さてミントさんが美容師さんということもあって、
なかなかお見合いの日時が定まらなかった。

そんな中状況が一転する。


ミントさんから、

「話しが急展開して申し訳ありませんが、
メルちゃん、私の母が飼いたいそうです!!」

と言ってきたのだ。



な・・なんですって!



「もうお漏らしの話もしてあるのでそのへんは大丈夫です。
実家なら寝室と他の部屋も分けられるので、メルちゃんにとってもその方がいいと思います!」




ミントさんの実家は山の方だと聞いていた。
おかあさんは農業をやっているらしい。

私はミントさんには申し訳ないが、集合住宅のおうちの方にメルちゃんを譲る気はまったくなかった。
でも田舎で農家の一軒家となれば話は別だ。

なんという好都合?! 



ミントさんのお母さんと電話でお話しすると、確かに猫を飼いたいとのこと。
オシッコの話しも通じていた。

本当にメルちゃんでいいんですか?

かくしてメルちゃんは、ミントさんの実家へお届けすることになった。



そのご実家というのが、、、同じ市内ながら山の方に向かってどんどこどんどこ行ったところに、小さな温泉郷がある。
その温泉郷のちょっと手前にお茶とわさびを栽培している小さな集落があるのだが、そこだった。
なんと車で片道1時間くらいはかかる。


その場所を目指して行くのは初めてのことだった。
仕事が終わって夜行くのは危険すぎる、きっと目印を通過してしまうだろう、、、
平日の午後、私は仕事を早退してメルちゃんをお届けすることにした。


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行く道々の山の緑のきれいなこと。


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まさかこんなところにメルちゃんがもらわれて行くことになろうとは。

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ミントさんのおかあさんは素朴でやさしそうな方だった。
確かに、この人ならメルちゃんが多少粗相をしてもさほど気にしないだろうという感じがした。

メルちゃんはミントさんのご実家でも全くマイペース。

ひとしきり探検すると、私の持ってきた砂のトイレで最初のオシッコをしたではないか!

私はその時点で「たぶんここのお家で大丈夫だろうな・・・」と思ったのだった。



帰る時、おかあさんから手土産に生のわさびをもらった。
そこはわさびで有名な地区だった。

いただいたわさびは大きくて立派なわさびだった。

大きくて立派な玉ねぎもゴロゴロ持たせていただいた。






私はメルちゃんがあまりにきれいでいい猫だったから、
以前お返しされたTさんのような立派なお家にもらわれるイメージを勝手に作り上げていたのだと思う。

だからTさんに断られたことがショックだったんだ、、、
でもそんなの関係ない、
メルちゃんがのびのび暮らせて、お家の人にうんとかわいがってもらえればそれでいい。



「お試しですからね、どうしてもダメなら連絡くださいね。また迎えに来ますから」
と、それでも念を押して帰ってきた。

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メルちゃんなら何度だって里親さんを探してあげる。

メルちゃんはそれくらいいい猫だから。





でもねメルちゃん、ここがいいと思うよ、ここで幸せになってね。

そして時々メルちゃんに会いがてら、
こんなのどかなところへ私をドライブさせてちょうだい。


◇◇◇



帰り道、私はその足でカスミ荘のママのところへ子猫を預かりに向った。
ママのところで、子猫が6匹捕獲されたという話だった・・・


2011/6/28
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