病院に行った日に、

「すみませんけむさん、あの子ダメだったんです

と聞かされた。



結局チョロくんの命はつながらなかったのだ。





私は病院のスタッフさんに自分の最初の処置が悪かったのかと聞いてみたが、


多分親が産みっぱなしにして初乳も飲んでいなかった、
ミルクを全然飲まなかったからだと説明された。






あの夜は生命力ある子だと思ったのに・・・

災難だなんて思ったから神様が助けてくれなかったのか・・・


複雑な気持ちだった。




私はチョロくんに「ごめんね」と言って、
その小さすぎる身体をひとなでしてお別れをした。





===========================





エチカさんのところのへその緒トリオはどうなっただろうか。


110718 007

110718 009

110718 010


・・・3匹はエチカさんの必死のお世話で順調に育っていた。

やっと目が見えるくらいになっただろうか、
まだ耳が丸くて猫らしくなっていない、かわいいというにはややはばかるが。(笑)




みんな、チョロくんの分までがんばって育つんだよ。


2011/7/10




ケンくんの家では具体的に猫達を迎える準備を始めていた。



きれいな家ではあったが、今まで空き家だったため家の中には土足であがってる状態だった。

とりあえず家の中の拭き掃除、
猫達を入れるゲージの組み立て、
猫トイレやフード・水のお皿などの備品の買出し、、、



なにしろここの家を猫専用のシェルターハウスにしてしまった発案者が私だ、

あとはよろしく、というわけにもいかず、
できる範囲でのお手伝いを申し出た。



おじいいさんの家では、猫20数匹に対して家の中にはトイレが1個しかなかったようだ。
すべての猫がきちんとトイレで出来るかどうかもわからないため、
とりあえず手術の済んだ子はすべてゲージにいれることにした。


猫達は避妊去勢手術がされるたびにこの家に連れてこられ・・・

110711 021




部屋にはだんだんゲージが増えていった。

110718 027





猫達には名前がなかった。
ゲージにつけられた番号で呼ばれていたが、かのんさんが、
「名前がないと不便だねー」というので、


「じゃあ私が名前をつけてあげる」

と、猫達の名付けを買って出た。



ゆいいつおじいさんが一緒に寝ていた猫が「ふたちゃん」

ふたちゃんはたまたま2番のゲージに入っていた。



それならばと、



すべてゲージの番号で名前をつけることにした。


1番 ♀ チョコ(チョコレート色をしていたので)

2番 ♀ ふたちゃん

3番 ♀ ミミ

110718 026
ふたちゃん(左)とミミちゃん(右) うりふたつの2匹

4番 ♂ シロウ

5番 ♂ ゴン

6番 ♂ ロク


110718 023 ゴン


110815 020 ロク


7番 ♀ ナナ

8番 ♀ やよい

9番 ♀ ココ(9=ここのつだから)


よ~し、ちょうどいい具合にオスメスの名前が番号にマッチしてるぞ。


10番 ♂ テン(英語です)

11番 ♂ ムサシ(士=さむらい=ムサシ)

12番 ♀ グレコ

グレコはゆいいつグレーの色の子で、皆から「グレー」と呼ばれていたのでそのまま「グレコ」にした。

110824 003
シロウくん


110824 004
 グレコ



そう、おじいさんのところの猫はすべて長毛種だった。
顔も皆そっくりで、まんまる目が特徴だ。

おかげで子猫達もすべて長毛で気絶するほどかわいらしい。
子猫の里親さんは、苦労せずに見つけられるだろう。


しかしこの成猫達のお世話と里親探しは簡単にはいかない。
まだすべての猫を連れて来たわけじゃない。
(成猫は20匹以上いる)


最初はかのんさんモモさんがふたりで交代に猫のお世話に通った。
ふたりともフルタイムではないが、仕事を持っているし、
ふたりとも普通の家庭の奥様なので、家には家族もいるし飼い犬や飼い猫もいる。


猫の家ではゲージごとにご飯、お水、トイレのそうじをするわけだが、
それ以外に体調の悪い子への投薬などもあり、
ひとりでひとおおりのことをすべてやると2時間はかかってしまうという。

あまりに気の毒で、
「バレエ公演が終わったら必ずローテーションに入るから」
と、、、

言わずにいられなかった。



それでもこれから毎日、朝晩、無人の家に通うのは大変なことだ・・・





ゆいいつの救いはこれ以上猫は増えないということだった。


少なくともこの「猫の家」に限って言えば、
終わりがある仕事になる。

それを励みにがんばるしかないのだ。



2011/7/19


※今週末バレエの公演を控えているので、今週いっぱいはブログをお休みします。
 バレエ公演が終わったら、猫の家のお世話のローテーションに入ります。
 「多頭飼い崩壊事件」はまだ片付いていませんが、一旦これで終わりにします。

例の「多頭飼い崩壊現場から救出した猫達」を運び込んだ家では、
当初、かのんさんとモモさんのふたりが交代で猫達のお世話をしていた。

ふたりとも旦那様も子供もいる普通の家庭の主婦で、昼間はパートで仕事もしている。




無人の家で、しかもゲージの中に入れっぱなしの猫は、少なくとも朝晩様子を見に行かなければならない。

それをたったふたりでやっているとは、、、それが相当な負担であることは容易に想像できた。




「舞台が終わったら」という約束で、7月はお手伝い的に、誰かがいる時に行ってお世話の仕事を覚えた。


やっと今月になって私もローテーションに入るからと、家の合鍵を作ってもらったのだ。




110822 002

110822 003


なにが大変かって、猫達がみんなゲージに入っていることだった。


たとえば6畳の部屋に10匹の猫がいるとしたら、通常は大きなバケツトイレを3つほど用意すればいいものを、
それぞれゲージに入っているとなるとトイレの数は10個になる。
お掃除するトイレも10個になるわけだ。

さらに6畳の部屋をお掃除すればそれで済むものを、10個のゲージを掃除しなくてはならない。


ご飯は10個用意するにしても、水だって1~2個あれば済むものを10個用意しなければならないし、、、


とにかく猫達がゲージに入っていることが、仕事の量を数十倍にしていた。




更に更に・・・・

今までとまったく環境の異なった場所に連れてこられた猫達は、
そのストレスのせいか、もともと健康管理など一切されていなかったせいか、

くしゃみをする子、目がくしゅくしゅしている子、下痢の子、ご飯を食べない子が続出。
それらの猫達にそれぞれの症状に合わせて薬を飲ませないとならなかった。


110822 001



猫達は最初は皆怯えて、威嚇したり、手を出したりしたので、
目薬をさそうとするものなら傷だらけになったりした。→目薬はあきらめる


その代わり飲み薬はウェットフードに混ぜればなんとかなるので、
全員のご飯を配る前にお薬の入ったフードを配るのだが、、、、



ええ~~~~と、下痢の薬が4、6、8、9、11、22、23、24番ね・・・



    


ああっもうっ!
  (イライラしないイライラしない)


そ、、それから食欲不振の薬が14番と17番、腎臓のお薬21番~・・・・



↑↑↑
これが大変。



あとは下痢の子のトイレのお掃除が涙。


トイレの容器の周りにまでウンがこびりついていて、普通ならゴム手袋してお掃除したいくらいだが、
この家にはゴム手袋なんてなかった。
あってもそんな暇はない。

素手にぞうきんでゴッシゴシ。



・・・・・・・・・・・

ああ、人間の手ってすばらしい。

どんなにきたないものをさわっても必ずきれいになる、

その指でまたご飯を食べられるんだから!






お掃除しながら汗がポタポタと流れて落ちていく。
頭の中ではある歌が流れていた・・・・


 片手に ピストル~~~

こころに~花束~~~~

くちびるに火の酒~~

背中に人生ぇいを~~~~

ああ~ ああ~ ああ~~~あああ~~~~~




(沢田研二「サムライ」より)






私の場合片手にぞうきんだった。



2011/8/14




秋の気配の今日この頃。


これくらいになると、人にとっても猫にとっても日々過ごしやすい。

猫ハウスのお当番の時も、さほど汗をかかなくなったし、
なによりゲージに入りっぱなしの猫達の、暑さの心配をしなくてよくなってきたのが嬉しい。





ゲージのお掃除は、

わ~~だいぶキレイに使えるようになったじゃ~~~ん


と思う日があったかと思えば、


ナニコレ~~~~~~~!!!


のぐちゃんぐちゃんの時もあり、

結局いつまでたっても作業が減ることはない・・・


110911 031


この日はナナのゲージがこのありさま。
あと2匹一緒に入っている2つのゲージも水浸し。





先日2日続けてお当番に入った日は、
夜寝ようと目を瞑ると、頭の中にスコップで猫のトイレをすくう画像が浮かんできて寝付けない・・・

   ううう・・・・



でも最初にいたふたちゃんとミミちゃんが2匹一緒に里親さんが決まったので、
猫は25匹になった。



ご飯も25個作ります・・・・

110911 017




猫達、早くゲージから出れるようになればいいのにね。






こっちは里親さんが決まったかと思いきや!!!

・・・激しい夜鳴きのためやむなく帰ってきた「テンちゃん」

110911 034



ご飯を準備している間、足元に寝そべってご飯を待っている。

かわいいやつ。




2011/9/11
 

今日は本当なら「譲渡会」だった。


いつも譲渡会は公共施設を借りてやっているが、このところ客足もイマイチなため、
今回はかねてより交渉打ち合わせた結果の

すばらしいメジャーな場所での譲渡会!!!


・・・のはずだったが、朝の暴風雨で断念。



午後にはお天気が回復するはずだったので、あきらめきれなかったが、
会場スタッフさんの「是非近いうちに日程すり合わせてやりましょう!」の言葉にあきらめがついた。






私にはひとつ秘密にしていることがある。

それは・・・



もしかして私って・・・雨女 



でもみんなには言っていない。
(私が雨女とは限らないし)



雨女なのかなぁ・・・・・





中止になったので猫の家のお世話のお手伝いに行ってきた。

猫の家では実質3人がローテーションしてお世話をしていたのだが、
そのうちひとりが急にやめてしまった。

それは猫を飼っていたおじいさんの知り合いのNさんで、
Nさんは猫のボランティアでもなんでもなかったが、
この一件を持ってきた人だった。

今回の話の流れで、当然Nさんも猫のお世話のお手伝いをすることになったのだったが。



家庭の事情と、お世話の過酷さに投げ出してしまったと思われる。

Nさんはこう言っていたという。

「ボランティアさんがやってくれると思っていた」




私も何度か言われたことがある言葉だ。

ボランティアって、あくまでもボランティアで、仕事じゃあない。
誰かに雇われているわけでもない、
皆と同じ、ふつーーーに生活している人間だ。
知識やお手伝いで力は貸してあげられるけど、
ボランティアに任せるのは違う。
誰も皆ボランティアができるのだから。




猫の家の猫達は25匹から2匹里親さんが決まり、23匹になった。
今月末には、もう2匹もお届けになるからいずれ21匹になる。

ゲージが2つなくなっただけでも、作業がずいぶん楽になった気がする。

しかしそれも2人でローテーションとなると大変だ。
かのんさんやモモさんの気力と体力がもつだろうか。
私はたまにしかお手伝いに入れないからなぁ。



猫の家のブログは私が担当することになり、
あっちもこっちもで大変だが、
ブログを通して里親さんが見つかることもあり、まめな更新が大事だって言われている。

かのんさんからは

「私は体力使うから、けむさんは頭使って(笑)」だって。


猫の家のお世話ブログはこちら。→「長毛猫SOS~この子達を助けて」




今日はハルくんがハンモックに乗ってくれて嬉しかったなぁ・・・・


111015_113650.jpg


2011/10/15

今は子猫でさえなかなか里親さんが見つからない。
成猫であればなおさらのこと、
里親さんを見つるけるのには全国に呼びかけなければ。
その大事なツールになっているのがブログだ。


私がブログ管理している「長毛猫SOS~この子達を助けて~」で、
里親さん募集を発信しているが、
おかげさまで、27匹いた猫達もだんだん里親さんが決まっている。



先日はかのんさんと埼玉県へ猫のお届けに行ってきた。



里親を申し出てくれたのは若いIさんご夫婦、
特に奥様がやよいちゃんをいたく気に入ってくれて、遠方より2度もお見合いに来てくれた。
やよいちゃんは、「シャー」言うし猫パンチするし、
いずれ必ず慣れてくれると私達は信じているけれど、
旦那様がやや不安なようだった。

そこでこれまた仲間の生後2ヶ月の保護猫と抱き合わせで、
やよいちゃんをトライアルしてもらうことにしたのだ。





埼玉なんて行ったことがないぞ・・・

いやしかしせっかくそんなところまで行くのならと、
埼玉県でボランテァ活動をしているNPO法人「ペット里親会」にも立ち寄ろう、ということに

かのんさんが仕事で手に入る大量の古タオルをお土産に、
いざ出発~~~!


お天気も良く

めっちゃドライブ日和。




やよいちゃんは大きめのゲージに入ってじっとしている。

DSCF4984.jpg



途中SAのトイレ休憩では、子猫を出して遊ぶ。


DSCF4983.jpg


もうめっちゃかわいいんでやんの。


DSCF4985.jpg

DSCF4989.jpg



子猫は無邪気でいいなぁ。





実はあとからわかったことだが、
私達はナビの設定の仕方がよくわかっていなかったのか、
都内で渋滞に巻き込まれ片道4時間もかかってしまった。
100%ナビの言うことを聞かず、きちんと下調べをしていけば、
往復で2時間は時間短縮できたようだったのだ・・・  あちゃー


しかも先に里親さん宅へ行く予定が、
到着したのは「ペット里親会」のシェルター???


私もスットコドッコイだが、かのんさんもかなりのスットコだった・・・



2011/11/5




ペット里親会から走ること30分、
やっとのことでやよいちゃんの里親希望の方のおうちに到着すると、私達は感嘆の声をあげた。


新築のすばらしく素敵なお家。

旦那様はまだ30代、こんな家を建てられるなんていいなぁ・・・(よ・・よだれが・・)



「やよちゃんすごいね~~~こんないいおうちの子になるなんて!」

・・・いや、おお、、お試しだった。


「こんなおうちの子に・・・なれるといいねぇ~」 (慌てて言い直す)



やよいちゃんを、ひとまず用意してくれてあったゲージへ移す。
緊張の瞬間。

DSCF5027.jpg



やよちゃん、いい子だね。




旦那様と奥様に「触ってみますか?」と促す。

DSCF5028.jpg



やよい「うう~~~~~~~~~~~~~


やよちゃんてばぁ~~~ 




子猫は早くも無邪気に旦那様と遊んでいる。

DSCF5030.jpg


DSCF5031.jpg

実は人慣れがイマイチなやよいちゃんに、旦那様がしり込みしたため、
「子猫とセット」でお試しということで、旦那様を納得させたのだった。


子猫は旦那様がやよいちゃんから気をそらせるための役割を担っている。
子猫は充分役割を果たしていた。



つまりそれだけ、

奥様がやよいちゃんを気に入ってくれたのだった。



どんなになつかない子でも、

「この顔がかわいくてたまらない」

「この柄が好きだから」

という要素はかなり大事だ。


それが「執着」になる。

「執着」が猫との距離を近づけてくれる。






やよいちゃんは、奥様が用意してくれたグリーンの四つ葉のクローバーがついた首輪をつけてもらった。

DSCF5033.jpg


「目の色と同じグリーンにしてみました。」


と奥さんが言った。




やよちゃん、

やよちゃんはもうこんなに愛されているのだから、

きっとここのお家の子になってね。




がんばってね、やよいちゃん。



     




その後あと回しになってしまったお昼を、ドライブインのようなところでパパッと食べ、
(幹線沿いにはおいしそうなお店など見つけられず)

運転を交代しながら家に帰って来た。

やれやれ。

朝7時半に家を出て、家に戻ったのも7時半。
かのんさんとやよいちゃんのお届けの旅は、往復12時間もかかってしまった・・・

それというのもナビと道順の失敗があったせいだ。

もう2度と100%ナビに頼るのはやめよう、、、(大反省)

今度埼玉に行く時には、もっとスルスルいけるに違いない!



・・・いやそうじゃない、もう2度と埼玉に行かなくてもすむように、


やよいちゃん、がんばれ!!!






2011/11/5

タ頭飼い崩壊の猫がいる猫舎。



年末を目の前にして私が、いつもお当番に入ってるかのんさんに、

「大晦日やお正月も入るのはキツイでしょう!?
いまではほとんどの猫がゲージの外だし、 1日1回にしたら?

と言ってみたけど、

「大丈夫だよ」

と言って朝晩入っていた。




え・・えらいなぁ・・・・


せめて私は1回だけでもと、2日の朝助っ人に入る。




しかしこの半年で、最初27匹いた猫は現在14匹になった。

これはすごいことだ。(と思う)

おそうじ・ご飯のしたくは昔を思えばあっという間に終わるが、

今いちばん時間をとるのが猫達と遊ぶ時間。



遊ぶだけでなく猫達の相性もあるので、喧嘩が始まらないか見張っていないとならない。

その中でも問題児の「デビちゃん」


DSCF5483.jpg



デビちゃんだけは今でもゲージに入っている。

なぜかと言うとマーキングが治らないから。

お世話に入った時くらいはゲージから出してあげるのだが、
どこにオシッコしちゃうかわからないから、目が離されないのだ。


抱っこもできるいい子なんだけど・・・

111120 012



私はデビちゃんにオシッコされるのが恐怖で、

その日も早めにデビちゃんをゲージに戻そうと抱っこした時に、

デビちゃんいやいやして左手を噛まれる。



猫に噛まれたりひっかかかれた時は、毒蛇に噛まれた時と同じくらいのつもりで処置をした方がいい。

流水で血を流す、血が流れない場合は口で吸って吐く。


デビちゃんの噛み方が本気じゃなかったせいか?
出血が少なくて口で吸いだそうとしたんだけど、思うように血が出ない。

結局手はパンパンに腫れ・・・・



新年早々このざまだ。

DSCF5502.jpg


・・・つーか片手の画像じゃ比較対象がないから、ただのデブの人の手みたいじゃんねー
  







本当はデビちゃんだってゲージから出してあげたい!

マーキングが治らないと里親さんも見つけられないしなぁ・・・


困ったなぁデビ~





同じく三が日からお当番に入っていたモモさんは、

デビちゃんのことを「デビルマン」と呼んでいる・・・・


212/1/2



最新記事