私は次の休みの日、連絡をくれたお宅へ行くことにした。

最近自分の車には常に小さめのゲージが乗っている。
月に一度の譲渡会に使うのだが、乗せたり降ろしたりするのが面倒で入れっぱなしなのだ。
ブルーシートも乗っている。
すっかり「猫仕様」になった私の車・・・子猫を連れて来る時も、このゲージに入れればいい。



実は「子猫5匹」の話しを聞いてから、
愕然としていつものボラ仲間に愚痴ともなく情報を入れておいた。

すると猫カフェをやっているハッチーさんから、

「今カフェのスタッフも足りないし」と、

そのうちの2匹をお店で預かってくれると申し出てもらえたのだ。


あ・・・ありがたい~~~~ 

5匹なんてぞっとするけど、3匹なら「なんだかイケそうな気がする~~~」(ちょっと古い)



そのお宅~Sさん~は、ご夫婦ともどもいい人なんだけど、
生活はそれほど裕福そうではない、
猫も好きでかわいがってくれるけど、飼い方は雑然とした感じだ。
私はあの乳飲み子の茶トラちゃんを、お世話も含めて飼ってくれると言われ、
当時手放しで喜んでしまったのだ。
飼い方の多少の雑さは目をつむってしまった、
そのしっぺ返しをくらったのだと思った、、、自分の甘さを反省した。

Sさんが1匹を手元に置くというので仕方なく、

「今はまだミルクを飲ませたいかもしれませんが、少なくともあと1ヶ月の間には必ず避妊手術をしてくださいね!」
と約束させ、5匹を預かってきた。


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おかあさん猫


おかあさん猫はSさんの職場に3匹兄弟で捨てられていた猫で、
そのうちの1匹をSさんが引き取ったのだという。



その足ですぐにハッチーさんの猫カフェへ向かい、


2匹を置いて残りの3匹をうちへ連れてきた。

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さすが生まれた時から人間といた猫のなつっこさ。



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子猫は片時もじっとしていない。
あっちにじゃれる、こっちにじゃれる、3匹でプロレス噛みあいふざけあい。


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顔そっくりな上に柄も似てる・・・おお・思うように区別がつかん!



本当は子猫なんて産まれて欲しくない、子猫なんていないに越したことはない、、

でっでも・・・

いるとかわいいんだよな~~~~~(≡∇≡)>


この時ばかりはこのボランティアをしている人間の役得だ。

「どうちまちたか~~~ケンカはだめでちゅよ~~~~

とかなんとか言っちゃって子猫にメロメロ


ハッチーさんが「今は子猫がいない時期だからすぐに飼い主さん見つかりますよ」と言ってくれた。


性格もバッチリ、野良じゃないから手入れしなくてもきれいだし、
おとうさん猫はチンチラだというので、毛はやや長めでふわふわ。
しっぽもまっすぐ、顔も美形、、、うん、すぐ見つかるだろうな。


だけど里親さんになってくれる人の数には限界がある。
そのために猫の数は少ない方がいいんだ、
1匹でも少ない方がいいのに・・・


子猫のかわいさにデレデレになる自分が腑に落ちない。
ともかく、、、子猫の季節のスタートだ。



2012/4/1

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3匹の子猫の里親さんを見つけるのに時間はいらなかった。

新聞広告に出せば一発だ、と思いながらも仕事に追われているうち、
ハッチーさんから早速子猫が欲しい人の紹介をいただいた。

「条件はクリアしてます」

仕事の合間、バレエのお稽古の合間をぬってそのお宅に子猫を見せに行くのに、
先日の暴風雨の中を出かるしかなかった私。。。


なにもこんな日に出かけなくても・・・・


しかも運悪く、雨風MAXの時間に運転ちゆう~~~


・・・・・・・・・・・・・・・・


まるで沸騰した水の中を走っているような・・・今まで見たことのない世界でしたー



おかげさまでお見合い成功、まぁこんなかわいい子猫を見て気に入らない人はいないだろう。

ハッチーさんから、
「新聞広告出さなくてもネットだけで決まると思いますよ」と言われ、

半信半疑で新聞広告も取り下げておいたら、

その翌日には本当にネットからの希望者があり、残りの2匹もあっさり決まってしまった・・・


「ハッチーさんの言う通りや~~~」





この子達は病院で健康チェックも受けていない、ノミや耳ダニもない、
ウンチもいいウンチしてるし、ちょっとばかり目がパシパシしていたのは、
常備していた目薬であっという間にきれいになってしまった。


一生懸命病院に連れて行って治療をして、ゲージから人馴らしをして、
譲渡会に出したり、何度も新聞広告出したり、
そうやって苦労して里親さんを探してきた今までの猫と、
いったい何が違うんだ~~~~~!!!



それは猫の月齢とタイミング。

う~んなんか腑に落ちないぞっ!(往生際が悪い)





しかしあまりにもあっという間に子猫がいなくなり、何だかさみしいったら・・・・

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やっと名前もつけたのに~~~ 2匹の女の子「イネ」と「ニコ」


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いちばん甘えん坊だった男の子の「ボク」ちゃん。


ボクちゃんは、中学生の息子さんのいるおかあさんにもらわれ、
その男の子が名前もつけて一生懸命お世話しているのだという。

名前は「幸村」(ゆきむら)・・・・・・・戦国武将系だなぁ。


今までいた猫が19歳で他界したというので、
その息子くんにとっては初めての子猫ということになる。
息子くんのかわいがりようが微笑ましいと、嬉しそうにおかあさんからメールをいただいた。




おかあさんと離れさせてごめんね、

みんなバラバラになっちゃってごめんね、

でもあんたたちの幸せは保証されている、、、元気でやるんだよ!



2012/4/5





ちなみに、

2年前、Sさんがもらってくれたあの乳飲み子は、
Sさん夫婦に育てられすくすく育っていった。

奥さんは韓国の人で、子猫は「モンナニ」という名前がつけられた。

韓国の言葉で「ぶさいくでかわいい」という意味だと、奥さんが教えてくれた。



一ヶ月後のモンナニ

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三ヶ月後のモンナニ

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モンナニ・・・なんてかわいい子になっただろう。


茶トラの毛はふわふわしていて少し長めなんだろうか。。。


Sさんは隣町だったので、何かついでがあるとSさんの家へ寄らせてもらって、モンナニの成長を見せてもらった。
いやモンナニに会うために用事を作ったというか。




そして今回子猫を連れに行った時も、もちろんモンナニに会ってきた。


現在のモンナニ。

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あーやっぱりこの子は長毛の血が混じっていたんだ。



猫なんてみんな同じような顔をしているようだけど、
そんなことはない、ちゃんと小さい時の面影そのまま残っている。

なんだか嬉しくなる・・・モンナニ元気で良かった。




~モンナニの成長記録~

先月の譲渡会は市のマラソン大会があって、会場がマラソンコースに思い切りはまってしまい、
そのせいか客足が悪かった。


今回の譲渡会も春のおまつり(静岡まつり)にかぶってしまった。あーあ


参加の猫達は成猫9匹という少なさ。子猫は1匹もいない。
でもそれだけ保護猫が減ったということだ。

ひとりでもいい里親さんが来てくれれば、、、1匹でもおうちが決まれば、、、
そう思って譲渡会を開催。



毎月やっているから会場の設営は段々手慣れたものに。

私は9匹のうちの4匹を連れてくるため、朝から車を走らせた。
その間他のメンバーが会場の設営をやってくれている、
保護猫のいないメンバーもお手伝いにかけつけてくれる・・・ありがたや、ありがたや。


今回参加の猫達

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うちの実家でかれこれ半年以上も預かっているチャロ(右下)は、
相変わらず臆病もので、たまに私が実家に顔を出すと恐怖におののいたように逃げ回っていた。

しかし母が言うには、

「最近ちゃーちゃん変わったよ。自分から膝に乗ってくるようになった」らしいのだ。


半年かかって膝に乗ってくるようになったか・・・うーん、どうやって売り込もう・・・




以前ハッチーさんのブログでチャロの写真を見た人が、チャロを気に入って連絡をくれことがあった。

しかしその人はなんと「岩手県」の人。

ハッチーさんから「遠いからお断りですよね」と聞かれたが、
私はそんな遠くから連絡をくれたことに逆に興味を持ち、メールでお話しさせてもらった。





チャロはなつっこいかわいい性格とは言えない、
でも容姿はすこぶるかわいかった。

長い尻尾、アシンメトリーの顔の模様、四足の先っぽは白く「しろたび」を履いている猫だ。
妹はチャロのことを「タビくん」と呼んでいた。

その岩手の人はハッチーさんのブログで偶然見たチャロに「きれいな子だから」と言い、
それだけでなく何か惹かれたものがあったと言ってくれた。
メールの中で「この子は美し過ぎる」とまで表現していた。


私は・・・猫を選ぶ基準なんてそれでいいと思っている。
できれば人懐こい性格のいい子がいいに決まっている、
でもなにかすごく惹かれるものがあれば、それが「執着」になる、
慣れない子をも変えることができる。


しかしその時はやはり距離のことがあり、その人は自ら辞退されてしまったのだった。
私にはなんとなく残念な気持ちをぬぐえなかった。



そんなチャロに奇跡が起こった。

この少ない来場者の中で、チャロを見て「この子がかわいい」からと、即決してくれたご夫婦があった。

チャロはゲージの中でツンと触られただけで不機嫌な様子で、
触った奥さんの指に噛みつこうとしている・・・・


「チャロ!!!」

なんてことすんの、あんたは~~~!!!



でも奥さんは「甘噛みですよ」と言い、それでもいいと笑ってくれた。



      



実家に帰り、母にトライアルが決まったことを話すと、

「あーそう。なんだか寂しくなっちゃうね~~~」

と喜んでくれた。

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チャロはやはり私を警戒してチラ見しながら、それでも母のところへ行こうとする。

本当は心配でならない、
やっと掴んだチャンスを、チャロはうまくいかせるだろうか。




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でも母がふるおもちゃにじゃれるチャロを見て、

時間はかかっても絶対に慣れる、、、
この子をかわいいと思ってくれるなら絶対に大丈夫、、、

そう思えるのだった。




次の日もその次の日も私は、
チャロの里親さんがきまった喜びをかみしてめいる。

ナナを膝の上に乗せ、ナナの両手を持ってバンザイ三唱。

やったー
やったー
やったー

チャロの里親さんが見つかったぞ~~~!!!




今度の里親様の根気に期待しよう。

トライアルがどんなに長くなってもいい、
どうかチャロをよろしくお願いします。



2012/4/8

4月9日の朝、「猫カフェくるるん」のスタッフ猫、パッツィーちゃんが急逝しました。


なくなる数時間前までご飯食べていたし、意識もはっきりしていたらしいです。


ハッチーさんはパッツィーちゃんの病気はだいたいわかってはいたのですが、
本猫の意思を尊重して、極力病院に行くことをやめ、
検査も延命治療もせずに、最後までパッツィーちゃんの好きなように過ごさせていました。

・・・それは亡くなる猫を見送る時の、私の理想でもあります。

パッツィーちゃんは生後3ヶ月ほどでくるるんに来て、わずか半年ほどの短い命でした。





ハッチーさんのブログ記事より」

パッツィーは最初男の子と言われて連れてきたのでまったく疑うことなく男の子だと信じてて、タレントのジョイに似てて、しかも前髪パッツンだからと、「ジョイ・パッツン」という名前にしたんですが、病院で先生に「女の子だよ」と言われ、あわてて「パッツィーに改名しました。
いつも誰よりも大きな声で元気いっぱいで、顔もおもしろかったり可愛かったり・・・。
とても楽しいキャラっだったので、思い出と言ったら楽しい思い出ばかり思い浮かびます。

みんなみんな「オンリーワン」だけど、パッツィーはことのほか、オンリーワン!!
ずっとずっと忘れない、忘れられない猫さんですね。



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くるるんで何度か会って、私のカメラにも何枚か残っているパッツィーちゃんの写真を、
お悔やみの気持ちを込めてここに掲載します。

パッツィーちゃん、安らかに。



2012/4/12


クレアちゃんを家に連れてきて、かれこれ2ヶ月半。

相変わらずゲージの中でベッドにすっぽり入ったまま、ほとんど動いてないような気がする。


でも私に対しての緊張は緩んできて、頭や首の周りを撫でさせてくれるようになった。
ご飯も朝晩完食していいウンチもしている。

ベッドの中の寝像もリラックスしてきたし、時折寝息が「プピーッ」と聞こえたりしている。


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実は以前chihiroさんのアニマルコミュニケーションで、少しだけクレアちゃんのことを聞いてみたことがあった。



その時「私は家猫になるのは無理」と言っている、と聞かされていた。
ただ他の猫達のように、思っていることをあまり話してこないらしく、
細かい胸の内はわからないままだった。


クレアちゃんをリリースしても、ヨーコさんがちゃんと朝晩ご飯のお世話をしてくれる。

クレアちゃんの寝床だって用意してくれる。


クレアちゃんがここにいることを希望しない限り、私はクレアちゃんをリリースするつもりだ。
それに2ヶ月半もゲージの中でじっとしていて、足腰弱ったりしないだろうかと、
最近はそんなことばかり心配していた。



今クレアちゃんに一生懸命話して聞かせている。


5月になったらもといた場所に帰ろうね、

太陽にあたっていっぱい走って元気になりなさいよ、

ご飯はヨーコさんが毎日用意してくれるからね、

クレアの寝床もあるからね、

わかった?クレアちゃんいい子になったね、、、




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ある時クレアちゃんの首のところにかさぶたとハゲを見つけた。

最近かさぶたがなくなり、そのハゲに毛が生え始めてきている。

ここにきれいに毛が生えたら、クレアちゃんをヨーコさんのところに返しに行こう。

そうしたら季節もきっといい季節になっているに違いない。



・・・そんな気持ちをちょっと替え歌にしてみた



吉田拓郎「結婚しようよ」の替え歌で「外に出ようよ



クレアの首の~ハゲてる場所に~

もとどおり毛が~生えたら~~~

約束通り~ヨーコさんちの~

庭に帰ろう~んんん~~~


雨が降ったら~おうちにはいり~

お陽さま出れば~遊んで~

仲間と一緒に~ご飯を食べよう~

心配ないよ~んんん~~~


    


もうすぐ春は~~~緑の季節~~~

お花畑に~かえるや~バッタが~来るよ


    


そしたらクレアは~元気を出して~

おんもを走る~どこまでも~~~

せみやバッタも~捕まえれるよ~

外に出ようよ~んんん~~~





2012/4/15

チャロが帰ってきた。


理由は「夜鳴き」
里親さんは、慣れない分にはいくら時間がかかってもがんばってもらえる覚悟があったのに・・・

チャロの里親さんは集合住宅にお住まい。
なんと連れていったその日から、夜ごと夜鳴きがはじまったそうで・・・

しかも明け方4時~5時くらいまで。 




さすがに近所からの苦情が恐くなり、、、、まぁ里親さんご本人も寝れたもんじゃなかっただろう。


早々に引き取ることにしました。。。



里親さんはずいぶん恐縮して、ご夫婦でチャロを連れてきてくれた。
いーや、こちらもまさかの「夜鳴き」とは。
そこは想定してなかった・・・・


チャロめ~~~~
なんてがっかりなヤツ。
仕方ない、また実家で預かってもらわないと。あーあ・・・



実家に電話すると父が出た。

私「私だけど・・・おかあさんに変わって」

父「ああ・・・・それよりどうだチャロは。」

私「ギョッ ・・・そ、それがさー帰ってきちゃったんだよねー。(冷汗)」

父「そうか!じゃとりあえずすぐに連れて来い!」



すぐに連れて来いって、、、なにお父さん?なんだか嬉しそう???




私は以前、父と猫のことで喧嘩したことがあった。

去年、実家の猫ミーを亡くしてから、父も母も「もう猫は飼わない」と言っていた。

私はそれを逆手にとって、実家で保護猫の面倒を見てもらっていたのだった。
母も、近くに住む妹や姪っ子達も、猫がいるのは大歓迎だったが、
父だけは、

「猫がいると気を使う」

と言って嫌がっていた。

去年も入れ替わり立ち替わり、いろんな猫の一時預かりを頼んできたが、
父から「いつまで猫を連れて来るんだ」と言われた時は、
つい大声で父に言い返したことがあった。


「私は昔からおとうさんやおかあさんにお願い事なんてそんなにしなかった、

 わがまま言ったりあれしてこれしてって言ったことなかったでしょ!?

 できることは全部自分ひとりでしてきたつもりだよ、

 でも自分でできないから頼んでいるじゃない、

 私が頼むことなんて滅多にないじゃない、

 それくらい協力してくれてもいいじゃん!!!」




その時父は黙っていたっけ。


================



実家に連れて行ってかくかくしかじか話しをすると、父は、

「いつまで見れるかわからないが、いれるだけ家にいればいい」

と言うではないか。



どーしちゃったの?おとーさん。


おとうさんがそんなこと言うなんて?



でもこっちとしてはありがたい。
母と私とこっそり顔を見合わせて「よかったね」と合図を送った。




その日チャロはいつもと違った。
やけにニャゴニャゴ言いながら、父が寝ている部屋と、母がコタツに入っている部屋を行き来していた。

何をニャゴニャゴ言っているのだろう?いつもこんなに鳴かないのに。

(文句でも言っているのかな?)


母のところに行きたいくせに、そこに私がいるものだから私の顔を見ると硬直、
その場を逃げるけれど、また母のそばに来たくて私の顔を見て逃げる・・・その繰り返し(笑)


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そのうち私を横目で気にしながら母にスリスリ甘え始め、撫でられてゴロゴロ言う・・・

私はいつかチャロが里親さんとこんなふうになれるって信じているんだけどなぁ。

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まぁ、いいや。

チャロが帰ってきたのはがっかりだけど、父の変化にちょっと嬉しくなったので帳消し。

でもチャロのことあきらめてないからね、もう少しがんばってみるつもりだよ。



2012/4/16


兵庫県でもくもくと森の再生活動をしている団体がある。

いつの間にか住宅材料ばかりを植樹して森の役割をなくしつつある日本の山に、
本来の山の姿を取り戻すために広葉樹を植樹するのが主な活動で、
山に住む熊などの食料となる「どんぐり」を運ぶこともしている。


「大地の輪」


活動は実際に山に入っての力仕事。
代表の水野百合子さんは、夫婦たったふたりからスタートして、本当に小さな協力者の輪で続けている。



私がこの団体を知ったのは今から6年くらい前のこと。
実際、山に入っての活動のお手伝いはできないから、
賛助会員のような形でお付き合いしているのだが、
その時もらった会員証のナンバーが「20番」だったことに驚いた。

会員がたった20人しかいない・・・ということか。


いまでも少ない時は夫婦たったふたりでも山に入り、
地道に活動を続けている。
今は会員の数ももう少し増えていることを祈るばかり。




その「大地の輪」の会員さんが、私以外に同じ市内にいることを知り、
以前水野さんに紹介してもらったことがあった。

それがフネさんという女性だった。



フネさんは私より年上なのにものすごく活動的で、色々な社会活動に積極的に参加していて、
たとえば会えば必ず署名を頼んでくるような人で、
私は当時フネさんに会う度になんらかしらの署名をしていたほどだった。


ある日市への条例改定からみで猫のボランティアさんが集まった時、
しばらく会っていなかったフネさんに再会し驚いた。

フネさんも近所の野良猫に餌をやったり、避妊手術した子を家の中で保護したりしている人だったのだ。


      



そのフネさんが保護していたのが「わこちゃん」。

白が多い三毛で、耳が小さく全体的に丸い感じ。

4月の譲渡会の時「出してみませんか?」と声をかけて、参加させたのだった。

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譲渡会に出すにあたってフネさんに「この子名前は?」と聞くと、

「 しろ 、って呼んでました」という。


(しろ・・・・じゃないし。(三毛だし))


「わこ」という名前は、私が譲渡会用にその場でつけた名前でした。




譲渡会では決まらなかったわこちゃんだったけれど、
その後ハッチーさんから「三毛猫希望の人がいる」と里親さんを紹介してもらって、
お見合いの結果、無事にトライアルが決まったのだった。


ああ、よかったわこちゃん。


わこちゃんって、頭としっぽが三毛なところがうちのナナに似ていて、
丸顔な顔立ちはうちのうのそっくりなんだもん。


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抱っこすると緊張して耳が倒れて固まってしまう。
まだそれほど慣れていないせいか、顔を腕にうずめてくるのだが、それがすごくかわいい。
わこちゃんをたった3日預かっただけだったけど、
私は今までずっと苦労をしてきたわこちゃんを、
なんとか幸せになってもらいたいと心の底から願った。


それはもしかしたら、フネさんのご苦労をわこちゃんに重ねたのかもしれなかった。




2012/4/17



フネさんの家庭環境は悲しいものがある。
子供さん達が全員家を結婚などで出た現在、旦那様とふたりきりで暮らしているのだが、
唯一の同居人の旦那様が、猫への理解がまったくない人らしい。


過去にフネさんの留守中、旦那様が猫達のゲージをめちゃめちゃに壊したことがあって、
そのとき数匹の猫は逃げてしまい、残った猫達も旦那様を恐れるようになってしまったという。


猫にしてみれば、ゲージを壊す人間など目の当たりにしたら、、それはそさぞ恐ろしかったに違いない。(と想像する)


フネさんもそれからは猫のことは一切旦那様から遠ざけているようだ、、、猫の世話も活動も何もかも。



その後フネさんご自身も病気を患ったり、お年も召されたし、
表面的には穏やかに見える家庭環境や、ご夫婦仲もいろいろ問題があるわけで、、、
初めてお会いしたときのような活発さはなくなったように見えた。



わこちゃんはつい最近までフネさんが外で餌をあげていた子だった。

子供も産んでいて、子供は先にフネさんが家の中で保護していた。
先月やっとのことでわこちゃんを捕まえ、避妊手術をしたばかりだったのだ。

でもそのおかげでわこちゃんを譲渡会に出すことができたし、
ハッチーさんに里親さんを紹介してもらうきっかけもできたというものだ。


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譲渡会の日、私がフネさんの家に猫のお迎えに行くと、
フネさんはわこちゃんの首につけるリボンを作っていた。

「ああ、早かったですね、間に合わないわ」


着物地の赤いちりめん布でフリルのついたリボンを手縫いで作っていた。
それがあまりにわこちゃんに似合ってかわいかったので、

「まだ他の猫を迎えがありますから最後にもう一度寄りますよ。
 それまでに仕上げて置いてください。」



フネさんの思いのこもったこのリボンをどうしてもつけてあげたくて、
もういちど引き返してくるのは二度手間だったけど、
私はフネさんにリボンを作るように促した。



赤いリボンをつけたわこちゃんは譲渡会会場で、

「お地蔵さんみたいね」

と皆に言われ、たいそうかわいらしかった。






そして里親さんのところにお届けする時も。

私はわこちゃんに、フネさんが作ったこの赤いリボンをつけていった。


「わこちゃん、これは幸せの赤いリボンだよ」


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フネさんの家にはまだ5匹の猫がいる。

皆旦那様の目が届かないよう、まとめて一部屋に閉じ込めているという。
なんだか気の毒な気がする・・・猫達もフネさんも。


わこちゃんのトライアルが無事に決まり、フネさんにキャリーを返しに行ったら、
帰り際にフネさんから頼まれた。

「原発の完全停止の署名していってくださる?」





よかった、相変わらず社会活動には熱心なんだなぁ。
えらいな、フネさんは。


2012/4/21



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≪追記≫~秋田のクマ脱走事件のニュースに寄せて思うこと

昨日のニュースで秋田のクマ牧場のクマ脱走事件が報じられました。
私はあの手の動物を見せものにする施設が大嫌いです。
あそこの経営者はクマをただの金儲けの道具としか扱っていませんでした。
だからあんなひどい環境で、食べ物も満足に与えず常に飢えていたクマ達がいたせいで、
あのようなひどい事件が起きたのだと思っています。

そんな昨日奇しくもここで「大地の輪」の紹介をしました。
代表の水野さんは、山に食べるものがなくなり、飢えて人里に降りて来るクマをいつも憐れんでいました。
そんなクマ達を助けたいがために、水野さんがこの「大地の輪」の活動を始めたといっても過言ではありません。
水野さんも昨日のニュースを見て、さぞ胸を痛めたことと思います。

あのクマ達はすべて射殺されました。
自由を奪われ最後までお腹をすかせて殺されたクマ達・・・
あのクマ達の人生はなんだったのでしょう。
テレビに映った痩せて背骨のくっきりわかるクマの姿が今も目に焼きついて、悲しくて悲しくてたまりません。
動物は共に地球に生きるもの、同じ生き物です。
そしてどんな動物にも、私達に近しい感情を持っているはずなのです。
強いものが弱いものを支配し、虐げるのは、戦争と同じです。
私たちはそろそろ気がついてもいい頃です。
地球という箱舟に人も鳥も動物も、みんなで一緒に乗っていることを。

あのひどい経営者のせいで今回犠牲になった犠牲者の方のご冥福をお祈り致します。
そしてこの事件をきっかけに、日本のあちこちに残る動物を虐待しているかのような施設がすべてなくなることを祈るばかりです。


2012/4/23

子猫を迎えたおうちはどこも幸せな期待にあふれていました。



背中にイナズマ模様のあったイネちゃんは「ミーちゃん」に。

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絶えず動き回っていて、まったくシャッターチャンスがない

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さっそく買ってもらったキャットタワーで。
でもボヤけてしまった。


抱っこすると一瞬恍惚な表情でデレッとなったミーちゃん。

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おばあちゃん、おかあさん、娘さん、息子さんの4人家族の末っ子として。

中でも高校生のやさしそうな息子さんが、ミーちゃんにぞっこんです。



     


こちらは背中のふたつのキジ模様の島ができていたニコちゃんのお宅。

おうちのリフォームがあるからと、一週間後にお届けに行くと、

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猫グッズだらけ。

キャットタワー、猫ハウス、猫ベッド、猫用ブラシ、猫じゃらし。



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ゲージの中の猫ベッドにはクマさんのぬいぐるみ。


ご飯はピンクのお皿とブルーのお皿に別々のドライフードを盛ってあって、

「どっちが好きかな?」


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(ブルーのお皿の方でした)

ニコちゃんは「姫ちゃん」に。
おかあさんと娘さんの女系家族へ。




まっさらで無垢な子猫、なんの苦労も経験していない無邪気な子猫。


どうかずっとそのままで大きくなって、死ぬまでご家族様と幸せに暮らしていかれますよう。




2012/4/17



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