河川敷のおうちで捕獲の話をした翌々日、
大きめのキャリーをかのんさんから借りて、念のため捕獲器も持って、例の白猫ちゃんのおうちに行くことにした。

バレエのリハーサルが終わったあとだったのでもうすっかり日が暮れていた。
住宅密集地のため夜になったらどこの角を曲がったのかさえわからなくなっていた。
いっそのことその家が見つからなければなければいいのに、などと思ってしまう・・・。


そこの家に行くとまたご主人が出てきてくれたので、
私は大きめのキャリーの中でご飯をあげるようにして、その中で食べているすきに扉を閉めて捕獲する、
という案を出してみた。

試しに暗がりの中、キャリーの中に餌を入れると・・・・


1匹の人懐こい黒マント猫が寄ってきてすぐに入ってしまう

「ダメよ、あんたは入らなくていいの!」

いちばんの捕獲対象は母猫だ。
けれど入ってくるのは子猫ばかり、、、ご主人は「親は警戒心が強いから人がいると寄って来ないよ」と言う。


・・・・・・・・じゃあやっぱり捕獲器だな。

捕獲器の使い方をご主人に説明するが、暗がりの中で説明していてこの人見えてるのかな?ちゃんとわかっているのかなって感じで・・・


「じゃあ今ちょっとここでかけてみましょう」と試しにその場で捕獲器を仕掛けてみることにした。
(今入っちゃってくれないかな~)
すると家の中からこの前はぶつぶつ言っていただけの奥さんが、
「親は刺身でもないと入らないよ」と言ってラップにくるまったマグロの刺身を三切れ差し出してくれた。

刺身をおとりに遠くの方に捕獲器をかけてご主人と立ち話をしていると、、


ガシャン

と音がして誰かが入ったようだった。


近づいてみると捕獲器には2匹の猫が一緒に入っている。
1匹はあの人懐こい黒マント猫、もう1匹は、、、


「親だ!」


とご主人が叫んだ。


やった!


そうよ、この親を捕まえたかったんだから!
時間はちょうど7時ごろ、あわててかのんさんに電話して、かのんさんの行きつけの獣医さんに今から猫を持ち込むお願いをしてもらい、その足で大急ぎで2匹の猫を運んだ。

診療時間は過ぎていたので今日は病院に置かせてもらい、明日手術をするのだ。
すると先生は「この子猫は手術しますか?」と言う。

「この大きさでももう手術できるのですか?」

「できますよ」




・・・・それならばあそこの猫はすべて手術できるってことじゃないか!


子猫は3~4ヶ月くらいだと思ったがもう5ヶ月くらいにはなってるのかもしれない。


子猫はついでに検便、ノミ取りも頼んだ。
次の日は台風が来ていたため頼み込んでお迎えをそのまた次の日に延期させてもらう、
母猫はリリース、そして黒マントの子猫はうちに連れて帰るのだ。


IMG_0027.jpg
母猫


IMG_0029.jpg
子猫



この2匹が一緒の捕獲器に入ってくれたことがものすごくラッキーだった。
他の子猫が入ったとしたら、すぐに手術できると思わなかったし、かといって子猫の保護をどうするか、まだ何も決めていなかったからだ。

この黒マントの子だけは家に連れてきてなんの問題もなさそうだったし、実は里親さんの候補もあった。


翌々日、猫のお迎えに行くと病院の先生は、

「この子は異常になつっこい子だねぇ。これじゃすぐにもらわれるね。」と言った。




*************************


河川敷の家に行くと親猫はいちもくさんに逃げて行った。
白猫ちゃんのご主人に「子猫は私が連れて帰って里親さんを探します」と言うと、

「見つからなかったらどうなるの?」と聞いてきた。


「だいじょうぶです、絶対見つかりますから」



こんな人たちでもそんなふうに猫の心配をしてくれるのだな・・・

「いいですか、あとお宅の猫ちゃんの手術とこの野良ちゃん達のお世話は頼みますよ、約束ですよ!」






あと子猫は3匹いる。



2014/9/25







スポンサーサイト

野良ちゃんでも根っから人懐こい猫というのがごく稀にいる。

黒マント猫はそんな子だった。
―――人懐こいというよりは警戒心がまったくない、もしくはあまりおりこうさんじゃない・・・(笑)


家に連れ帰ってケージの中でご飯をあげ、ハンモックに乗せてあげた。

IMG_0036.jpg


IMG_0039.jpg


普通ならケージから出たがって鳴くだろうのに、おとなしくハンモックに乗ったまま吊る下げたおもちゃで遊びだした。
ひとしきり遊ぶと今度は毛づくろいなぞし始める。
そのうち出たがるだろうなぁ~、でも今夜はケージの中でねんねしてね。



翌朝、いつもならたいてい早朝から鳴き声がしていたり、ケージの中がぐちゃぐちゃになっていたりするけれど、
心配して見に行くとまったくなんの問題もなく、相変わらず文句も言わずハンモックにちょこんと乗っている。


いい子だなぁ~この子




今まで何匹も猫を保護したり預かったりしてきたけれど、中でも3本の指に入るくらい性格のいい子だ。


私の言う3本の指は、メルちゃんジュウキチ、そしてこの黒マント猫。

あまりのお行儀のよさにその日はケージに入れておくのがかわいそうですぐに外に出してしまった。
うちの猫達も預かり猫のタールも、こんなチビなら相手にしないだろう。


IMG_0042.jpg



その日の夜、黒マントのチビをベッドルームに連れていくと、ベッドの上でくつろいでごろごろと喉を鳴らした。
「おふとんに寝るの・・初めてだろうなぁ・・・」


夜中に夢うつつでいつも横で寝ているタールをなでると、、、、
???
タールが小さくなっている!!!!

いや、あの黒マントのチビだ。
私の横に寝ていたのだ。
まるでずっと我が家にいる猫のように―――




夜中に猫が隣りにいて

目をつむったまま猫を抱き寄せる幸せ

それが子猫であれば更に幸せ

小さくて柔らかくてふにゃふにゃで・・・



結局その子とはその夜一晩一緒にいただけだった。
なぜなら翌日には里親さんが決まってしまったから。
前回の譲渡会に来ていた60代くらいのご夫婦がオスの子猫を探していた。
この子はそのご夫婦に紹介するつもりでいて、、、見せに行くなりその場で決まってしまったのだ。

その話はまた後日、、、


でももう少し一緒にいてから里子に出せばよかったと後悔した。
なぜならその子を届けた次の日には、黒猫のタールもお届けをしてきたのだった。
タールくんも里親さんが決まったのだった。



*************************



今週の日曜日は静岡市動物愛護館で「愛護館まつり」があり、そこで猫の譲渡会が開催される。


動物愛護週間にちなんで毎年この時期行われるのビッグイベントで、
例年その他にもヤギやうさぎのふれあい動物が来たり、動物○×クイズがあったりするけど今年はどんなかなぁ~。

浜松のアニマルフォスターペアレンツさんもわんちゃんの里親募集で参加します。


おうちを探しているわんちゃん猫さんがたくさんいます。
どうか家族に迎えてあげてください。


平成26年10月5日7(日)10:00~15:00

場所:静岡市動物愛護館(葵区産女)



譲渡猫さん以外にメンバーのあまねさんのふれあい猫さんも来ます!
子供に大人気!きぐるみ三毛猫ちゃんもいるよぉ~~~



IMG_0047.jpg






2014/9/27


10月5日の愛護館まつりでの譲渡会は雨になった。



いつもなら愛護館の前の庭で屋外イベントも多数開催されるのに規模を小さくして屋根のあるところに変更。
子犬の譲渡会もドッグランが使えないので獣医さんの部屋のサークルの中。

IMG_0106.jpg


私達の譲渡会会場は愛護館の2階(これはいつも通り)
そこのステージでは「ふれあい猫コーナー」を設けてあり、大人も子供も誰でも入れる。

ふれあい猫さんはあまねさんちの飼い猫さん。

IMG_0107.jpg
癒し猫のゲンちゃん



IMG_0108.jpg
神々しい金色がかった白猫のぎんちゃん



IMG_0110.jpg
カイルくん



IMG_0113.jpg
メイちゃん(メイちゃんは男の子)


このメイちゃんのかわいいこと。ものすごく賢い顔をしている。
人間の話すことを全部理解しているような気がする。



雨でイベントが少なかったせいか、今年はふれあい猫コーナーが子供に大人気だった。
更に譲渡会参加の子猫をこのふれあい猫コーナーに入れてみると、

IMG_0114.jpg

IMG_0115.jpg



子猫達はじゃれるし遊ぶし、で、子供大喜び。


IMG_0141.jpg




里親募集猫は浜松のアニマルフォスターペアレンツさんの猫が7匹、私達のグループで13匹ほど、全部で20匹くらいの里親さんを探している猫が集まった。

たくさんいるので写真だけ紹介。



IMG_0125_20141007221635fc2.jpg
麦ちゃん ♀ 動物病院保護の猫


IMG_0128_20141007221637a5e.jpg
カスミ荘のママ保護のキャロットちゃん ♀ 首輪をしていた迷い猫。飼い主さん見つからず。


IMG_0123.jpg
親子で参加のナナちゃん♀と息子くん



IMG_0137.jpg
こちらは完太郎さん預かりのあんずちゃんとかぼすくん親子


実はそっくりだった茶トラ3兄弟のうち、すだちくんとライムくんは2匹一緒に里親さんが決まっていた!
三毛猫のすももちゃんも前回の譲渡会でトライアルが決まったのだ。

よかったね~~~~あと2匹だね!


IMG_0131.jpg
動物病院に捨てられていたラジコンくん♂ 
黒猫のやや長毛でおとなしくていい子。



IMG_0157.jpg
アラレさんの保護猫、チロくん♂
ものすごくゴージャスなお召し物です(笑)。チロくん大きいけど人が大好き。
でも猫が嫌い
チロくんだけ大事にしてくれるお家ないかな~~~(ワンちゃんはOK)



IMG_0150.jpg
「Aくん」という名前の黒白猫♂



IMG_0146.jpg
くーちゃん♂はちょっと臆病かな。耳がイカになってるね




これよりアニマルフォスターペアレンツさんの参加猫

IMG_0134.jpg

IMG_0122.jpg

IMG_0144.jpg
ふれあい猫コーナーで大活躍だった子猫達。


IMG_0156.jpg
特にこのキジ白ちゃんはいい子でした~~~~~



雨だったけどさすがは愛護館まつり、いつもの私達の譲渡会よりも大勢の来場者があった。そしてトライアルは3匹。
麦ちゃん、ナナちゃんと3匹の子猫の中のひとり。

無事正式譲渡になりますように!



        



気になる猫さんがいたらご連絡くださいね!


まだまだたくさんの猫達がいるけれど、
大丈夫大丈夫、みんな必ずおうちを見つけようね!



2014/10/5

タールくんのお届けをハッチーさんと二人で行ってきた。

もとはといえばタールくんはカスミ荘のママの保護猫で、私が仲介してハッチーさんが猫カフェのスタッフとして引きとってくれたし、それもあってしばらく預かりを申し出たのだ。

タールくんを連れてハッチーさんの猫カフェに行くと、ハッチーさんが、

「みんなとお別れさせたいから」と

キャリーごしにカフェのスタッフ猫達と会わせてくれた。


IMG_0066.jpg


ハッチーさん、粋なことをするなぁ。






バイパスを西へ走って1時間くらい、タールくんはO市に。
わんちゃんもいるおうちだけど、猫は1匹で、飼い主さんとべったりでいられる。





ターちゃん、本当にいい子だった。


女の子をいじめたりしないし、うちの猫たちとも問題なく馴染んだし、人が好きで本当にべったりだったからタールがいてくれて淋しくなかった。
          

IMG_0020.jpg
黒いからいつも写真がうまく撮れない・・・
          


   
先回りしてベッドに寝て待っていて、寝る時もべったり。

IMG_2176.jpg



猫は自分からベッドに入るのは好きでもこっちのペースで抱き寄せるのは気に入らないもの、
でもタールはなにをされてもされるがまま。



外にまったく興味がなくて、ベランダも出入り自由にできたから脱走の心配もなかったし。



IMG_0103.jpg


IMG_01.jpg

ミカちゃんの好きなベランダの棚で一緒に寝るタール。



IMG_7631.jpg
オットコ前のタール






タールは「響くん」という名前になった。

なんて素敵な名前!!!


IMG_0071.jpg

里親さん宅で



ターちゃん、おばちゃんにいっぱい甘えてくれてありがとうね。

幸せになってね。

ターちゃんの幸せをずっと祈っているからね。


    



タールがいなくなったらナナが頻繁に膝の上にくるようになった。

もしかしてうちの猫達がやきもちやいていたかもしれないな・・・



2014/9/29



           

例の河川敷の白猫ちゃんのところで残りの子猫も捕獲できた。
捕獲はそこの家のおじさんがやってくれた。


残りの子猫3匹は、

標準的なキジトラ猫のメス

IMG_0096.jpg


グレートラのメス

IMG_0097.jpg



そしてもう一匹のキジ猫のオス。

IMG_0099.jpg


その子達はすべて避妊去勢手術をし・・・・・


・・・・・
そのあとをどうしようかと思い悩んだ。


この子達と兄弟の黒マント猫は奇跡的な性格のよさで里親さんが見つかった。

この子達も慣れるだろうか?


ちょうど手術で引き取りの日が台風18号上陸の日で、病院でも都合で預かりを延期できなかったため我が家につれてくることにした。
1日様子を見てリリースするか否かを決めよう・・・・



キャリーからケージに移す時、すでに失敗して男の子には腕を噛まれる・・・


IMG_0166.jpg

男の子はアビシニアンのような縞のないきれいな柄の子だ。

噛まれたからというわけはないが男の子はリリースすることに決めた。



IMG_0169.jpg

女の子は完全に私が恐怖の対象で、ケージに手を入れるだけでスパンダーマンのように横に貼りついてしまう。



IMG_0170.jpg

ゆいいつシャーは言うけど触っても噛みもしない、引っ掻きもしない、グレートラの女の子。

この子は里親さんが見つかるかもしれない。


けれど固まっている2匹とは対照的に、ずーーーーーっと鳴いている。
ケージが小さいので、2匹と1匹とわけてあったのだが、小さいケージがいやなのか、出せ出せと鳴いてはケージの中はすぐにぐちゃぐちゃになってしまう。


どうしたものか。



     




さくら(ベレー)ちゃんを探しているうちに私が河川敷の家で野良猫家族を見つけてしまったように、、、



エイケミさん達も野良猫に餌だけやっているお家に突き当たっていた。


エイケミさん達はやむなくそのお宅の猫の捕獲と避妊手術を引き受けることになった。
やはりさくらちゃんの情報を求めて行ったお宅が野良猫に餌をあげているおうちで、
そこのおばあさんも子猫が産まれると、埋めたり、指導センターへ連れていったりしていたという。

メスの成猫3匹を避妊手術、そしてそのあと子猫の捕獲もしなくてはならなかった。



そしてさくらちゃんの捜索に一緒に加わっている仲間のM田さんも、
さくらちゃん情報で行ったお宅で見つけてしまったのだ―――

以前M田さんの近所の公園で餌をもらっていてその後行方がわからなくなっていた猫を。


・・・・・・・・・・・
結局M田さんがその子を手術、そして保護することになった。


さくらちゃんを探していてなんと偶然その子を見つけてしまうとは。

IMG_0185.jpg

M田さんが保護した三毛猫ちゃん


この子はあまりに人懐こい猫で、健康上も問題なく、そのまま里親さんを探すことにした。

また里親さん探しだ





さくらちゃん捜索はまだ続いている。

先日はまた新たな目撃情報があり、その場所に行ってまたポスター貼り。



もう新しい野良猫に会いたくないと願いながら。




それともベレーちゃん(さくらちゃん)は、、、そんな猫達と私達を引き会わせたいのだろうか・・・・



2014/10/11

子猫というには少し大きい、生後4~5ヶ月くらい?

もう少し早く出会えていたら結末も変わっていたかもしれないのに――――



グレートラの女の子がケージの中であまりにずっと鳴き続けるので、
アビシニアン柄のオスをリリースしたあとすぐに小さな2段ケージに移した。


するとキジトラの女の子とお互いを確認するように首のあたりを甘噛みし、
グレートラの子はやっと鳴きやんでくれた。


IMG_0174.jpg



その後タオル抱っこをしながら2匹の女の子達を観察していると、
グレートラの女の子はほどなく人慣れができていった。

「この子は里親さんを探せる」



しかしキジトラの女の子はやはり難しい。
捕まえようとすれば逃げ回り攻撃も辞さない、抱っこすれば震えが止まらない、
人慣れさせるには多くの時間を要するし猫上級者の里親さんでも探さないとならない、、、

少しでも抱っこしたりかかわりあいを持った猫をリリースするのはしのびない。
けれどこの子達は毎日ご飯をもらえていて栄養状態も悪くない、それに一緒にいる家族もいる、、、

ここは無理せずリリースをしよう。

黒マントの子とこのグレートラのメス、2匹も減れば餌の分け前も増えるだろう・・・



そう思ってキジトラの女の子も白猫ちゃんのおうちの庭へとリリースした。



*************


グレートラの女の子はすぐにケージから出してもなんの問題もなくなっていた。
しかし相変わらず鳴き続けることに変わりはなかった。


何を言っているのだろう・・・
アニマルコミュニケーションでもやってもらおうか?

・・・いや私がアニマルコミュニケーターでなくても少なくともこれだけはわかる。



「元いた場所に帰りたい」


外を眺めてはガラス窓をカリカリする、
私の足元まで来て私を見上げて訴える、
そんなことは無視して鳴かせておけばいいさ、
そのうちあきらめるだろうから。

でもその子はいつまでも鳴き続けていた。
そのうち里親探しに障害となるある問題があることがわかった、
それはオシッコのことだった。

トイレ以外の場所でオシッコをしてしまう子を治す方法だけは、私もボラ仲間の諸先輩方も知らない。
こういうことを書くと時々非難してくる人がいるけれどこの問題は決定的に里親探しのダメージになる。

帰りたがるオシッコ問題のある猫。








ものすごく悩んで、とにかく一回里帰りさせてみようと思った。
この子なら「もう一度保護」も可能だったからだ。







白猫ちゃんのお家へ行ってグレートラの子をキャリーから出すと、
すぐに自分の母親を見つけて飛んで行った。

(ああ、やっぱりおかあさんに会いたかったんだね)

ところが母親と一緒に姿を消したかと思いきやまた戻ってきて、再び鳴き続けた。

(おかあさんに会いたかったんじゃないの?)



グレートラの子はまた鳴き続ける。

するとグレートラの女の子の鳴き声に反応して、数日前にリリースしたキジトラの女の子があらわれた。

グレートラのお姉さん、、それとも妹か・・・・。

2匹は鳴き声を頼りに少しずつ近づいていった。
遠くから私はその一部始終を見ていた。
2匹は鳴きながらお互いの距離を縮め、そして対面すると、鼻と鼻で匂いを確認し、そしてまた首筋あたりを甘噛みして寄り添った。

その時グレートラの子はやっと鳴きやんだのだ。

やがて2匹は並んで座り、まあるい目で私をじっと見た。




それは映画の1シーンを見ているようだった。



ああ、妹に会いたかったのか。








IMG_0172.jpg


グレートラの女の子だけを再び保護することはしないだろう、、、

あの子はこれからもずっと妹と一緒にいたいのだ。





2014/10/11









寄り添ってこちらをじっと見ていた姉妹を残して家に帰ってくると、


自分の無力さともどかしさに涙があふれてきた。


再会して鼻と鼻で匂いを確かめ合っていた姉妹猫の姿が頭にやきついて離れなかった。

これでよかったんだ、、

、、だなんて思えなかった。
私は野良猫が気ままで自由でいいだなんて全然思わない、猫は家の中にいたって自由にしているもの、野良猫はいつも飢えているし、いつも食べる物の心配をしているし、冬は寒いし、雨が降れば濡れるし、病気になったら誰にも助けてもらえず酷くなっていくし・・・


もしも

もしも私が広い庭付きの一軒家に住んでいたら、この兄弟3匹を家に連れてきて外猫として世話することもできるのに、、

ご飯の心配もさせない、寒い冬も雨の日もしのげる猫ハウスも作って、兄弟ずっと仲良く暮らせられるのに、、、




グレートラの子をリリースした時、白猫ちゃんの家のおじさんとこんな話しをした。


「あの子達どこで寝ているんですか?」

「どこかそのへんで適当に寝てるだらぁ。」

「冬も?」

「あったかいところを探して寝てるだろ。野良だからな。」



「・・・・・・・・猫ハウス持ってきたらその辺に置かせてもらっていいですか?」

「ええよ。だけんあんたなんでそこまでするだね。」


「だってかわいそうじゃないですか」



「かわいそうだったら飼ってやりゃあええじゃねぇか。」




・・・・・・・・・

ばーか。(←心の声)


これだから素人は困る。
ふたことめにはそう言うんだよね。
かわいそうな野良猫を飼っていたら我が家はとっくに猫だらけになってるっつーの。



この子達、春生まれだもんな。
これから寒い冬を初めて経験するんだろうな。
自分の家には庭なんてない、この子達を連れてくることなんてできない、だったらこの場所であの子達ができるだけ過ごしやすいように見守ればいいんだ、
白猫ちゃんのお宅と、その両隣りのお家も猫達の世話をしてくれる、
このおじさんはあまり頼りにならないかもしれないけど、毎日ご飯だけはくれているようだし。




そうだ、猫ハウスを作ろう。




***********************


その日、ものすごく久しぶりに昔の里親さんから近況メールが届いた。


まだ里親探し始めたばかりの頃、人見知りの子猫兄弟を2匹一緒にもらってくれた市内のKさんからだった。

その猫達は7歳になり、
猫達がいちばん懐いていたお嬢さんが嫁いで家を出たので、
今ではすっかりKさん甘えるようになり、
でも相変わらずのビビリの2匹で、猫大好きな友人が来ても2階から降りてこなくて残念がられるって・・・


猫達はキジトラと白黒の姉妹猫。
メイちゃんとさつきちゃんという名前の仲良し姉妹。



IMG_0307.jpg
ビビリのくせにお膝が大好きなメイちゃん



IMG_0306.jpg
仕事を広げると必ず邪魔しにくるさつきちゃん




2匹で幸せになって本当によかった・・・



IMG_0308.jpg



2匹で寄り添っている写メがあの子達と重なって、



その写真を見てはまた泣けて泣けてしかたなかった。





2014/10/12


今日の譲渡会は参加猫が多かった~~~~


全部で32匹?大人猫さんから子猫まで。


一部紹介。

――というのもなかなか多くのご来場をいただいてそこそこ忙しくて、猫のシャッターチャンスを狙っている暇がなかった。


いつも全員の写真を撮ろうって思うんだけどな~

終わってみると「アレ~?これだけしか撮ってない?」って感じで




IMG_0353.jpg
ご近所の苦情にあいやむなく保護した茶トラくんとキジトラくんの兄弟




IMG_0356.jpg
国道でうずくまっていたというチャトラのとらじろうくんは触っただけでゴロゴロな人懐こさ

キジトラの女の子はキキちゃん。
お金と一緒にバスケットに入れて捨てられていたという・・・



IMG_0367.jpg
カスミ荘のママの保護猫 ボンちゃんのかわいいくつろぎポーズ

隣りで後ろ向きでいるのは兄弟のようだけど別の場所で保護したタオくん
 



IMG_0369.jpg
くーちゃんは前回、前々回から出ているけど今度こそと名前も改名して「クリンちゃん」に。

保護主さんは一般の方だけど毎回祈るような思いでクリンちゃんを連れてくる、あちこちにポスターも貼って頑張っている、
だから必ず、きっと、里親さん見つかると思いますよ!
今回もお声はかからなかったけどあきらめないでほしい・・・




IMG_0363.jpg

こちらも一般の方の保護猫さん。保護してもらえてよかったね!
きれいな黒猫とキジ白の兄弟。
右耳がカットされているから男の子の兄弟かな~・・大丈夫、きっとおうち見つかるよ!




IMG_0372.jpg
先日ご紹介したM田さん保護の三毛猫のミーちゃん。
今日はおとなしくケージにはいっているね





去年、勤務先の駐車場で子猫4匹保護してくれたNさん。

今年もまた雨の公園で段ボールに入れて捨てられていた子猫4匹を保護、やっと譲渡会に出せるまでになり今回参加させた。

本当は5匹いたのが見つけた時1匹はもう死んでいて、あとの4匹も目がくちゃくちゃだったという。

2014082909310000.jpg


2014082909320003.jpg


今は目もだいぶよくなったけれど、シャムの男の子と三毛の女の子の右目に少し障害が残ってしまった。

でも日常生活にまったく支障なく、シャムのムギちゃんは特におもちゃでよく遊ぶ。



IMG_0365.jpg


IMG_0355.jpg

三毛のハナちゃん 


右目を気にしなければものすごくかわいい顔立ちのハナちゃん。



そればかりか兄弟の中でいちばん性格もいい。

こういう障害がある子はなぜかいい子が多い・・・(気がする)



見た目じゃなくて猫を選んでくれる人もきっといるよ!



・・・・・・・・・・・・・・・



たくさんの方にご来場いただきありがとうございました。

いつも遊びに来ていただく常連のご夫婦様もありがとうございます(笑)



また来月もがんばります。

みんなにきっとおうちが見つかりますよう、またよろしくお願い致します。





2014/10/19


先日の10月の3連休、私は旅行の計画を立てていた。


毎年行っている信州旅行、いつも春にはお宿の予約を済ませてある。
今年は松本城のそば祭りに合わせ、1日めは松本泊、2日目を安曇野方面へいって大町泊にしてあった。

ところがこの3連休に「いとこの結婚式」というダブルブッキング、
もともと結婚式はうちの両親しか出席しないが、それに合わせて北海道から叔母夫婦が来ることになった。
私は2泊3日の旅行せいで大好きな叔母に一目も会えないことになってしまった。


あ~~~残念だけどしょうがない。


こちらに住んでいる叔父が、せっかく北海道から来るのだからちょっと皆で温泉旅行にでも行こうと言ってきたが、私は行けないので旅行の段取りだけ取ってあげた。
前回2年前に叔母が来た時は皆で甲府に旅行に行ったんだよね。
今回は間際でいいお宿もとれないだろうと思い、近場でのんびりプランにしようと「焼津グランドホテル」を予約したのだ。



ところがここにきて台風18号。

富士川号で甲府まで行ってそこから特急で松本まで行く切符を買ってあった私は、富士川号が由比興津間の土砂崩れで当分の間運転見合わせと聞いてびっくり。
あわてて切符を払い戻す。
更に長野から帰ってくる日にあたる13日に向けて今度は台風19号が迫っていた。


なんとかなるかーと旅行仲間と「決行決行」と言っていたが直前になって、

「やっぱり延期しよう」という結論を出した。




あーーーーーーーんなに春から計画していた旅行を延期だなんて、、 
大町の宿は延期した日程でも同じお部屋が取れることになり、キャンセル料は免れた。

松本の宿は素泊まりの街中の宿だったのでキャンセル料は取られなかった。
よかったー


松本城のそば祭りは行けなくなったけど、、、

その代わり叔母たちと一緒に「焼津グランドホテル」に行けるじゃないか!キラーーン



焼津グランドホテルは崖の上に立ち、海と富士山の羨望が有名なホテル。
すぐお隣りに「松風閣」というアンビアのホテルもあるけれど、私は中島屋ホテルチェーンのやいグラの方がいいお宿だと思っている。
でも泊まるのは初めてなんだ~~~♬♫♬♫♬♫



でも宿泊日は台風が東海地方を通過する13日なんだよね~

(いや、安普請のわが家にいるより安全でしょう。



もともと6人で和洋室を取ってあった。
年寄りばかりだったから和会席のプランにして、それも早割りでとったのでひとり10,880円。
それに直前でツインのお部屋を追加したけれど同じ料金にしてくれて、

更に台風のせいでキャンセルが多かったせいか、和洋室とツインのお部屋が扉続きのお部屋にしてくれてあった♬♫♬♫♬♫

IMG_0234.jpg



和洋室のお部屋もすごくきれい!
ホテルといっても旅館のようなしつらえですごくくつろげる。
窓からは海も見えるし・・・・・


大雨だけど・・・・・



お風呂だって風がびゅーびゅー吹いていたけど露天に入った。

富士山見えないけど・・・・・


IMG_0230_201410212346318db.jpg
浴場の前のくつろぎスペース




ところが私達が露天風呂から出るとすぐにホテルのスタッフの方が入ってきて、露天風呂のドアに、
「台風のため露天風呂への出入りをご遠慮ください」
みたいな張り紙を貼っていった。

私達はかろうじてセーフだったけどこれから入ろうかと思っていた奥様方の顔は一様に・・・・

カワイソ~~~



実は富士山が見えるお風呂以外に、階の違う「庭のお風呂・オリーブ」という西洋風のお風呂もあった。
そこは夜が女性専用、朝は男性専用、つまり台風の今夜しかわたしらは入ることができない。


・・・・・でもってこちらの露天風呂も「ご遠慮ください」の張り紙がしてある・・・・



鍵までしやがって、、、くっそーーーーーーーー。

自己責任でいいじゃんなーと思う。
だいたい日本人はそういうところが固すぎるからダメなんだよ。
この状態で露天風呂に入るのが危険か大丈夫か、もっとおのれの野生の感を頼りに判断すればいいんだよ!
人任せだから本当に危ない時の判断ができなくて、何か起こった時のあとばかり過剰な予防線張って、責任の所在ばかりを気にする。

アタシは平気だよっ!
こんなのただの雨交じりの強風じゃんか!

・・・・・と思って鍵の開く窓を探してみたけれど、いい年してお宿の人に見つかって怒られるのもなーとあきらめる。
ざーんねん。




ちなみに翌朝はすばらしいお天気で、前日男湯だったお風呂からの富士山の眺めもバッチリ。


IMG_0231.jpg

露天風呂からの富士山




IMG_0236_20141021234633935.jpg

だいぶ登った朝日をお部屋から望む




夕食に続く。



2014/10/13

ホント言うと夕食はバイキングがいいなぁ~と思っていた。

ステーキ・お寿司が食べ放題、と聞いたらそれだけで心動かされる。


・・・・ま、ここは親戚集まっているのでゆっくり落ち着いて食べた方がいいと思って和会席に。

お安いプランだったのでそれほど期待していなかったけれど、、、
それがすごーーーくよかったんですよ!奥さんっ!



IMG_0205_20141021234608367.jpg
先付け5品   茄子揚げ浸し 菊花和え いちぢく白和え 若布寄せ 吹き寄せ盛り(小海老・いが栗・柿卵)



IMG_0210_20141021234609f99.jpg
空也蒸し



IMG_0212_20141021234610947.jpg
お刺身   マグロ 鯛 帆立貝



日本酒は焼津なので「磯自慢」をいただく。

県外の方のために少し静岡のお酒のうんちくを。
磯自慢は焼津に酒蔵がある静岡を代表するお酒。
普通、酒を冷やで飲むには純米酒以上のお酒を使うけれど、磯自慢は本醸造を冷酒でいただいてもぜんぜんオッケー。
純米酒に引けをとらないです。

ここ焼津グランドホテルでは磯自慢が240ml で1,300円。
同じく静岡は藤枝の人気のお酒「喜久酔(きくよい)」の純米酒が300mlで1,500円。
今回喜久酔が品切れだったため磯自慢にしたけど、北海道の叔父が美味しいととても喜んでくれた。


IMG_0213_201410212346113a0.jpg

戻りカツオたたき

(焼津はカツオの水揚げも屈指です)



IMG_0214_20141021234613784.jpg
豚ときのこのほうば味噌焼き



IMG_0215_20141021234627a71.jpg
真鯛彩り蒸し



IMG_0216_201410212346294ae.jpg
海老しんじょ揚げ



IMG_0217_201410212346309bd.jpg
桜エビの釜めし 味噌汁 香の物

最後はデザート。


丁寧で本当に美味しいお料理で大満足でした~~~




     


朝ご飯はバイキング。



バイキングは焼津ならではの食材がなかなかよかった。


オムレツの具に桜エビ&しらす

焼き黒はんぺん

マグロのすきみのやまかけ

ゆでしらす

かまぼこ&ワサビ漬け

イチゴジュース


IMG_0244.jpg


・・・・・はイマイチでした~~~~


それはそうと、この朝食のレストランからの海と富士山の眺めが最高!
ここがいちばんよかったかも。


IMG_0245_20141021235309b11.jpg



たとえ静岡県人でも富士山はいつ見てもすばらしい。



この日は台風一過でものすごく暑くなった。
この2日後に富士山初冠雪だったのでこの日の富士山はまだ雪がないです。



帰りはのんびり焼津さかなセンターを見ながら静岡空港まで叔母夫婦を見送ってきました。

静岡空港ひさしぶり~~~~



IMG_0277.jpg

FDAだ!


この日の静岡、最高気温28度、
そして北海道に帰った叔母が、「こっちは7度だよ~」と言ってきた。

日本は広い。



私にとって今回の台風はものすごくラッキーだった。

台風のおかげで思いがけなく家族旅行ができたし、焼津グランドホテルのお部屋もお料理も良かったし、
実は信州旅行も仕事や身の回りがバタバタしていて落ち着いて行ける気分じゃなかった。
(舞台の練習も休まなくて済んだ)

なにより2年に一度くらいしか会えない叔母に会えたことが本当によかった。


天が味方してくれたかと思うと、人生まだまだいいことあるかもしれない、、と思う。




命の洗濯もできたし、またがんばりますか~




2014/10/14







最新記事