ピクピクのお届けに一緒に行った病院OBでボラ先輩のKさん、
~このあとよく登場することになるのでかのんさんにしておこう~
から、ある多頭飼いのおじいさんの話を聞かされた。


借家の長屋にひとり暮らし、飼っていた猫が避妊去勢をしないままどんどん増えて、
その猫の糞尿の匂いの苦情が近所から噴出しているということだった。


ご近所さんは再三再四の警告をしていて、もう我慢ならないという状態まで来ており、

今すぐ借家を出ていけ!

と切羽詰った状況になっているのだという。


Nさんという方が、昔そのおじいさんに親が世話になったとかで、
おじいさんを心配し世話を焼いていたのだが、
そのNさんも困り果てて相談したのがかのんさんの友人のモモさん

そこでNさん、モモさん、かのんさんでおじいさんの家を訪ね、

「猫の救出」に繰り出すことになったという。





多頭飼い崩壊のパターンはいつも同じだ。
最初の一匹(おじいさんの場合は4匹いたのだが)を避妊去勢さえしておけば、
こんな状況に陥ることはないのだ。


現在は飼い主のおじいさんでさえ、いったい猫が何匹いるかわからない常態だった。
が、その後かのんさん達が家で捕獲をはじめると、

成猫がおおよそ20匹前後、

生後2ヶ月から4ヶ月くらいの子猫が9匹いることがわかった。


     ・・・・・



その避妊去勢手術の費用は誰が出すのか・・・・

・・・まぁそんなことはあとから考えるとして、、、

今はとにかくまず手術を片っ端からしてしまう。
(妊娠中の猫もいないとは限らないため急がなければならない)

それよりも問題は、そのおじいさんが現実に長屋を出なければならない状況になっていることだった。
大家さんでさえ、近所の住人から攻められる立場で、
町内あげて追い詰められていたのだ。

その猶予はたったの2週間。



手術をしたものの、その猫達をどこで保護するか。
20匹の成猫、9匹の子猫である・・・・




かのんさんは私に、

「誰か1匹でも2匹でも預かれる人はいないかな」と聞いてきたのだった。


かのんさんが昔勤めていた病院の先生の別宅で何匹か預かってもらえそうだ、
しかしその家まで毎日お世話に通わなければならない、
その家は電車で駅ふたつも先だと、かのんさんは私に説明した。


待てよ、、、


それならば全部の猫を1箇所で保護しておける空き家のような場所があればいいってことじゃないか・・・
私はしばらく考えると思わず、

「あった!!!」

と大声をあげた。



110704 012
現在預かりの白にシールポイントのオス(記事には関係ありません)





ちょっと前にちゃーくんをもらってくれたケンくん


ケンくんのお母さんが去年亡くなった話はしたが、ケンくんはお父さんもすでに亡くしていて、
現在はおばあさんとふたりで、母方の実家に住んでいる。
ところがお父さんが生きていた頃の家が別にあって、そちらが空き家になっていたのだ。
その家はケンくんの家からも私の家からも近くで、2階家で小さな庭もある。
私は以前、興味本位でその家を見せてもらっていた。

空き家にしておくにはもったいない、広い大きな家だった。
ケンくんは「東北大震災で被災した人に一時的に住んでいただくように登録もしたんです」と言っていた。


その家を安く借りられないか、いや、、、ケンくんならきっと貸してくれる、
私は早速かのんさんに、猫を一箇所に集めてお世話をする提案をし、
同時にケンくんに家を貸してくれるよう相談してみた。



もし貸してもらえればこちら側としてはこんないい話はない、
とりあえずボランティアさんとケンくんとで家の下見をすることになり、
私は間を取り持った立場として、その下見の席に同席したのだった。



2011/7/8


110704 007
現在預りもう一匹の長毛のメス(記事には関係ありません)


スポンサーサイト


コメント

    コメントの投稿

    (コメントの編集・削除時に必要)
    (管理者にだけ表示を許可する)


    トラックバック

    Trackback URL
    Trackbacks


    最新記事