5月28日にAさんのお宅へトライアルに行ったリオンは、無事に本譲渡のお返事をもらった。


お返事をもらった時点では、Aさんのご家族に完全に慣れたわけでもなく、やっとケージの中に手を入れて抱っこできる程度だった。
Aさんはとてもリオンにとても慎重に接してくれて、最初の1週間はリオンをなるべく見ないように過ごしていたらしい。
私が「スキンシップしてください」と言ってからやっと触るようにしたほどで・・・

にもかかわらず、Aさんは2週間経つと「もうすっかり家族です」と言ってきた。



Aさん宅は猫初めてのご家族だったのにあんなに慣れない子でもいいのだろうかという申し訳なさがあって、他の猫と交換しようかとも思ったほどだった。


でもAさんの奥さんから、
「仕事をしていても家にいるリオンくんのことが気になって大急ぎで帰るようになりました」という話を聞き、

慣れない猫でもAさんはリオンを愛おしく思ってくれている、
ーーそれはリオンにとっても私にとっても本当にありがたいことだったので、そのままリオンを託すことにしたのだった。
















実はリオンはその前の月(4月)の譲渡会で、違うご家族様からトライアルの申し込みを受けていた。


8歳の男の子とそのおとうさんのKさん。


Kさんのおうちも猫初めてのご家族様だった。





その時リオンは口内治療のため投薬をしていて、お届けを5月の連休に延ばしてもらっていた。


KさんもKさんの息子くんもその分猫が来るのを心待ちにしてくれていた。
しかしやっと届けられると思った時に、リオンが人見知りになってしまったのだが・・・


公園の猫捕獲作戦~リオン




お届けの日、Kさん宅に伺うと新しい猫トイレ、猫用のお皿などが揃えられていてた。

息子くんも終始笑顔で嬉しそうだった。




さてKさん宅は子供さんもいるし、リオンは急に人見知りになっていて隙あらば逃げたい様子だったので、リオン用の部屋を確保していただき、脱走についての注意をいつもより熱心に話していた。




その時なぜかやたらと汗が出て来て、



ダラダラダラダラ顔から流れてきて、


???


5月の爽やかなお天気の日でお家の中が暑かった訳でもないのに、私はなぜかロッキーバルボアばりに汗びっしょりになっていた。






言っときますが更年期の症状・・・とかじゃないですからね~





自分でも不思議に思うほど汗をかき、いざリオンを置いて帰ろうとした時、
リオンが急に部屋の隅に逃げ、そこから窓に飛び上がると、

窓の網戸がガタッと外れた。



びっくりして、私とKさんとで同時に窓に駆け寄り網戸を押さえたのでことなきを得たが、
これは心配と更に網戸ロックの話とか、窓にワイヤーネットをつける対策の仕方などを話して、その後おいとまをした。







で、帰ろうとしたのだがーー





車の中で悶々と考えた。


こんな汗が出るってなんか変。


何か悪いことが起きる予感なんじゃないか?


いま網戸が外れたことだって警告なんじゃないか?




もしも、、、もしもリオンが脱走したらこの辺りは畑ばかりだし、建物の造りは変わってるし、私捕獲の自信がない・・・
ていうか脱走されたらエライことだ。



・・・


でもリオンを連れ帰るのも、


息子くんのことを考えると言い出しにくかった・・・








でもどうしても何かこう・・・引っかかってしまい、Kさんには大変申し訳なかったが、私はもう一度Kさん宅に戻りリオンを連れ帰らせてもらうことにした。





理由をこう説明した。


リオンはなぜかこの2週間で急に人見知りになってしまった、脱走の心配もすごくある、
さっきのようなことがあり得るからお宅の窓に脱走対策をしてもらってから改めてお届けさせてもらえないか、
もしくは脱走の危険性の低いもっと人懐こい猫を紹介させてくれ、
いますぐとは言えないけれど私が必ずお宅に合った猫を探して来る、人懐こくてかわいい猫を必ず紹介するから今日のところは連れて帰らせてもらいたい、

と。




そんな言い訳に優しいおとうさんは納得してくれたが、8歳の息子くんは不満そうな顔をして、すぐにはうんと言ってくれなかった。


・・・無理もないよね、ずっと待っていた猫なのに。


でも最後は聞き分けてくれたのだ。なんていい子。ヽ(;▽;)ノ

私はKさんの息子くんにもう一度約束した。



おばちゃん、必ず猫を連れて来るからね。








リオンはKさんのところは諦め、翌月の譲渡会に出し、Aさんのおとうさんとお嬢さんに見染められ、それでAさんのおうちに行ったのだった。







2017/5/7



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