塾の猫いっちゃんをもらってくれた70代の女性~Sさんとはいまだにお付き合いが続いていた。

それというのもSさんが私に度々連絡をくれてよくお宅へお邪魔したからなのだが、、、
あとでわかったことが、Sさんのお嬢さんが昔勤務先で付き合いのあった後輩だったのだ。
彼女は結婚して会社はもう辞めていたのだが、Sさんのお宅でバッタリ会ってその偶然に驚いた。

彼女はおかあさんと同じマンションの別の部屋に住んでいて、その頃ちょうど赤ちゃんを産んだばかりで、赤ちゃんを連れておかあさんの部屋へ入りびたっていた。

いっちゃんは「ふくちゃん」と言う名前になり、SさんとSさんの娘さん、つまり私の後輩にたいそうかわいがってもらっていた。


当時はSさんから時々「爪を切って欲しい」という電話があり、私はふくちゃんの爪切りに行ったものだった。
Sさん家族がふくちゃんをかわいがるあまり、ふくちゃんはたいそうグルメな食生活を送っていて、
私が訪ねるたびにコロコロ太っていった。

同時に後輩の赤ちゃん~名前を「リラちゃん」というのだが~リラちゃんもすくすく成長していった。


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当時のいっちゃん=現在はふくちゃん



昨日、そのSさんから久しぶりにお電話をいただいた。
Sさんは携帯など持たないので、用事がある時はいつも固定電話に電話をくれる。





ふくちゃんがもらわれたのはちょうど1年前、リラちゃんも1歳になったという。

「1年経ったのでまた近況をお伝えしようと思って」とSさんが言った。

ふくちゃんの話しと言うよりは、リラちゃんの話しのような、こんな話しをしてくれた。


リラちゃんはふくちゃんが大好き、ふくちゃんもリラちゃんが大好きで、
ふたりは・・・というかひとりと1匹はとても仲がいいらしい。
ふくちゃんはいつもリラちゃんの半径30センチくらいのところにいるのだという。


「それでね、リラが最初にしゃべった言葉は『ふ・く』だったのよ~」

「えっ!?」

「普通赤ちゃんって最初に『ママ』って言うでしょ、でもリラは違うの、『ふく』だったの。

 でも『ふく』ってうまく言えなかったから『う・く』だったけど。

 そして次が『にゃんにゃん』、その次にやっと『ママ』だったんだから」


「へぇぇぇぇっぇえ~~~~!」


ふくちゃんはリラちゃんがどんなに乱暴なことをしても動じない、
いつかはとっさにふくちゃんが自分をかばってリラちゃんの顔に手が伸びたことがあり、
見ていたSさんは「ああっ」と思ったそうだが、ふくちゃんは爪を出さなかったのだ。


「私には爪を出すの」とSさん。(笑)


きっとふくちゃんはリラちゃんのことを自分の子供か妹のように思っているんだろうなぁ。。。



「でもね、そのせいかなんなのか、リラがいまだに歩かないの。」


ままま、、、、まさかふくちゃんの真似をしてリラちゃんがいつまでもハイハイのままだと????!
しかもふくちゃんもリラちゃんのハイハイの真似をして、四つ足で歩けばいいものをほふく前進をするのだと。


「え~~~ほんとですかぁ~~~

そんなぁ~~~だったらふくちゃんを2本足で立たせ、「あんよが上手」をやらせてみたらどうだろう。(笑)



Sさんは生後2ヶ月で寝返りをうったリラちゃんはさぞ歩くのも早いだろうと、
お誕生日前に蒔絵の下駄を用意してあったそうなのだ。

おかげでその下駄は履けずに小さくなってしまったと言う。

「記念に取っておくからいいのよ」






ふくちゃんは幸せそうだ。
願わくばリラちゃんにあんよが上手を教えてあげてほしい。


2010/11/29

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私の知り合いにガソリンスタンドに勤めている人がいて、
そのお店に少し前から子猫が居ついていて、お店の人達でお世話をしているらしく、

どこでどう伝わったか、私に相談の電話があった。


とても人懐っこい子なので、いつもガソリンスタンドのセールスルームにいて、
人の足元にすりよっているらしい。


「私はその猫を引き取りはしないけど、里親さん探すお手伝いならするから・・・
 とりあえず写真を送って来て下さい。デジカメで撮った写真ね。
 そうしたらポスター作るのでお店に貼るように。」


そう話しをすると、送ってもらった写真がコレ。


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これを見ちゃったらなんだかかわいそうデ~~~~~~~



「お鼻はなんでそんなに汚いの?」

「鼻水垂らしてるのと怪我をしてるのと。」

「夜はどこで寝てるの?ちゃんと暖かい場所に寝床を作ってあげてる?」

「エアコンの上の暖かいところでいつも寝てますよ」


そのガソリンスタンドは24時間営業だ・・・・



ガソリンスタンドと言っても遠方(市外)だった。
そんな遠くの猫までこっちが面倒見てたらキリがない、
私がフォローしながらなんとか現地で里親さんを探させたい、
そう思っていたのだが、この写真が頭から離れなくなってしまい、

結局・・・

「私が預かるから連れてきてください!」

っつーことになってしまった。チャンチャン



幸い子猫は生後3ヶ月程度だった。
よかった、もっと大きいかと思った。

今週末にちょうど譲渡会がある、それに出せばいいだろう。

ただ後ろ足の毛がズル剥けていて、私は一瞬テンちゃんとピョン吉の時の「真菌」で苦労したことを思い出した。


祈るような気持ちで病院に連れて行って1泊で検査をしてもらった。
真菌かどうかは培養検査をしないとわからないがたぶんただの怪我だろうということになり、
エイズ白血病も陰性、ウンチにも虫はいない、
よし、譲渡会に出せるぞ!


何よりこの子はものすごく甘えん坊のかわいい子だった。

抱っこするとグルグルが鳴りやまない・・・


おまえどこから来たの?

そのかわいい性格のおかげで、たったひとりでなんとかガソリンスタンドにたどり着き、
今日まで命をつなぐことが出来たんだね。

えらかったね、、、、

えらかったね、、、、



私はその子に「ニャム」という名前をつけて、病院から帰ったその日にお風呂に入れてあげた。

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ニャムちゃんのおうち探そうね。

ニャムはいい子だから、きっと誰にでもかわいがってもらえるよ。

そしたらガソリンスタンドのみんなにお礼を言おうね、
いままで面倒見てくれてありがとうって。




※譲渡会にはニャムと器やさんの猫2匹(1匹は里親さん決まりました)、
 カスミ荘のママの猫1匹が参加します。

※譲渡会が過ぎるまで、しばらくブログお休みします。



2010/12/6



2009年7月、

家の近所で子猫の鳴き声が聞こえていた。
子猫はお隣とわが家の狭い隙間にいて、深夜、お隣りと一緒に挟み撃ちで捕獲しようと試みたのだがその日は失敗した。

翌日、隣りの奥さんが捕まえてくれたのだが、私が戻る前に逃がしてしまい、

また翌日、今度は私がまったく別の場所で白黒の子猫をひとりで捕獲した。


その子はひどいダミ声で、捕まえ損ねていた例の子猫と声が似ているなぁと思っていたところ、
なんと偶然にも同じ猫だったことが判明。
お隣の奥さんが確認してくれた。



白黒で白の多いハチワレの女の子だった。

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親からはぐれたのか、捨てられたのか、
泣き続けたあげくこんなダミ声になったのだろう。

私はその子に「そよちゃん」と名前をつけ、いつものように里親募集をすることにした。
やがてダミ声はかわいらしくてしおらしい声に戻った。
ただものすごく臆病で、うちの子達とはよくじゃれて遊ぶけれど私にはなかなか慣れず、
いつも抱っこしようとしてもヒョイと逃げられてばかりだった。

同時に里親さんもなかなか見つからなかった。




そのうちそよちゃんの月齢は7~8ヶ月になり、その年の暮れには発情期を迎える。
私はそよちゃんの里親探しをほぼあきらめ、やむなくうちの子にすることにした。


避妊手術をした日、そよちゃんは不安そうな目で私を見ていた。

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2009/12/26



年が明けて2月、

市の動物愛護館で「猫の日」のイベントに「譲渡会」をやらせてもらった。
それくらいの時期は子猫はほとんどいないため、成猫の譲渡チャンスだ。
ところがこの日、譲渡会に参加させる予定の成猫さんがなかなか来ない、
お客様も「猫はこれだけ?」という感じになったので、急遽そよちゃんも譲渡会に参加させることにした。
万が一ってこともある。
そよちゃんはゲージの中で微動だにせず固まっていた。


するとなんと、そこでそよちゃんを気に入ってくれた親子がいたのだ。
そよちゃんは相変わらず私から逃げ回っていたが、ご飯を食べている隙に後から触ることはできた。
そのお宅にもまずはお試しをしてもらうことにした。
ガンバレそよちゃん!
私は祈るような気持ちだった。


するとその翌日、案の定なメールが来てしまった。
そよちゃんが家の中の人の手の届かない場所にはいってしまい、
やっとのことで引きずり出したがおしっこまみれ、
なんとか洗ってやったけどこれではかわいそうだからお返しますと・・・・


あぁ、、、やっぱり・・・ガックシ・・・



仕方がないので迎えに行こうとしたが、
その日どうしても時間がとれず、お迎えの日を延ばしていただいた。

すると翌日再び里親さんから、
「少し落ち着いてきたのでもう少し様子を見ます」とメールが届く。

私はもういちどそよちゃんの可能性にかけてみることにして、里親さんに託すことにした。



2010/2


その里親さん~Yさん~宅は、お兄さん夫婦とお母さんの3人家族だった。
そよちゃんを選んでくれたのは、お母さんと娘さん。
お兄さんからすると娘さんというのは妹にあたり、
その妹家族は近所に住んでいて、子供達を連れてよくお母さんの部屋に遊びに来ていた。

そよちゃんは最初お母さんの部屋のコタツの中に篭城していた。
妹さんや妹さんの子供達がコタツを覗いてそよちゃんに近づこうとしても、そよちゃんは威嚇して決して外に出て来なかった。
妹さんや子供達はせっかくおばあちゃんのうちに猫が来たのに、さわることができなくてつまらなそうにしていた。


私は度々Yさん宅へそよちゃんの好きそうなおもちゃを持って行ったり、そよちゃんの爪を切りに行ったりして、家族からそよちゃんの様子を聞いてはアドバイスもしたりした。
私が行った時もそよちゃんは逃げ回り、もう私のことは知らないおばさんになっていた。

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妹さんはよく私にそよちゃんの様子をメールしてくれた。


そよちゃんがうっかり人前に出てきてしまい大慌てで逃げたこと、

家族の皆がコタツに向かって「いってきます」と挨拶すること、

そよちゃんが家族に慣れるまでの道のりは遠そうだったが、
小さなエピソードの報告が私には嬉しかった。
しかしいつまた返されてしまうかもしれない不安を抱えながら、私は毎日を過ごしていた。



そよちゃんがそんなに嫌がるなら、無理してもらわれなくてもいいじゃないか


当時私にそうアドバイスしてくれた人がいた。


さわれない猫でも家で自由にさせておけばいいじゃないか、
そよちゃんはそれで幸せなんだから。



確かにそうだ、そよちゃんを家に置いておくのは構わない、
それなのにこんな無理をしても里子に出そうとするなんて、
私はそよちゃんを「厄介払い」してるのだろうか・・・。

自問自答するけれど答えが出ない。
でも、、、でも私は引き受けてくれる人がいる以上、猫達を出したかった。
いつまた売れ残る子が出てくるかわからない、
自分のところはそのためにできるだけ「空き」を作っておかないと。

そう自分を納得させた。
厄介払いなんかじゃない--------。




やがて、、、ある日妹さんからこんなメールが届いた。

最近のそよですが・・・聞いてびっくりなんですが・・・
私の兄が毎日帰ってきてからなでたりしているうちに、名前を呼べばでてくるし、朝兄が下りてくるとコタツからでてきて相手にしてほしいと足に絡み付いてくるんですって
出かける時は玄関でお見送り・・・夜帰ってくると兄の足音でわかるのか、お出迎えと・・・すごい事になってます
最近は兄に抱かれてナデナデができるようになったそうで・・・ホントにびっくりです
それが兄貴限定らしく・・・うちの母にも足には絡み付くんですけど、抱っこまでにはいたっておらず・・・現在、兄貴の彼女状態です
当然たまに行く私たちには今だに「ウ~ウ~」怒ってますが・・・私たちはめげずに行ってます。
(中略)
そよは兄貴の帰りを待ちつつ昼間はたくさん遊んでるようです。すごーくいっぱい食べても特大のをいっぱいしてまた一回り大きくなったと言われていまーすデブにならないように気をつけます
また爪切りお願いしま~す




す・・・す・ご・い・・・

これには私も驚いた、と同時に嬉しくてたまらず、何度も何度もこのメールを読み返した。
このメールは私の宝ものになった、、、消えないように保護をかけたほど。


妹さんや子供達はもっと慣れてる猫を探すこともできるんじゃないかと提案し、家族間でモメたこともあったようだった。

そのたびにお兄さんが、

「この子が慣れればこの子でいいんだから」

と、他の家族をなだめたのだそうだ。





2月にもらわれてわずか2ヶ月後のことだった。
わが家にはには7月から半年もいて、いつまでも私から逃げ回っていたというのに。

猫を慣らすのは「愛着」だ。
私はYさんのお兄さんから大事なことを学んだのだった。


2010/4/17


そよちゃんはYさんのお兄さんとラブラブだった。


私はそれがたまらなく嬉しくて、そしてそよちゃんの例は私の大きな励みになった。

大きくなった子でも里子にだせること、
臆病で慣れなかった子でもちゃんと懐くようになること、
なによりあんなそよちゃんが、ちゃんと自分の居場所を見つけられたことが嬉しかった。











そのそよちゃんが死んでしまった。

原因は交通事故。
Yさんのところで、そよちゃんが外に遊びに出歩いていることを聞かされた時は「えっ!?」と思ったが、
その時はもうあともどりできなかった。

「室内飼い」は譲渡時の条件であったが、お兄さんがそよちゃんに大甘で、
家でのお留守番は寂しいだろうとの気持ちから出してしまったのだ。


一度外を知ってしまった猫は、もう家の中に閉じ込めておけない。
最近は爪切りに立ち寄っても、そよちゃんは「外出中」で会えることはなかった。

Yさんの家の前はビニールハウスと田んぼが広がるのどかな環境だ。
東側にはずっと田んぼが続いていたが、西側に県道が走っていた。

そっちに行かなければいいのだが・・・

私はうっすらそんな風に思っていたが、最悪の事態になってしまったということだ。




妹さんからその「訃報」のメールをもらった時、、、、
悲しんでいるお母さんやお兄さんに私はそれみたことかとは言えなかった。

なぜならそよちゃんは、Yさんのところでしかありえない幸せの中にいたはずだ。

背中からしか触れなかったそよちゃんが、

Yさんのお兄さんには足に絡みつき、

毎日膝の上に座っていたそうだ。



死んでしまった悲しみよりも、そよちゃんはこれからもっとかわいがられたはずなのにと思うと、
それが悔しくて悔しくてならなかった。

私がYさんご家族に言えたのは、

今までかわいがっていただきありがとうございました。
お世話になりました。


と、そよちゃんの代わりにお礼を言うのが精一杯だった。



ビニールハウスと田んぼのあぜ道で、かえるや虫とじゃれたり、昼寝をしたりしたのだろう。
そして家へ帰れば大好きなお兄さんに甘えて、やさしいお母さんと一緒に寝て、
幸せな毎日を送っていたことに間違いなかったのだから。


「もしも悲しみが癒えてもう一度猫を飼いたいと思った時は、また家のない子をもらってください」

最後にそうお願いをした。



もう一度猫と暮らす時、、、その時こそYさん家族はもう2度と猫を外へは出さないだろう。

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2009/9/1撮影




2010/12/12 そよちゃん虹の橋へ

ニャムは先日の譲渡会で里親さんが決まり、今日はお届けをしてきた。


譲渡会の参加猫の中ではピカ一の性格の良さで、人に対しても猫に対しても無邪気でフレンドリーなニャム。
器やさんの猫やカスミ荘のママの猫は残念ながら決まらなかったけれど、
ニャムの里親さんは当然のようにすぐに決まったのだった。

抱っこをすればゴロゴロ大音量で、
まるで甘え上手な女の子のように、私の鼻やくちびるを甘噛みするニャム。
ニャムが里親さんのお家でもかわいがってもらえるのは間違いなかった。


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ニャムの存在が大きかったせいか、その日の夜はいつになく心細い気持ちになった。
里親さんからはしばらくすると、
「さっそく遊びに夢中で今は寝ています」と写メ付きでメールをもらったけれど、
もっとどんな小さなことも、もっとこと細かく連絡をしてほしかった。



大島弓子が漫画「グーグーだって猫である」の中で、
自身の保護した猫を里子に出した時のことをこう書いてある。


ええそう
これでやっとわかったわ
子猫は物品じゃない
愛する子なのだ
手放した者は
もらい手先での状況を
なんでもいい
“子猫が転んだ”でも
“食事をした”でも
“眠っている”でも
ひとことでもふたことでも
知らせて欲しいと
ひたすら願っているものなのだ




トイレは失敗せずにできただろうか

夕ご飯はちゃんと食べただろうか

他の家族の反応はどうだっただろうか

・・・・・




久しぶりにわが家はうちの子達だけになった。
これでいいのだ、私は本当はこの生活をしたいのだ。






その日の夕方宅急便が届いた。
2年前にうちから子猫をもらってくれたWさんが送ってくれた「みかん」だった。

DSCF3309.jpg みかん箱に乗るナナ


Wさんの猫は白黒牛柄の女の子で「ふくちゃん」という名前だった。
確かこのWさんは去年もこの時期にみかんを送ってくれた。
よほどふくちゃんがかわいいのだろう、
2年経っても感謝の気持ちが届くのだから。(笑)

里親さんも色々だった。



お礼を言おうと送り状の電話番号を確認したら、
品名の余白に「猫は元気です」と書かれていた。




Wさん、ありがとうございます。




2010/12/19







先日会社から戻った時のこと、

家中誰かが吐いた唾液のあとが点々と・・・・


しかも血液のまじったような唾液のあとだ。

そういえば今朝ナナが吐いていた・・・・

「ナナ、ナナ」と呼ぶとナナはソファーでうずくまっている。
あわててキャリーバッグにナナを入れ、病院へ連れて行ったが、
その道々思い出したことが・・・・



その前の週、会社の研修で大阪の後輩が来ていた。

「せっかくだからもう1泊していきなよ」とすすめて、
その晩は飲みに誘い家に泊まってもらった。
さて、朝帰るときになったら、後輩が寝る前にはずしておいた「指輪とネックレスがない」ということになった。


布団をたたんでも、置いたテーブルの近辺も隅々探したがさっぱり見つからない。
朝いちばんの新幹線に間に合わないから、見つかったらあとから送るよということにして、
後輩にはとりあえず帰ってもらっていた。


も・・もしや指輪とネックレスを食べちゃったんじゃあ・・・?



頭の中は完璧「ナナが食べた」図式ができあがっていた。
どうやって出すのか?下手したらお腹を切るなんてことにならないだろうか?

ど・・・ど う し よ お・・・・・ 


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行きつけの病院の閉院時間ギリギリにすべりこみ、事情を説明すると、

「ではレントゲンを撮ってみましょう、金属なら必ず映りますから」

と、レントゲン写真が出来上がるのを胸バクバクで待つこと数分。



しかし、映ってない。

アレ?

「先生、私も現物見てるけどほそ~い金の指輪にほそ~~~い金のネックレスなんです。」


今までいつも元気で食欲旺盛なナナが急に吐くなんて、他の原因など思い当たらなかった。
私はどうしても「食べちゃった説」を否定できなかったのだ。



結局そのあと、エコー、血液検査、最後は内視鏡をお願いして、
すべて終わったのは夜11時頃だった。


で、結論はというと、

「食べてない」 




そのかわり胃の内部に潰瘍が見つかった。
潰瘍は病理検査に回す。
悪性腫瘍じゃなければいいけれど、ということだった。


レントゲン、エコー、血液検査、内視鏡、病理検査、点滴、注射・・・・

お会計はしめて6まんえーん。 




倒れそうだった・・・・



ましかし、病理検査の結果、悪性腫瘍でないことがわかってそこはひと安心。

「たぶん何か化学物質のようなものによるただれだと思います」

よーーーーーーーく考えて思い当たることといえば・・・・
ナナは不思議に洗剤のスプレーの先をよく舐めていた。

その洗剤はドイツ製の「舐めても安全」という謳い文句の家中どこでも使える洗剤で、
薄め液を100均のスプレーに入れてたのだ。

「そのせいかなぁ~~~???」(未だに謎です)


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その後元気になりました。



この話を知り合いに話すと皆一様に同じリアクションをしてくれる。
金額を聞いたあと、真後ろに倒れます。 爆



それにしてもいまだに指輪とネックレスは出てこない・・・?

どうしても食べちゃった説をあきらめきれなかった私は、
しばらくの間、ナナのウチを念入りにチェックしたのだった。。。。




2010/12/21


さてうちのゲージが空になった。
そんな時はなるべく「預り」を申し出るようにしている。
ママのところからニャムと一緒に譲渡会に出した黒マント猫の「マリちゃん」と、

DSCF3364.jpg

ママから「中でも慣れそうな子はどの子?」と聞いてもう1匹を預かってきた。

それがこの見た目超ラブリーなシャム系のメス。

DSCF3365.jpg


か・わ・いい~~~~~~

ところがどっこい、この子がまったくさわれない。
怒る怒る、逃げる逃げる、気が強いったら

かわいいけれど気が強い・・・あんたの名前は「メイサ」にしよう! (笑)


「メイメイ~~~~~~

「ううううう~~~~~~


・・・・・・あまりのかわいさに油断してもう4回も噛まれました。
猫に噛まれると、流血するし腫れるしで、か・な・り痛い。
この先どうなることやら。

ママは「無理しないでね~~~ダメなら猫小屋行きにするから」と言うけれど・・・
(猫小屋とは里子に出せない猫達がいる部屋のこと)


テンちゃんの時のことを思い出してがんばってみる。
でもテンちゃんは噛みはしなかったよなぁ・・・・。





ところで私が面倒見てきた器やさんの子猫があと2匹、里親さんが決まらずに残っていた。

前回、その前と新聞の「猫もらってください」が空振りだった。
もう年も押し迫って、人間も猫どころじゃないかなぁ・・・
今年最後の週末の掲載をどうしようかと考えていた。

ちょっと前までは「金に物を言わせてやる!」(←大袈裟)と、
広告料を出せるだけ出してがんばるつもりだったのが、
ナナの治療費の痛い出費で意気消沈してしまい、頭に中が途端に節約モードに切り替わってしまった。

そんな中、以前会社で一緒に働いていた上司ご本人の訃報が届き告別式に行ってきた。
もう会社はリタイヤしていて、それほど付き合いがあったわけでもなかったが、
お酒が大好きな飲んだくれおやじでいつもヨレヨレしていたけれど、憎めないいい人だった。

下世話な話、その時お香典を3千円にするか5千円にするか悩み、、、
そうだ3千円にして残りの2千円を新聞広告に使わせてもらおうと思いつく。

( ̄▼ ̄|||)チャラ~~~~ン


お焼香が終わって、最後に礼拝する時に、
「Tさん(上司の名前)、すみません2千円寄付いただきました。
 Tさんの力も貸してください。本当にごめんなさい!」
とひたすら心の中で謝り、、、、

告別式が終わるとその足で会社に戻り、すぐに広告を申し込んだのだった。




果たして広告が載った日、なんと電話が3本来て、
器やさんの猫の里親さんが決まり、ついでにボラ友の里親さんまで紹介できてこちらも決まり。

そして以前私が写真撮影してネットに掲載した三毛ちゃんも、
ネットを通して里親希望の方から連絡をもらい、
こちらも「おかげさまで無事に決まりました」と連絡をもらった。

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更に「マリちゃん」はバレエ友達に紹介したら、早速お試ししたいとホームスティに行ってしまった。




この年末に来てバタバタと、悩みのもとが消えていった。
あとは「お返し・脱走・不慮のトラブル」がなければいいのだが・・・

Tさんのおかげかもしれないなぁ・・・



あ、1匹残ってた。
メイサちゃん。

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メイメイ・・・羊みたいだよ。
相変わらずこわい・・・。




2010/12/26



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