塾の猫いっちゃんをもらってくれた70代の女性~Sさんとはいまだにお付き合いが続いていた。

それというのもSさんが私に度々連絡をくれてよくお宅へお邪魔したからなのだが、、、
あとでわかったことが、Sさんのお嬢さんが昔勤務先で付き合いのあった後輩だったのだ。
彼女は結婚して会社はもう辞めていたのだが、Sさんのお宅でバッタリ会ってその偶然に驚いた。

彼女はおかあさんと同じマンションの別の部屋に住んでいて、その頃ちょうど赤ちゃんを産んだばかりで、赤ちゃんを連れておかあさんの部屋へ入りびたっていた。

いっちゃんは「ふくちゃん」と言う名前になり、SさんとSさんの娘さん、つまり私の後輩にたいそうかわいがってもらっていた。


当時はSさんから時々「爪を切って欲しい」という電話があり、私はふくちゃんの爪切りに行ったものだった。
Sさん家族がふくちゃんをかわいがるあまり、ふくちゃんはたいそうグルメな食生活を送っていて、
私が訪ねるたびにコロコロ太っていった。

同時に後輩の赤ちゃん~名前を「リラちゃん」というのだが~リラちゃんもすくすく成長していった。


DSCF1375.jpg

当時のいっちゃん=現在はふくちゃん



昨日、そのSさんから久しぶりにお電話をいただいた。
Sさんは携帯など持たないので、用事がある時はいつも固定電話に電話をくれる。





ふくちゃんがもらわれたのはちょうど1年前、リラちゃんも1歳になったという。

「1年経ったのでまた近況をお伝えしようと思って」とSさんが言った。

ふくちゃんの話しと言うよりは、リラちゃんの話しのような、こんな話しをしてくれた。


リラちゃんはふくちゃんが大好き、ふくちゃんもリラちゃんが大好きで、
ふたりは・・・というかひとりと1匹はとても仲がいいらしい。
ふくちゃんはいつもリラちゃんの半径30センチくらいのところにいるのだという。


「それでね、リラが最初にしゃべった言葉は『ふ・く』だったのよ~」

「えっ!?」

「普通赤ちゃんって最初に『ママ』って言うでしょ、でもリラは違うの、『ふく』だったの。

 でも『ふく』ってうまく言えなかったから『う・く』だったけど。

 そして次が『にゃんにゃん』、その次にやっと『ママ』だったんだから」


「へぇぇぇぇっぇえ~~~~!」


ふくちゃんはリラちゃんがどんなに乱暴なことをしても動じない、
いつかはとっさにふくちゃんが自分をかばってリラちゃんの顔に手が伸びたことがあり、
見ていたSさんは「ああっ」と思ったそうだが、ふくちゃんは爪を出さなかったのだ。


「私には爪を出すの」とSさん。(笑)


きっとふくちゃんはリラちゃんのことを自分の子供か妹のように思っているんだろうなぁ。。。



「でもね、そのせいかなんなのか、リラがいまだに歩かないの。」


ままま、、、、まさかふくちゃんの真似をしてリラちゃんがいつまでもハイハイのままだと????!
しかもふくちゃんもリラちゃんのハイハイの真似をして、四つ足で歩けばいいものをほふく前進をするのだと。


「え~~~ほんとですかぁ~~~

そんなぁ~~~だったらふくちゃんを2本足で立たせ、「あんよが上手」をやらせてみたらどうだろう。(笑)



Sさんは生後2ヶ月で寝返りをうったリラちゃんはさぞ歩くのも早いだろうと、
お誕生日前に蒔絵の下駄を用意してあったそうなのだ。

おかげでその下駄は履けずに小さくなってしまったと言う。

「記念に取っておくからいいのよ」






ふくちゃんは幸せそうだ。
願わくばリラちゃんにあんよが上手を教えてあげてほしい。


2010/11/29

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コメント

  1. カツオ | -

    あんよが上手・・・か^^;
    ま、、、そのうち自分が猫であり
    自分が人間の子だということを知るのでしょう♬
    いつお互いに気づくのか楽しみだね♡  笑

    いいお話でした^∇^
    今日は散々な一日でしたので、こんないい話が一日の最後に読めて本当によかった♬
    ありがとう!!

    ( 21:07 )

  2. けむ | -

    Re: コックさん

    コメントありがとう!
    そう言っていただけると・・・嬉。

    いまはお互い姉妹のように思っているのかもしれないね。
    子供の感性はすごいからね、
    リラちゃんが猫娘にならないことを祈るばかりです。笑

    ( 14:52 )

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