3月30日に清水市民活動センターでやった譲渡会は、
嵐のような天候にもかかわらずそこそこ来場者があった。
参加した猫はいままでの譲渡会で決まらなかった大人の子達ばかりだったけど、
人間というのは不思議なもので、
子猫がいなければそれなりに、その中で気に入った猫を見つけてくれるものだ。
(逆に数が少ない方が決めやすいのかもしれない)
9匹参加中2匹にオファーがあったが、2匹とも諸事情があってトライアル決定に至らなかった。
前回参加の福ちゃん(虐待の可能性があって保護した猫)
福ちゃんは残念ながら皮膚の白くなったところは毛が生えてこないそうだ。
かのんさん保護猫 黒猫のジジ(一般家庭飼育放棄猫)
動物病院から参加の茶トラくん(初参加)
猫舎からモッくんとヨルちゃん
はな
テト
エネ
いつもの座布団でふたをしているレオくん(笑)
ところそのが譲渡会の翌日、
譲渡会会場に来ていたものの猫を散々見て帰った人から連絡があり、モッくんをトライアルしたいと言う。
丸一日よく考えてくれたらしい。
モッくんは多頭飼育崩壊現場よりレスキューした猫で、
猫舎でお世話しているうちの一匹だ。
暮れにロッシーとうずちゃんがもらわれて、猫舎の猫は4匹になったが、
エイケミさんやアラレさんが通いでお世話しているからそれなりのご苦労がある。
年だって正確にはわからない。
そんな猫をもらってくれる人が現れたのは貴重なことだ。
そのモッくんをエイケミさんに頼まれて一緒にお届けに行ってきた。
モッくんを見染めてくれたのはひとり暮らしの男性の方だった。
住まいは新しい分譲マンションのなんと最上階で、
エレベーターを降りると眺めのよさに「スゲー」を連発する私。
玄関に入ってもあまりのきれいさと明るさに心の中で「しょえ~」を連発する私。
なんてったって玄関にはこんな置き物が・・・
!(゚▽゚ノ)ノまじか?
かわいい~~~~どの部屋を見ても(トイレも)マジですか?本当に
男のひとり暮らしですか?
っていうくらいきれいで片付いている・・・でしかも広い!
ケージを用意してくれてあった。(しかも自分の寝室に)
モッくんに入ってもらってみた。(入り口のドアは外してある)
モッくん、玉の輿だよ。モッくんはベッドの下にもぐっていたが私達が帰る頃、
ベッドの下から出てきて、
エイケミさんへと甘えるようにすりよっていき、
エイケミさんとお別れをした。
モッくんはエイケミさんにお礼を言っているように見えた。
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里親希望のYさんは猫初めての人だった。
モッくんは穏やかで甘えん坊できっと猫初めてのYさんにピッタリだろう。
どうかこのトライアルが成功して欲しい。
モッくん達をレスキューした飼い主のところには、まだ7匹ほどの猫が残っている。
当時未避妊未去勢だった猫達をすべて手術したけれど、中には状態が悪く手術ができない猫もいた。
手術中に亡くなってしまった猫もいたほどだった。
それほど悪環境の中にいた猫達で、とてもすべての猫を助けだせる余裕はなかった。
もうひとつの多頭飼育崩壊はっちーさんの記事がよりリアルに物語ってくれます。
↓↓↓↓
「もうひとつの崩壊・・・」助け出した猫達がこうして普通のおうちで幸せに暮らせるようになるかと思えば、
そのままの場所に居続けている猫もいるわけで、
(猫達のいた環境は指導の上改善してもらいましたが)
ついモッくんたちとのギャップを思わずにいられない。
残された猫はそんなことはつゆも思わないだろうけど、
人間の私にはなにかせつない感情が込みあげてくる。
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そんな中、浜松でまたしても
「多頭飼育崩壊」、
その数91匹!アニマルフォスターペアレンツさん他レスキューにあたっています。
記事をご覧下さい。↓↓↓↓
「多頭崩壊、黒猫100匹」 少しずつ私達が野良ちゃんを捕まえて、手術したり里親さん探したりして、
一匹でも不幸な猫を減らそうと努力しているというのに、
この多頭飼育崩壊ってぇのはその努力を一瞬で台無しにしてしまう。
飼い主だけじゃない、周りの人だって気がつくはずだ。
そしてもっと早く気づいて欲しい。
必ず
「崩壊」するのだと。
2014/4/5 モッくんお届け
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