先日の譲渡会の唯一の子猫~ゴルビちゃん~と一緒にいた母猫と思われるメスは、
公園でもカスミ荘のママの足にすり寄ってくるほどの人なつこい子だった。


カスミ荘での保護猫は最近いっきに増え、ママは、

「保護してあげたいけどこれ以上は大変」と、

母猫は避妊手術はしたものの再び公園にリリースしたのだった。



「この寒いのにかわいそうなんだけどねー
 
 すごく人なつっこい子なんだけど飼ってくれる人いないかしら・・・」




私にはかねてより、猫を希望していたお年寄りの大花さん(仮名)の存在を気にしていた。
年齢は79歳、ひとり暮らしならお断りする年齢かもしれないが独身の娘と同居していた。
ただこの娘が「猫は苦手」と公言しているため躊躇していたのだ。


ララちゃんを連れて初めてお訪ねした時も、ララちゃんと娘さんの相性が気になりお断りしてしまった。

普通はどんなに「猫が苦手」という人でも、一緒に暮らせば猫の良さに心を奪われるはずなのに・・・大花さんの娘さんは違ったようだ。
もしそんな大花さんに紹介するなら、もっとふところに入り込んでくるようなベタベタの猫がいいんじゃないだろうか、
でないと娘さんとの距離はちぢまらないだろう、、、、そう考えていた。


「ママ、その子を紹介してみようか」


娘がどう変わるかを期待している場合ではない、
このところの冬の寒さは一段と増していて、
なんとかその子を家の中へ入れてあげたい、、、その想いの方が勝っていた。



そうと決まれば。
一旦リリースしたその子を再び捕まえてもらい、
避妊手術の抜糸も済ませ、その後私があずかることにした。



DSCF5599.jpg

耳先カットされたゴルビのおかあさん




大花さんの希望は「メス」「尻尾が長いこと」だけだった。

ララちゃんをお断りした時私は、

「子猫じゃなくて大人の猫はどうですか?いい子がいたら紹介しますから」とお話してあったが、大花さんはしびれを切らしてその後別の猫をトライしたようだった。


でも結局猫は見つかっておらず、連絡をすると「是非見たい」とお返事をいただいた。


DSCF5602.jpg

念のため首輪をつけて行こうね。(首輪には私の電話番号を書き入れた)



この子はまだ若い猫で多分一歳くらい。
本当なら大花さん自身の年齢を考えて、もっと大きな子を紹介してもよかったけど、、まぁいいや。


             





その日は特別寒い日だった。

そういえば名前をつけていなかった、どうしよう。
・・・・・・
明日は節分だ、オマメちゃんがいいかな?

などと考えながら名前は決まらず大花さん宅に到着。



大花さんの家でキャリーから出してもらうと、その子は家の中を探検することもなく、
大花さんの家の絨毯に身体をスリスリ摺り寄せていた。
本当になんて人なつこい子だろう。

「とりあえずお試しってことで、、、2週間経ったらまた伺います。」

「名前は好きな名前で呼んでください」


そう言うと、

大花さんは「つけたい名前がある」と言って、
あっという間にその子は「ココちゃん」になった。



DSCF5608.jpg




ココちゃんのベタベタぶりは、もしかしたら大花さんの娘さんにとっては過剰で、ひょっとしたら嫌がられるかもしれない・・・・

もし大花さんから断られたら、この子はまた公園に逆戻りしてしまうだろうか。






あとからわかったのだが、その日は日本中がこの冬いちばんの大寒波に包まれた日だった。

日本各地に大雪が降り、普段は暖かい静岡もはんぱない寒さだった。



・・・少なくとも今日この日に、ココちゃんが公園で震えているのでなくてよかった。
暖かい家の中に避難できたのだ。

それだけでも救われる想いだった。





野良猫の生活は過酷だ。



ココちゃん以外のお外の子は、この寒い冬の間、どんな風に暖をとっているのだろう。




2012/2/2
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