メルちゃんをお届けする前日に、なんとTさんの奥さんからメールをいただいた。


Tさんはメルちゃんをお試しいただいた方で、
衣替えの衣類へのオシッコ事件でご縁が結べなかった方だ。
あれから1ヶ月、お互いなんの音沙汰もしないままだった。


しかしTさんはその後同じボラ仲間へとお試しを申し込んでいたことを、私はその仲間から聞いていた。

Tさんはお試しをしていた猫がこのたび無事に正式譲渡となったと、
その報告をしてきてくれたのだった。




Tさんが譲り受けた猫は繁殖場からレスキューされた、立ち耳のスコティッシュフォールドだった。
メルちゃんと同じ約1歳の去勢済みのオスで、メルちゃんほど人馴れはしていない。

Tさん自らメールに

「メルちゃんとは大違いで直ぐには懐かず、
来た当初はビビって丸一日棚裏に隠れ潜んでました」


と書いてきたほどだ。


しかも見た目もおせじにもかわいいとは言えない顔立ちの子だった。
私も仲間のHPを見ていたから、
「Tさんが欲しい子ってこの子でいいのかな?」と不思議に思っていた。



Tさんはお金持ちだから、耳の折れたスコティッシュでもメルちゃんのようなメインクーンでも、
いくらでも血統のいい子やかわいい子を選べるはずなのに。




保護主さんでさえその立ち耳スコティッシュを、

「頭が大きい三等身、ちょびこと通称おじさん」

と紹介していたし、


Tさんが友達に写メを送ると、

「鼻の下にでかいホクロかシミがある」とか、

酷い人は「ハナクソついてるよ」

などと言いたい放題言われたらしいけれど・・・



でも我が家では今となってはあばたもエクボ、
かえって可愛いものです



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「Tさんは素敵だ」と、私は思った。


メルちゃんのお試しでTさんと色々な話をしていた時、
Tさんは一貫して「ボランティアさんからレスキュー猫を」と言っていたのだった。


ちょびちゃんは徐々に慣れて、今では自分から擦り寄ってくるようになったという。








私がメルちゃんのお試しが決まったことを話すと、

私は心と経験が足りないばかりにお返ししましたが、オシッコ覚悟で手馴れた方なら受容れてくれるのではないでしょうか、メルちゃんの幸せを心から祈っています。

とお返事をいただいた。
私もTさんとちょびくんの幸せを心から祈っている。



メルちゃんは、保護してくれたN島さん、お試ししてもらったOさんとTさん、一時預かりしてくれたYさん家族、
みんなから応援してもらっている幸せな猫なんだなぁ・・・


    



ミントさんのご実家から正式にお返事をいただいたら、
必ずTさんにも報告することにしよう。
Oさんも、Yさんも、N島さんにも。



2011/6/27
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カスミ荘のママのところから預かった子猫2匹。


1匹は広い公共施設で繁殖してしまった兄弟のうちの1匹、
全体は白で、耳と尻尾が茶色のシールポイントのオス。


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もう1匹はカスミ荘の物置きに野良のお母さんが産んでいった兄弟のうちの1匹。

まるでダヤンのようなサバトラ長毛のかわいいメス。


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この野良のお母さんが捕まらない。

毎晩ママの家の庭で、母猫と子猫が呼び合って、

「やかましくて寝れないのよ」

というわけで預かってきた。



2匹とも生後2ヶ月程度だが、すでに野良化していて、

慣れていない。


あ~あ。


慣れていれば楽なんだけどな~~~

この子達は当分ゲージ生活だ。



しかもこの子達にはまだ兄弟が3匹(捕獲済み)+2匹(未捕獲)がいる。。

みんな慣れていない。


あ~あ。

先は長いぞ。



2011/6/28

ケンくんに紹介するはずのピクピク改め春ちゃんは、他県のご家族のもとへ行ってしまった。

その話はコチラ



そこで私はもう1匹、ボランティアのともこさんの保護猫を紹介することにした。



    



ともこさんはもともとは犬を1匹飼っているひとり暮らしの女の子だった。

最初は犬の散歩コースにある公共施設の野良ちゃんに餌をあげていたのだが、
結局はその施設の野良ちゃんのTNRをすべてひとりでやってのけてしまったすごい女の子だ。
おかげでその界隈の猫はすべて地域猫になっているようだ。


しかしよくよく聞くと、一旦トラップ(捕獲)した子をリリースすることに胸を痛め、
自分の家へ連れてきてしまった子が何匹かいるらしい。

2年前、私と知り合った時は保護猫(というか飼い猫)が3匹ほどいたが、
いまや保護猫は10匹ほどになったと聞いている・・・・。

しかもその猫達のほとんどは、人慣れしていなくて里子に出せないらしい。。。




その中で唯一、人懐っこいオス猫で里親募集していたのが、

この茶トラの「ちゃーくん」

チャー




なんだかちゃーくん、あのピクピクに似ている気がする・・・
どちらも茶トラなのだが、背中のトラ模様ははっきりしていなくて全体が茶色なのだ。
年の頃も同じだし・・・・

(もしや兄弟だったりして)・・・

とは私の勝手な想像で、
そんな風にコジツケをしたがるのは私の悪い癖だ・・・


110328 025 ピクピク 

110410 003 ちゃーくん




ケンくんの家はおばあちゃんと二人暮らしにしては広過ぎるおうちだった。

もともとの家を増築しているせいで、2階のケンくんの部屋に行くのに、階段が2ヶ所もあった。
ケンくんは猫のお試しをするにあたって、その2ヶ所の階段への出入り口に日曜大工で扉をつけてくれた。
1階はおばあさんの居住空間になるため、屋外への扉の戸締りを徹底させることは、おばあさんにとって難しいと考えたのだ。

「ネットで取り寄せた」というアコーディオン式の網戸扉は1ヶ所2万5千円くらいしたという。


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さすがケンくん、真面目だなぁ~ 






ケンくんが真面目なのはそこだけではない。



その後ちゃーくんをお試しして、正式に譲渡するまでのお返事期間がとても長かったのだ。
「猫は初めて」のケンくんは、本当にこの生命を引き受けていいのかどうか、
じっくり考えたかったのだろう。




かくしてケンくんの初めての猫は、ともこさんの保護猫のちゃーくんで決まった。

私は時々ちゃーくんに会いがてらケンくんの家を訪ねている。

年下の男の子の家にずかずか上がり込めるのも、猫がいればこそ。
ケンくんの家は私にとって魅力的だった。


なぜならケンくんは漫画党で・・・・

私はケンくんの家に行くたびに、コミックを借りて帰ってくるという・・・・

( ̄∇ ̄;)



いや、おばあさんとふたり暮しのケンくんに、
なにかしら世話をやきたいだけなのかもしれない。


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ケンくん宅にて



2011/6/26




メルちゃんの里親さんから、、、、



いただきました!


「オシッコしても返しません」宣言!




あ~~~~やった~~~~~!

ついに念願の里親さんが見つかった~~!!!







・・・実はそれまでにはお届けしてすぐにおかあさんのパジャマに粗相してしまったり、、、

ソファのクッションの上にしてしまったり、、、

その勢いでソファには2回もしてしまったり、、、



挙句の果てには押入れの中にまでしてしまったり、、、、




そんなことがあったのだ。

ああ、やっぱりダメなのかと思った。


その後トイレの砂は何を使っているのか、
トイレでもオシッコはしているのか、
ソファにオシッコされたあとどんな対策をしているのか、
里親さんといくつか思い当たることを聞きながら相談してみたけれど、
頻繁に繰り返される原因はわからなかった。


里親さんは「何か病気でも」と心配するし、

とりあえずオシッコの匂いが取れる私オススメの洗剤を持って、
「もう一度様子を見に行きます」と里親さん宅を訪ねたのだった。



例の山道をズンドコズンドコ・・・


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手前に見えるビニールハウスがわさび棚



ところが最後に押入れの中でオシッコしてしまって以来、
パタッと粗相がなくなったと聞かされた。

「やっぱりまだこの家に慣れていなかっただけだと思います」


最後の押入れにオシッコ事件の時は、メルちゃんが鳴いてお母さんを呼びに来て、
押入れまで案内したという。


いったいなんだったんだろう???



しかしたとえ粗相が繰り返されても、いまや里親さん夫婦にとってメルちゃんは、
かわいくてかわいくてたまらない存在になっている。
特におとうさんがラブラブだとか。

そして、

「オシッコしても返したりしませんから安心してください」

と言っていただいたのだった。



     




わが家では毎日ひとりきりで、たいして広くもないリビングに閉じ込めっぱなしにしていて、
寂しかったね、ゴメンネ。


私が家に帰ってリビングのドアを開けると、冷蔵庫の上で身体をくねくねさせて迎えてくれたメルちゃん。

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そのあと冷蔵庫から降りてきてヨガの猫のポーズで伸びをして、


私が抱き上げると、「ふんふんふんふんふん」と匂いをかぎまくり。






部屋を出る時にはまたひとり取り残されてドアを閉められてしまうのだが、


黒目がちな目で「いかないで~」と言ってるかのように見上げられる。

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ごめんよ~~~メルちゃん、おばちゃんも辛かったんだよ。







でも今は家中を飛び回っているのだそう。

やっぱり人が大好きだったのだろう。
昼間はいつもおかあさんのあとをついて回ってるという。

そして夜はおとうさんに得意の「ふんふんふんふんふん」をやって、

あの黒目がちな目でおもちゃを見つめて「遊んで~~」の催促。


お父さんはメルちゃんのその目に負けていつも遊んでくれるという。





「メルを見がてら、また遊びに来てください」


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里親さん宅(ミントさんご実家)でおかあさんと




メルちゃんは私が、

「いいメル?へんなところでオシッコしちゃダメよ。

これからはちゃんと必ずトイレでしなさいよ。」
 と言うと、


ニャア


と返事をした。

間違いなく、そう返事をしたのだ。


◇◇◇



里親活動をしていると色々なケースにぶつかる。
今回はかなり難しいケースかと思ったが、
それでもちゃんと里親さんが見つかるのだから不思議。

単に私がラッキーなだけなのか?






いや、大事なのはあきらめないこと。



ケムリが守ってくれている。

ケムリちゃん、いつもありがとうね。



2011/7/9

ピクピクのお届けに一緒に行った病院OBでボラ先輩のKさん、
~このあとよく登場することになるのでかのんさんにしておこう~
から、ある多頭飼いのおじいさんの話を聞かされた。


借家の長屋にひとり暮らし、飼っていた猫が避妊去勢をしないままどんどん増えて、
その猫の糞尿の匂いの苦情が近所から噴出しているということだった。


ご近所さんは再三再四の警告をしていて、もう我慢ならないという状態まで来ており、

今すぐ借家を出ていけ!

と切羽詰った状況になっているのだという。


Nさんという方が、昔そのおじいさんに親が世話になったとかで、
おじいさんを心配し世話を焼いていたのだが、
そのNさんも困り果てて相談したのがかのんさんの友人のモモさん

そこでNさん、モモさん、かのんさんでおじいさんの家を訪ね、

「猫の救出」に繰り出すことになったという。





多頭飼い崩壊のパターンはいつも同じだ。
最初の一匹(おじいさんの場合は4匹いたのだが)を避妊去勢さえしておけば、
こんな状況に陥ることはないのだ。


現在は飼い主のおじいさんでさえ、いったい猫が何匹いるかわからない常態だった。
が、その後かのんさん達が家で捕獲をはじめると、

成猫がおおよそ20匹前後、

生後2ヶ月から4ヶ月くらいの子猫が9匹いることがわかった。


     ・・・・・



その避妊去勢手術の費用は誰が出すのか・・・・

・・・まぁそんなことはあとから考えるとして、、、

今はとにかくまず手術を片っ端からしてしまう。
(妊娠中の猫もいないとは限らないため急がなければならない)

それよりも問題は、そのおじいさんが現実に長屋を出なければならない状況になっていることだった。
大家さんでさえ、近所の住人から攻められる立場で、
町内あげて追い詰められていたのだ。

その猶予はたったの2週間。



手術をしたものの、その猫達をどこで保護するか。
20匹の成猫、9匹の子猫である・・・・




かのんさんは私に、

「誰か1匹でも2匹でも預かれる人はいないかな」と聞いてきたのだった。


かのんさんが昔勤めていた病院の先生の別宅で何匹か預かってもらえそうだ、
しかしその家まで毎日お世話に通わなければならない、
その家は電車で駅ふたつも先だと、かのんさんは私に説明した。


待てよ、、、


それならば全部の猫を1箇所で保護しておける空き家のような場所があればいいってことじゃないか・・・
私はしばらく考えると思わず、

「あった!!!」

と大声をあげた。



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現在預かりの白にシールポイントのオス(記事には関係ありません)





ちょっと前にちゃーくんをもらってくれたケンくん


ケンくんのお母さんが去年亡くなった話はしたが、ケンくんはお父さんもすでに亡くしていて、
現在はおばあさんとふたりで、母方の実家に住んでいる。
ところがお父さんが生きていた頃の家が別にあって、そちらが空き家になっていたのだ。
その家はケンくんの家からも私の家からも近くで、2階家で小さな庭もある。
私は以前、興味本位でその家を見せてもらっていた。

空き家にしておくにはもったいない、広い大きな家だった。
ケンくんは「東北大震災で被災した人に一時的に住んでいただくように登録もしたんです」と言っていた。


その家を安く借りられないか、いや、、、ケンくんならきっと貸してくれる、
私は早速かのんさんに、猫を一箇所に集めてお世話をする提案をし、
同時にケンくんに家を貸してくれるよう相談してみた。



もし貸してもらえればこちら側としてはこんないい話はない、
とりあえずボランティアさんとケンくんとで家の下見をすることになり、
私は間を取り持った立場として、その下見の席に同席したのだった。



2011/7/8


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現在預りもう一匹の長毛のメス(記事には関係ありません)



ケンくんの家に集まるのは強引に私の都合に合わせてもらった。

近々バレエの公演があるため、現在週末の夜はすべてその舞台稽古に充てられている。
そこで稽古のない日の夜を選んで皆に集合してもらったのだ。
(それでも現地集合20時半)



===================


さぁ家は申し分ない、ここを貸してもらえるのならどんなにありがたいか、
あとは家を借りるにあたっての条件やら費用やらを、
大家さんであるケンくんと、3人のボランティアさんと相談すること侃々諤々。


そこでなんとケンくんは、家を無償で貸すと言ってくれたのだった。


エっ!


慌てたのは私の方だった。
私がこんな悪条件の話をケンくんに紹介したのも、
ケンくんに対しても多少メリットがあればと思ったからだった。
つまりどんなにわずかでもケンくんへと家賃収入が入れば、お互いがメリットを享受できるだろうと。



そこでの話しはそれだけでなく、
家を追い出される張本人のおじいさんをどうするか、


猫の管理ができないのだからもう猫とは引き離すべきだ、

いやおじいさんに一緒にいてもらわないと無人の家に猫だけ置いては心配だし世話が大変だ、


そんなことまで相談しあうので議論が終わらない。


「ま、ま、今日は遅いのであとは連絡をとりあうということで


と、私が無理矢理その場をまとめて帰ることにした。
現実にもう夜の10時になろうとしていたし、
ケンくんも勢いで言ってしまったかもしれない、もっと落ち着いて話し合うべきだと思ったのだ。



==========================



家を出ると、深夜の住宅街に子猫の鳴き声が聞こえる。


それはあきらかにこれから借りようとするケンくんの家の真向かいにある、
ブロック塀で囲まれた家の庭から聞こえていた。




・・・・・・・・・

「子猫がいるよね・・・絶対この中にいるよね!???」


ブロック塀の下のほうには、小さなイチョウの葉をかたどった飾り穴が空いていた。
その穴のひとつから、子猫の鳴き声は聞こえて来る。

ボランティアをやっている人間が3人もいて、皆確認するのを躊躇している。
私は思い切って、声が聞こえるイチョウ型の穴に手を突っ込んでみた。
グリグリと手をひねっていると、私の二の腕まで穴を通っていってくれた、
そこで肘から手を下に向けると、ちょうどその掌に子猫の感触を掴まえた。


「いる~~~~~」 

 

「出していいの~~~?(泣)」


「だって出すしかないでしょ。そのままそこにおいて置けないでしょ?」
(と先輩に言われる)



掴んだその物体を引きずり出すと、、、、




それはまさにエチカさんのところで見たのとまったく同じ大きさの猫の乳児だった。


「へその緒ついてる~~~~~」


子猫の体温は冷たくなりかけていた。

すぐに行きつけの病院に連れて行きたかったが、時間はもう10時を回っていた。
電話をしても病院はでない・・・普段は遅くまでスタッフがいるのに・・・。



「あたためないとダメだね」と言って先輩が子猫をふところに入れた。
1台の車で順番に家を回って帰ったのだが、車中なぜか子猫は私が世話をするという話に・・・


「じゃけむさん、子猫をよろしく。」

と、手渡される。


「わ・・・・わたし・・???」 



わ、わたしは今日はただ・・・・

おうちを案内するために来ただけなんだけど・・・・




なぜ~~~~~




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2011/7/6

子猫を手渡されて、私の頭の中はぐるんぐるんしていた。


「なんで私が~~~~



とずっと心の中で叫んでいたけれどもどうしようもない。

家に帰って、かのんさんに今日のことを報告しがてら、子猫の処置を相談した。


今日一緒にいたモモさんは、一旦私を家まで送り届けたあと、
夜中に子猫用のミルクを探して走り回ってくれた。

しかし深夜に開いているドラッグストアにもコンビニにもミルクはなかった。



そこでかのんさんや猫を手渡した先輩に言われた通り、
まずペットボトルにお湯を入れたものにタオルを巻いて湯たんぽを作り
ミルクの代わりに豆乳にはちみつを入れたものを注射器で飲ませることにした。


はちみつ豆乳ミルクは、少しだけ口に流しむと、それ以上はいやいやされて飲んでくれなかった。
その代わり子猫はペットボトルにしがみついてスースーと寝てくれた。


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私の見立てによるとどうも男の子のようだった。
尻尾が「チョロギ」のようにクリクリッとうねっているので、
私はその子に、

「チョロくん」

と名前をつけることにした。



かのんさんは病院のスタッフさんに連絡をとってくれて、
明日の朝、開院前に連れていっても預かってくれることになった。


スースーと寝てくれたチョロくんを見ながら、とりあえず緊急事態は脱したとは思ったが、


この子はいずれ自分が預かることになるのは間違いない、
今日はとんだ災難だった、という気持ちはぬぐえなかった。


はぁ~~~またこんなチビ助をお世話するのか、
でもしばらくは病院に預かってもらえるし、
それまでに今いる子猫を里子に出してしまわないとならないぞ、

そう思うとどんよりとした気持ちになった。




そして翌朝、出勤前に自転車を走らせて、チョロくんを病院へ預けたのだった。




========================





しかしそれから4日後、




病院から連絡があったのと、それに気づかず私が病院に行った日に、

「すみませんけむさん、あの子ダメだったんです

と聞かされた。



結局チョロくんの命はつながらなかったのだ。





私は病院のスタッフさんに自分の最初の処置が悪かったのかと聞いてみたが、


多分親が産みっぱなしにして初乳も飲んでいなかった、
ミルクを全然飲まなかったからだと説明された。






あの夜は生命力ある子だと思ったのに・・・

災難だなんて思ったから神様が助けてくれなかったのか・・・


複雑な気持ちだった。




私はチョロくんに「ごめんね」と言って、
その小さすぎる身体をひとなでしてお別れをした。





===========================





エチカさんのところのへその緒トリオはどうなっただろうか。


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・・・3匹はエチカさんの必死のお世話で順調に育っていた。

やっと目が見えるくらいになっただろうか、
まだ耳が丸くて猫らしくなっていない、かわいいというにはややはばかるが。(笑)




みんな、チョロくんの分までがんばって育つんだよ。


2011/7/10




ケンくんの家では具体的に猫達を迎える準備を始めていた。



きれいな家ではあったが、今まで空き家だったため家の中には土足であがってる状態だった。

とりあえず家の中の拭き掃除、
猫達を入れるゲージの組み立て、
猫トイレやフード・水のお皿などの備品の買出し、、、



なにしろここの家を猫専用のシェルターハウスにしてしまった発案者が私だ、

あとはよろしく、というわけにもいかず、
できる範囲でのお手伝いを申し出た。



おじいいさんの家では、猫20数匹に対して家の中にはトイレが1個しかなかったようだ。
すべての猫がきちんとトイレで出来るかどうかもわからないため、
とりあえず手術の済んだ子はすべてゲージにいれることにした。


猫達は避妊去勢手術がされるたびにこの家に連れてこられ・・・

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部屋にはだんだんゲージが増えていった。

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猫達には名前がなかった。
ゲージにつけられた番号で呼ばれていたが、かのんさんが、
「名前がないと不便だねー」というので、


「じゃあ私が名前をつけてあげる」

と、猫達の名付けを買って出た。



ゆいいつおじいさんが一緒に寝ていた猫が「ふたちゃん」

ふたちゃんはたまたま2番のゲージに入っていた。



それならばと、



すべてゲージの番号で名前をつけることにした。


1番 ♀ チョコ(チョコレート色をしていたので)

2番 ♀ ふたちゃん

3番 ♀ ミミ

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ふたちゃん(左)とミミちゃん(右) うりふたつの2匹

4番 ♂ シロウ

5番 ♂ ゴン

6番 ♂ ロク


110718 023 ゴン


110815 020 ロク


7番 ♀ ナナ

8番 ♀ やよい

9番 ♀ ココ(9=ここのつだから)


よ~し、ちょうどいい具合にオスメスの名前が番号にマッチしてるぞ。


10番 ♂ テン(英語です)

11番 ♂ ムサシ(士=さむらい=ムサシ)

12番 ♀ グレコ

グレコはゆいいつグレーの色の子で、皆から「グレー」と呼ばれていたのでそのまま「グレコ」にした。

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シロウくん


110824 004
 グレコ



そう、おじいさんのところの猫はすべて長毛種だった。
顔も皆そっくりで、まんまる目が特徴だ。

おかげで子猫達もすべて長毛で気絶するほどかわいらしい。
子猫の里親さんは、苦労せずに見つけられるだろう。


しかしこの成猫達のお世話と里親探しは簡単にはいかない。
まだすべての猫を連れて来たわけじゃない。
(成猫は20匹以上いる)


最初はかのんさんモモさんがふたりで交代に猫のお世話に通った。
ふたりともフルタイムではないが、仕事を持っているし、
ふたりとも普通の家庭の奥様なので、家には家族もいるし飼い犬や飼い猫もいる。


猫の家ではゲージごとにご飯、お水、トイレのそうじをするわけだが、
それ以外に体調の悪い子への投薬などもあり、
ひとりでひとおおりのことをすべてやると2時間はかかってしまうという。

あまりに気の毒で、
「バレエ公演が終わったら必ずローテーションに入るから」
と、、、

言わずにいられなかった。



それでもこれから毎日、朝晩、無人の家に通うのは大変なことだ・・・





ゆいいつの救いはこれ以上猫は増えないということだった。


少なくともこの「猫の家」に限って言えば、
終わりがある仕事になる。

それを励みにがんばるしかないのだ。



2011/7/19


※今週末バレエの公演を控えているので、今週いっぱいはブログをお休みします。
 バレエ公演が終わったら、猫の家のお世話のローテーションに入ります。
 「多頭飼い崩壊事件」はまだ片付いていませんが、一旦これで終わりにします。



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