7月30日(土)、7月31日(日)
日本平舞台芸術公園「有度」

演目 : 「ZYO HA KYU(序・破・急)」    「夜叉 (夜叉ヶ池より)」 


今回もまたお天気が心配な両日。
土曜日は昼から雨が降ったりやんだり・・・・

110801 005


15時には上演の決定をしなければならない。
ナンデモ下界では大雨注意報が出たとか・・・・で、やむなくこの日は公には上演は中止。
ただし、「公開ゲネプロ」という形で夜は時間通り上演することに決めた。
つまり、開演時間になって雨がやんでいたら、来たお客様には無料でゲネプロを見てもらえるという判断にしたのだ。

※ゲネプロ=すべて本番同様に行うリハーサルのこと。



でも夕方になると雨は一層強くなり・・・


110801 007


110801 006


中止=延期になると、月曜日に本番が繰り延べされる。

月曜日・・・仕事休めないんだよな・・・・
でも自然には逆らえない、自然だけはどうにもできない。



110801 008

誰かがつくったテルテル坊主もむなしく・・・・



110801 009

ファンキーな顔のテルテル坊主だった・・・
(レディガガをイメージしたそうな・・・)

土曜日の公開ゲネプロは雨の中、かっぱを着て踊る。
でもお客様がいました・・・10数名ほど・・・かっぱでも真剣に踊る。







今回の「夜叉」という作品について少し。


これは泉鏡花の戯曲で、
岐阜県に実際にある「夜叉ヶ池」にまつわる話を今に伝える昔話のように書かれている。



(あらすじ)

三国ヶ嶽の麓(ふもと)の里、龍神が住むという夜叉ケ池。
日に三度鐘をつく掟を破れば、村はたちまち全て水の底に沈むという。

諸国を旅する学者僧、山沢(やまざわ)学円(がくえん)。
彼がこの里で出会った鐘守りの男は、行方不明の友人、萩原(はぎわら)晃(あきら)だった。

再会を喜び、共に夜叉ケ池へと出かけたその時
晃の妻百合(ゆり)は、かんばつに苦しむ村人に、
雨乞いのいけにえにと迫られる。
追いつめられて命を落とした百合を抱き、晃は鐘の掟を破る。

村が水に飲み込まれるたまゆら、一人残った学円は、
池の主、白雪姫と妖怪変化の曲馬団、
その道行きを垣間見る。






今回うちの先生がこの「夜叉ヶ池」を題材に作品作りをしようと決めたのは、
去年の夏のSPACの舞台が終わってからのこと。

年が明けた3月にあの東北大震災があり、
あまりにも震災がこの作品に重なったため、一時違うものに変えようかと考えたが、

この作品に向き合ううちに、むしろ今年でなければできないと思うようになり、
上演にこぎつけたという。




泉鏡花の本文の一説にあるくだり。


昔、人と水と戦って、この里の滅びようとした時、
越(えつ)の大徳泰澄(だいとくたいちょう)が行力(ぎょうりき)で竜神をその夜叉ヶ池に封じ込んだ。
竜神の言うには、人の溺れ、地の沈むを救うために、自由を奪わるるは是非に及ばん。
そのかわりに鐘を鋳て麓に掛けて、昼夜に三度ずつ撞鳴(つきな)らして、我を驚かし、
その約束を思出させよ。
我が自由のためには、世の人畜の生命などものの数ともするものでない。
が、約束は違えぬ、――その誓を思出させようとするために鐘を撞く事を怠るな。
一度でも忘れると、たちどころに大雨、大雷、大風とともに、夜叉ヶ池から津浪が起って、
村も里も水の底に葬って、竜神は想うままに天地を馳すると――


・・・・・・・・・・・・・


ここに「津波」って言葉が出てくるんです。。。



この物語が、今に伝わる本当の伝説であるとしたら、

私達は鐘を撞くことを忘れたのか、

だとしたら鐘とはなんだったのか、

そんな風に思ってしまう。




7月31日の日曜日は土曜日に来れなかったお客様も入って会場は満員御礼。

お天気もまったく心配なし。

110801 010



見に来てくれた皆様、ありがとうござました。

(覚書)
ひでみん
イタさん
戸塚さん(お友達と)お花すみません。
加藤さん(お友達と)
小野さん
矢澤さん
ソノダさん
カネコちゃん、マナちゃん、土曜日中止になってゴメンね!
アライさん、土曜日残念でした。

川島、ひろみ、しのぶ、しほり、あさの→いつもお花ありがとう。

KZちゃんお花ありがとう。




月曜日の公演が終わってやれやれで、深夜、家で洗いものをしている時、



じ・・・地震が・・・・




こ・・・こわかった~~~~ (駿河区震度5弱)




もしや竜神が空へ帰っていったのだろうか・・・・と、思えて仕方がなかった。




2011/8/1
スポンサーサイト

リオがいなくなった実家では、もうすっかりそらちゃんが「うちの子」状態。


妹と姪っ子は毎日そらちゃんと遊びたくて実家へ立ち寄る。



「そら~~~」と名前を呼べば飛んでくるし、

ご飯の時は肩乗り猫になるそらちゃん。



20110707182300.jpg

姪っ子からもらった写メ。


か・・・かわいい・・・・・・  




しかしもう月齢は4ヶ月ほどになっていた。
かわいい盛り(2ヶ月から3ヶ月)はとうに過ぎてしまっている。

もともとそらちゃんを頼んできたエチカさん本人は、乳飲み子トリオのお世話でいっぱいいっぱい。



そのうちそらちゃんを差し置いて、「うちの子達」と言って3匹の里親の心配をし出す。


正直イラッとして、

「エチカさん、その子達より先にそらちゃんの心配してくださいよ、
 そっちの子達の里親探しはまだまだ先でいいでしょう?
 うちではそらちゃんを預かっているけど里親さんはエチカさん達が探す約束じゃないですか。
 うちに預けてるのをいいことに、そらちゃんのこと忘れてないですか?
 これじゃあそらちゃん1匹取り残されて、、なんだかかわいそうです、
 そらちゃんもう4ヶ月ですよ!」




と・・・詰め寄り・・たいところをぐっとこらえ・・・・


「もう少しそらちゃんのこと気にかけてあげてくださいよ~」と促す。




エチカさんが専業主婦なのは、若い頃からもともと職業が持てない人だからだという。
どんな仕事も自分のペースでやるのが精一杯で、他とペースが合わせられない。

今は去年からやっている民生委員の仕事と、

例の3匹の乳飲み子のお世話以外のことは受け付けられないのだ。




私はそんな状態にすでにしびれを切らし、新聞に2回ほど掲載したのだがなんの成果もあがらなかった。

一度は隣町のご家族からお電話を頂き、
1週間後にお見合いというところまで話しがまとまったのだが、
その2日後にご主人が事故にあったとかでその話は白紙になった。



「じゃあもう1回新聞に出してみようか・・」とあわててエチカさんが言った。



私はエチカさんにもっとそらちゃんを気にかけて欲しかったのだ。

私が焦るばかりでどうにもならない、そらちゃんはあくまでもエチカさんの猫だからだ。






ところがそんな話をした翌日、前回の新聞掲載から時間が経っていたが、
古い週末の新聞を見ただろう人から電話があった。

その人は本当はメス猫を希望していたようだったが、
話をするうちにオスでも問題ないことがわかり、
私が「いい子がいますから一度会ってみませんか?」とすすめると、
すぐに会いに来てくれることになった。

幸い実家から近い町内にお住まいで、仕事中の私は大急ぎで実家の母とエチカさんに連絡を取り、
その人とのお見合いの段取りをしたのだった。





果たして。







そらちゃんは無事にそのお宅にもらわれることになった。


110718 004



いちばん喜んだのは、そらちゃんを最初に保護した餌やりのSさん。



そして・・・





そらちゃんは本当におっとりとした性格の良い子だった。

なんの不安もないすばらしい里親さんの元にもらわれることになって、
これで実家の母や妹の愛情も報われたと思った。



実はわが妹は、

「お試しがうまくいかなくて帰ってくればいいのに~」

などとバカげたことを言って、そらちゃんが戻ることを待ち望んでいたが・・・・



そんなわけがない、
家中飛び回っていたずらして、カーテンまで登って破かれても、
そらちゃんは帰ってこなかった。




エチカさんは、

「ほんんっとにいい里親さんだったよ、もしそらちゃんがダメならうちの子をもらって欲しいくらい。」
とのたもうた。



うちの子だと!?



そらちゃんだってうちの子だろうがぁ~~~~~!!!!!




・・・とは言わず、



ただただ本当によかったと喜び合った。

そしてそらちゃんがいなくなると同時、今度は人馴れがイマイチな「マロンちゃん」を実家に連れて行き、

「おかあさんっ!オネガイッ!」と拝み倒す。



母は毎日家にいるし、妹やら姪っ子が遊んでくれるし、
なれない子を馴らすのにちょうどいいんだよなーーーー



110801 001 110801 002

抱っこさえすればゴロゴロ大音量のマロンちゃん




里親探しはまだまだ続く。

2011/7/28

8月7日の日曜日はいつもやっている市の公共施設の会議室を使っての譲渡会だった。


110808 015


110808 016


110808 017


110808 013


私達の譲渡会は、個人のボランティアさんの集まりをグループ化させ、そのグループで運営している。

その中でも、たくさんの猫を抱え何人かの仲間と自ら会を立ち上げた人がいて、
私達のグループから枝分かれし、譲渡会も別の団体として登録・運営することになった。


つまりいつもの公共施設での譲渡会開催グループがふたつに増えた、ということになる。




それは単純にレスキューされる猫が増えたということになるが・・・

以前も書いたように、猫が欲しいという人も増えなければ、需要と供給のバランスはとれなくなる。




この日は24匹の参加。

うちの2匹も参加。



110718 012


長毛のグレートラ柄が「レミちゃん」

きれいなブルーアイで、白にシールポイントの柄が「マロンちゃん」。



マロンは母のところで預かってもらった成果があって、多少人懐っこくなった。
抱っこすると必ずゴロゴロ大音量。

レミは見た目かわいくて人気があるのだが、
これで人懐っこければなぁ~


譲渡会では2匹は水も飲まずに、トイレにすっぽりと入りっぱなしだった。
さすが臆病モノの2匹・・・・




この日の譲渡会では、お客様は極端に少なかった。
公共施設という場所もよくないのかもしれない・・・ここ、あまり知られていないからなぁ。


レスキューの団体も増え、猫も増え、
譲渡会会場も場所を変え、もっと人が集まるところを探した方がいいのかもしれない。




お客様は少なかったが、その割りに譲渡が決まった猫が7匹。
確率的にはかなりいい。

なによりも・・・

3本足で処分寸前だったはる君、この子の里親さんが決まった!

・・・といっても仲間うちだったが。

110808 018


はるくんもトイレにスッポリだったけど・・・良かった良かった。





そしてマロンちゃんもお試し決定

それまでにもう少し母のところで家猫修行をしてもらおう。


2011/8/7

以前ルカちゃんをもらってくれた「カクタさん」というお宅から、
ルカちゃんが帰って来た。


過去記事はコチラ→カクタさん 
ルカちゃん
正式譲渡 
          



カクタさんの奥さんは家の中を片付けられない人で、あの時はそれが問題かのように思えたが、
帰って来る原因は他にあった。




奥さんは例のあの調子で、時々私の携帯へ電話をしてきた。

電話の内容は、

「ルカちゃんが牛乳を欲しがるんですがどうしましょう」

だったり、

「ルカちゃんが外ばかり眺めているんですけど、出たがっているのかしら」

だったり、


いつもどっちでもいいような内容で、こっちの仕事中もおかまいなしで驚かされたが、
まーそういった質問をしてもらえるのはありがたい、可愛がってくれている証拠だと安心していた。



ところが旦那様とルカちゃんの相性が悪かったのだ。
ルカちゃんが一度粗相をしたのを旦那様が叱ってから、
ルカちゃんが旦那様を怖がり、二度近寄らなくなってしまったのだった。

その裏には旦那様の性格にも問題があるようで、、、

私達と話をする時は、カクタ似の顔に似合わず、
あの子供っぽい奥さんをやさしくフォローし、話しのわかる旦那様といった様子だったのだが、
その実、影では奥さんにキツイことを言ったり手をあげたり、
別の顔に豹変しているとエチカさんが言うのだ。



「たぶんルカちゃんを叱った時も、よほど怖い叱り方をしたに違いないよ」(エチカさん予想)


「ルカちゃん今でも毎日怖い思いをしてるに違いないよっ」(エチカさん談)


「一日も早くルカちゃんを引き上げた方がいいよっ」(エチカさん推奨)





以前カクタさんのお宅に猫をお世話したボランティアさんで、野花さん(仮名)という人がいる。


野花さんはカクタさんのことを「定期的に訪問して猫の様子をみないといけないお宅」と表現し、
近所に住んでいる野花さんが、その役を担っていた。
実は2匹目の猫も野花さんがお世話するつもりだったのだが、
ちょうど野花さんのところに猫がいなくて、カクタさんが他の猫を探し、私の方へとたどりついたのだった。




エチカさんと野花さんは、ルカちゃんを一日も早く取り戻した方がいいということで意見が一致し、
私もふたりに説得される形でそれに同意し、
野花さんが別の猫をお世話するからと、しぶる夫婦を言いくるめ、
カクタさんの家へルカちゃんを取り戻しに行ったのだった。

しかしカクタさんの家ではどうしても猫がいないとならない理由があったのだ。


「次の猫はいつ頃連れてきてもらえますか?」


「それはまだわかりませんが、少なくともルカちゃんを返していただいたあとになります」


「・・ではとりあえずそれまで、猫をレンタルすることはできませんか?」


「・・・・・・・・・・・」





そこまでカクタさん夫婦が猫を欲しがるのは、


寮生活をしている小学校5年生の息子さんのためだった。


今度の週末、息子が家に帰ってくる。


その時に猫がいないとどうしても困るというのだ。





その言葉から私達は想像することができた。

猫がいないときっと息子は大暴れするのだろう・・・

そしてあの旦那様でさえ手をつけられなくなるのだろうか・・・



カクタさん家族は普通と比べたら少しおかしいのかもしれない。

でもそれを猫が取り持っていた。

猫がそんな役割を果たすこともあるのだ・・・・






結局レンタル猫は野花さんの飼い猫があてがわれることになった。


ルカちゃんはカスミ荘のママのところへ帰っていった。


110815 004


ところがルカちゃん、ママの家でまったくご飯を食べない。


「困ったわ~~~もう4日も食べないのよ。明日も食べなかったら医者に行って点滴してもらわないとならないかしら~~~」

ママがそう私に連絡してきた。



「この子捨てられたと思ってるんじゃないの。かわいそうねぇ・・」




ルカちゃんはデリケートで繊細な猫だった。

ママの家にいる他の猫にも威嚇するばかりで、まったく馴染めずにいた。


ルカちゃんがカクタさんの家にいって3ヶ月半、
カクタさんの奥さんはルカちゃんを愛してくれていたのだ。


それなのに人間の勝手な都合で、あっちへやったりこっちへやったり、
私は本当にルカちゃんに申し訳ない気持ちでいっぱいだった。


ルカちゃんには必ず別の里親さんを見つけてあげよう。
ルカちゃんは本当は人が大好きなんだ。
ルカちゃんが穏やかにのんびり人と一緒に暮らせる、
そんなおうちを絶対探してあげよう。



ルカちゃんは5日目にやっとママが手移しであげたご飯を口にした。


2011/8/12

残念ながらもう一匹、、、



うにちゃんが帰ってくる。 ガックシ



うにちゃんは月齢がいってから保護したため、人馴れの途中で里親さんに引き渡した子だった。
うにちゃんの姉妹猫のメイサちゃん(現在リンちゃん)は、
里親さんのもとでなんの問題もなくやっているというのに・・・

でも、うにちゃんはうまく懐かなかったようだ。


過去記事→うにちゃん①
うにちゃん②



よく猫の性格について聞かれる。


男の子がいいか、女の子がいいか、

性格がよくて飼いやすいのはどっちか、



そうすると私はいつも、

「個体差なので性別は関係ないです。」

と答えている。


うにちゃんの里親さんはひとり暮らしのえつこさん。
えつこさんはショップの店員さんで、
最近仕事が忙しく、家にいる時間も少なくなり、
それでうにちゃんとは急速に疎遠になってしまった、ということだった。


その前にえつこさんから、どうしてもうにちゃんが懐いてくれないと相談を受けた時、



「正直なところうにちゃんともう少し頑張ってみようという気持ちはありますか?それとも返したいですか?」

と尋ねてみた。






猫を懐かせるコツはなにかと聞かれたら、私は、

「ひとことで言えば執着です」

と答えている。


この「執着」という言葉は、ネット内のニュース記事の中で目にした言葉で、
その記事は確か、犬?狼?に育てられた子供のことを書いてあった。

赤ん坊の時から野生動物に育てられた人間は、人を怖がり、本当の獣のようになってしまうという。
その子供へと、いちから人間らしさを取り戻すための教育をしたことが功をなした、というような内容だったと思う。

その記事の中に、この成功は子供の世話にあたった介護士さんの「執着」のおかげだ、と書いてあったのだ。



この時私は「そよちゃん」のことを思い出していた。
あんなに人間嫌いなそよちゃんが、里親さん宅でおにいさんにだけベッタリになったのは、
おにいさんのそよちゃんへの「執着」のおかげだった


その時もえつこさんにそうアドバイスしたのだったが-----





えつこさんは、

これ以上うにちゃんを飼っていけないと思っています。

私が猫に対して、うにちゃんに対して、
執着できず仕事ばかりになってしまっています。

ペットを飼う難しさがよくわかりました。



そう返事をくれたのだった。。。






かくして帰ってきたうにちゃん。

長毛で相変わらずのグリーンのまんまる目、しっぽはふわふわの美しい猫だった。

110822 012


でっ・・でも・・・・

こ・・・・こわい・・・・・ 



110822 013  110822 014

完全に耳倒れてます↑↑↑



うにちゃんが帰ってきたらなんとか私が手なずけて、秋の譲渡会に出してみよう、
などとぼんやり考えていたが・・・


体が倍になって、力もある今のうにちゃんの怒った時のコワイこと!  



うにちゃんもカスミ荘のママのところから来た子だった。
こ、これは猫小屋行きかなぁ~・・・





ところがそれをエチカさんに言うと、

「大丈夫だよ、ゲージに入れてご飯で釣れば慣れてくるって」



そ、、、そんなぁ~~~~


う、、うにちゃん、噛むんだもん・・・・




リベンジしたい気持ちはある。

でもそれに対する苦労を考えると・・・・




弱腰になっているわけじゃない、

一度にできないだけさ。





うにちゃんは一旦カスミ荘へ帰って行った。



2011/8/18

例の「多頭飼い崩壊現場から救出した猫達」を運び込んだ家では、
当初、かのんさんとモモさんのふたりが交代で猫達のお世話をしていた。

ふたりとも旦那様も子供もいる普通の家庭の主婦で、昼間はパートで仕事もしている。




無人の家で、しかもゲージの中に入れっぱなしの猫は、少なくとも朝晩様子を見に行かなければならない。

それをたったふたりでやっているとは、、、それが相当な負担であることは容易に想像できた。




「舞台が終わったら」という約束で、7月はお手伝い的に、誰かがいる時に行ってお世話の仕事を覚えた。


やっと今月になって私もローテーションに入るからと、家の合鍵を作ってもらったのだ。




110822 002

110822 003


なにが大変かって、猫達がみんなゲージに入っていることだった。


たとえば6畳の部屋に10匹の猫がいるとしたら、通常は大きなバケツトイレを3つほど用意すればいいものを、
それぞれゲージに入っているとなるとトイレの数は10個になる。
お掃除するトイレも10個になるわけだ。

さらに6畳の部屋をお掃除すればそれで済むものを、10個のゲージを掃除しなくてはならない。


ご飯は10個用意するにしても、水だって1~2個あれば済むものを10個用意しなければならないし、、、


とにかく猫達がゲージに入っていることが、仕事の量を数十倍にしていた。




更に更に・・・・

今までとまったく環境の異なった場所に連れてこられた猫達は、
そのストレスのせいか、もともと健康管理など一切されていなかったせいか、

くしゃみをする子、目がくしゅくしゅしている子、下痢の子、ご飯を食べない子が続出。
それらの猫達にそれぞれの症状に合わせて薬を飲ませないとならなかった。


110822 001



猫達は最初は皆怯えて、威嚇したり、手を出したりしたので、
目薬をさそうとするものなら傷だらけになったりした。→目薬はあきらめる


その代わり飲み薬はウェットフードに混ぜればなんとかなるので、
全員のご飯を配る前にお薬の入ったフードを配るのだが、、、、



ええ~~~~と、下痢の薬が4、6、8、9、11、22、23、24番ね・・・



    


ああっもうっ!
  (イライラしないイライラしない)


そ、、それから食欲不振の薬が14番と17番、腎臓のお薬21番~・・・・



↑↑↑
これが大変。



あとは下痢の子のトイレのお掃除が涙。


トイレの容器の周りにまでウンがこびりついていて、普通ならゴム手袋してお掃除したいくらいだが、
この家にはゴム手袋なんてなかった。
あってもそんな暇はない。

素手にぞうきんでゴッシゴシ。



・・・・・・・・・・・

ああ、人間の手ってすばらしい。

どんなにきたないものをさわっても必ずきれいになる、

その指でまたご飯を食べられるんだから!






お掃除しながら汗がポタポタと流れて落ちていく。
頭の中ではある歌が流れていた・・・・


 片手に ピストル~~~

こころに~花束~~~~

くちびるに火の酒~~

背中に人生ぇいを~~~~

ああ~ ああ~ ああ~~~あああ~~~~~




(沢田研二「サムライ」より)






私の場合片手にぞうきんだった。



2011/8/14




ボラ仲間の先輩で、猫カフェのオーナーをしているハッチーさんが、
先日会話の中でこんなことを言っていたのを聞いて驚いた。


「子猫であれば100%里親さんは見つかります」 byハッチー



傍で聞いていた私は
100%だなんて・・そんな断言できるものだろうか・・・・?!

と慌てたのだが、




よくよく考えると、確かに特別な問題をかかえた子で里親探しをあきらめてしまわない限り、
私が保護した子猫達もすべて里親さんが決まってきた・・・・






先日の譲渡会で里親さんが決まったマロンちゃんも、
最初は人慣れができていなくてどうなることかと思ったが、

お菓子のようなクリーム色がかった白いふわふわの毛と、
何よりも美しい濃いブルーの瞳で、
すでに4匹の猫を飼っている里親さんが、
「これで打ち止め」とマロンをもらうことを決めたのだった。(笑)


110815 002

110815 003
お届けの前日、母に手伝ってもらってやっとお風呂に入れたマロンちゃん。


マロンちゃんは「キルアちゃん」になった。

「キルア」というのは里親さんが大好きな漫画の主人公の友人の名前らしい。







そしてマロンより更に懐くのに時間がかかったレミちゃんも・・・・

奥さんが「子供の頃からずっと猫のいる生活だった」と言う若いご夫婦が、
遠方よりわざわざお見合いに来てくれて、
是非レミちゃんを、と決めてくれた。





思えばレミちゃんはうちに来たばかりの頃検便でコクシジウムが出て、そりゃー苦労した。

コクシジウムはなかなかしつこい寄生虫で、薬を飲ませながら週に1度ずつ検便をし、
3週続けて陰性であればやっと退治できたことになる。


それがまた苦いお薬で、その薬を飲ませるとレミちゃんはいつもヨダレをだらだら流し始め、

そのうち薬を口に入れるのでさえ激しく拒絶するようになり、

何度指を噛まれたかしれない。 




治療に神経質になるばかりに、
ムキになってなにがナンデモ飲ませようとした時はイヤというほど噛まれ、

「イタイ、イタイ、イタイったら~~~~~!!!」


110822 021



さらに薬も使いものにならなくなって、
痛さと悔しさでおとなげなく大泣きしたりしたこともあった。



あんたなんてひねりつぶすことだってできるんだからねっ!

なんでお薬飲まないのよっ!



↑↑↑

子猫相手に・・・ 人間ができてないったら・・・・ 



(ちなみに苦いお薬はオブラートでくるみ、
喉の奥に突っ込む時も指を入れるのでなく、スプーンの柄など道具を使えばよい・・のです)







そんなレミちゃんも、

今は私と距離は保ちながらいつも見える場所にいる。

110830 018 ハンモックからずり落ちそうに眠るレミちゃん


捕まえようとすると逃げるくせに、

ご飯の催促をする時には足に絡み付いてくる。



かわいらしい声で鳴きながら。




「100%里親さんは見つかる」




週末レミちゃんをお届したら、また新しい子猫が来る。



2011/8/28




最新記事