のんちゃんが思いがけず早く里親さんが決まったので、次に預かったのが「チロちゃん」。

この子も小柄だけれどすでに避妊手術済み。
しおらしい顔をした黒猫の女の子だった。



チロちゃんはどちらかというとのんちゃんよりも臆病でおとなしめの性格だったので、
攻撃される心配が少なく、比較的早く抱っこまでこぎつけた。

子猫のいない時期には、里親希望の人も見つけやすい。
チロちゃんもまだまだ完全に馴れるところまでいかないうちに、
里親候補のお宅が見つかった。


私が抱っこして写したチロちゃんの写メを送ると気に入ってもらえたのだ。
ぬいぐるみのようにかわいいチロちゃん。

0315.jpg


チロちゃんを病院に一時預けしていた間に、そのご家族には面会に来てもらったので、
「この子でいいです」ということになってお届けに行った時には、私は初対面だった。



そこは農家のお宅で40代のご夫婦と、そのお舅さんとお姑さん、更に大おばあちゃんが一緒に暮らす、大人ばかり5人家族のS沢さんだった。

玄関を開けるといかにも農家な感じで土間が広くあり、
その奥の畳にあがらせてもらうとチロちゃんの仮住まいするゲージが置いてあった。
チロちゃんものんちゃんと同じく、まずゲージの中で馴らせてもらうのだ。



そのゲージを見て、私は感激してしまった。
なんとゲージの中には「名前 S沢チロ」の立て札が。

0405 011

チロちゃんの人馴れがイマイチだったので、まずは「お試し」のつもりだったけれど、
もう最初から家族として迎え入れてくれる心づもりでいてくれていた。
おじいさんもおばあさんもチロちゃんが来るのを楽しみにしていてくださり、
皆でチロちゃんを迎えてくれた。

この日はゲージの中で固まっていたチロちゃんだけど、、、
でも段々と馴れていってくれるに違いない。




しばらくするとS沢さんの奥さんから来たメールにはこう書いてあった。


「大人5人でチロちゃんを取り合いしています



◇◇◇


次に私がS沢さんのお宅を訪ねた時、
玄関を開けた途端、小上がりを1匹で歩いている首輪をつけたチロちゃんと目が合った。
チロちゃんは一瞬固まって、すぐにピューッと部屋の中に入っていってしまった。

チロちゃん、もうひとりで家の中を自由に歩いてるんだ!

隠れてしまったチロちゃんを、猫じゃらしを使って一生懸命引きずり出そうとしてくれたのはS沢さんのおじいさんだった。
チロちゃんはおじいさんが特にかわいがっているようで、
いつもおじいさんと寝ているのだと言っていた。




そう、のんちゃんもチロちゃんも、とてもいいお宅にもらわれたのだった。

エチカさんと猫おばさんが喜んだのは言うまでもない。
私はこの2匹のことがあったおかげで、自分自身と里親さんの可能性にも自信を持ち、
その後公園の猫~テンちゃん、ピョン吉の捕獲に乗り出し、
今はロンちゃんの家猫修行に希望を持ってやっている。



ロンちゃんは今週お見合いが決まった。
決まれば次はメイサちゃんだ。


2011/2/7

スポンサーサイト


コメント

    コメントの投稿

    (コメントの編集・削除時に必要)
    (管理者にだけ表示を許可する)


    トラックバック

    Trackback URL
    Trackbacks


    最新記事