私はいきなりおばあちゃんにアニマルコミュニケーションだの、返してもらうだの、お話ししても、
おばあちゃんが混乱するだろうと考え、すべて娘さんを通してお話しをするようにした。



アニマルコミュニケーションをやってトンコちゃんの気持ちを聞くということ

その結果によってはトンコちゃんを返してもらうということ




娘さんは「せっかく慣れてきたのに・・・」と言葉を濁した。



おばあちゃんは最初、、
というか私が訪問した時は、まだ新しくきた猫を持て余している風に見えた。
娘や孫がそうしなさいというから猫をもらった、という風に見えていた。
でも娘さんからその話を聞くと動揺して「なぜ返さなくてはいけないのか」と私に聞いてきた。


・・・・・・・・・

どんな猫も一週間も一緒にいれば情がうつるだろう、

でも猫にはこれからまだ10数年の人生がある、
今を誤って10数年しっくりいかないまま暮らすより、
今を慎重に読み取って、猫と人とをきちんと結んであげたい、

・・・・・・私はそう思っていた。





人間は話せばわかる、なだめることも、この先フォローすることもできる、

(でも猫の気持ちはわからない)


人間はいくらでもやり直しがきくけれど猫は自分で人生を選べない、

(私がそれを決めてしまうのだから)


トンコがここにいたいと言えばそのままでいい、

(できればそう言って欲しい)


ただそれを確認したいだけなんだ。



「トンコちゃんもここにいたいと言えば返してもらうことはありませんよ」
そうお話しして、
おばあちゃんはアニマルコミュニケーションを受けることを納得してくれた。



おばあちゃんをなだめながら私は少しほっとしていた。

今のおばあちゃんは明らかに「膝に乗らない猫がいい」と言っていた時のおばあちゃんと違う、

お膝に乗ってくるトンコを「かわいい」と思ってくれているのだろう、
おばあちゃんの気持ちが変化したように感じていたからだ。



おばあちゃんがそう思ってくれているのなら、なにもわざわざトンコの気持ちを聞かなくても・・・

でもやはりトンコの気持ちも確かめたい、、、それは多分私自身が納得したかったんだと思う。



      



アニマルコミュニケーションの結果トンコは、

「おばあちゃんのところにいたい」


と言ったのだった。


・・・・・


私はおばあちゃんが心配していると思い、
次の朝すぐにおばあちゃんに電話で報告すると、
おばあちゃんはとても喜んでくれた。

電話の切り際、かすかに聞こえた 「××ちゃんよかったねぇ・・・」 という声、



それは足元にいたトンコちゃんに話しかけた声だったのだろう、

おばあちゃんの足元でトンコがおばあちゃんを見上げている姿が目に浮かんだ、


「おばあちゃん大丈夫よ、私はおばあちゃんと一緒にいるよ」


トンコはそう言っていただろうか、、、そう言っていたに違いない・・・。




実はセッションの時トンコから聞いたのは「帰りたいかそこにいたいか」の返事だけじゃなかった、

私はトンコに怒られていた。


おばあちゃんのようなお年寄りを苦しめるようなことをしてはいけない、と。
(それだけじゃないけど)



・・・なんだよー。



(そうだよ、今度のことは私のいらぬおせっかいだったよ)

いざという時はすぐに里親さんの家に行くつもりで仕事の休みもとってあった、
東名使って往復する労力や、せっかく決まった里親さんもまた探そうと気持ちを奮い起していたことも、

すべてトンコのためを思ってのことなのに。



たった一度抱いただけの猫。

だけど、いやだからこそ、兄弟の中でもトンコのことがいちばん気になっていたんだ。


そんなトンコにお礼を言われるならまだしも、


怒られるなんて・・・



悲しいやら情けないやら、でもよい結果になってくれたことも本当に嬉しくて、、、



セッションが終わった途端なんだか泣けてきた。


嬉しいのか悔しいのか自分でもわからない涙だった。



・・・・・・・・・・・・・・・・・



トンコに怒られはしたけれど、
私は今回アニマルコミュニケーションが出来たことをよかったと思っている。

なぜならおばあちゃんは猫を返して欲しいと言われたことで自分の気持ちを確認できた、と思うし、
娘さんもお孫さんも一緒になっておばあちゃんを心配しより家族が団結してくれたと思うからだ。
皆がこの先トンコをかけがえのない猫として大事にしてくれると感じたからだ。




猫なんてなにを考えているかわからない、

でもちゃんと考えている。

トンコの言いたいことはわかったよ、

これから色々気をつけるよ、、、


でも今度私がおばあちゃんのおうちに行った時、

もしも少しでも感謝してもらえるのであれば、

私の前に出てきてね。


もうどこにも連れていかないから―――






トンコちゃんの里親さんのおうちはみどり広がるお茶の産地。


IMG_2672.jpg
2013/5/18撮影


おばあちゃんの娘さんからいただいた今年の深蒸茶に手をつけられずにいたけれど、

ありがたくいただこうと思います。





今回緊急でセッションを引き受けてくださったchihiroさん、本当にありがとうございました。


2013/5/24
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コメント

  1. 坂ち | 27ET4VhU

    良かったぁー!
    母を見ているとおもうのですが
    感情の表し方が下手なのです。
    昔の人って。

    で、ケムさんの前回のブログ読んだ時
    本屋で見た、お婆さんと猫の写真集を
    思い出したんです!!!
    トンコちゃん、お婆さんの事守ってあげてね。
    そして、ケムさんご苦労様でした。
    優しい気持ちからの事ですもんね。
    トンコちゃんだってわかってますよ!!(^∇^)

    ( 07:01 [Edit] )

  2. robin | -

    No title

    良かった^^
    トンコちゃんもおばあちゃんも*^^*

    ( 11:02 )

  3. macoto | 3fIBvpkA

    No title

    優しさって想像力だと思うんだよー。
    おばあさんの気持ち
    トンコの気持ちを想像する力。
    その優しさがいらぬおせっかいだったとしても
    必要のないことではないよー。

    おばーちゃんもトンコもよかったねー。

    それにしてもジュウキチかわいい・・・
    じじいに見せたら
    「変な顔」って言ってました(笑)

    ( 11:33 [Edit] )

  4. こみんと | -

    No title

    アニマルコミュニケーションで
    こっちが考えて「きっとこうなんじゃないか?」と思っている事と
    まったく逆だったりすることも少なくなくて^^;
    本人の話を聞くことは、一番手っ取り早いですよね^^

    私もデクにさんざん怒られましたよ~

    トンコちゃん、おばあちゃんの所で
    しあわせに暮らしていけますね

    それにしても避妊した子達の妊婦の数にびっくりです
    おそろしい?繁殖力ですね・・・
    本当におつかれさまです

    ( 14:54 )

  5. トンコちゃんのこと②

    お疲れ様でした~♪゚*。(b・∀・b)。*゚
    ほんとによかった
    読んでいて 涙…

    ケイことにーまが
    最初にトライアルに行ったおうちがそうでした
    おばぁちゃんが不安になっちゃって
    帰ってくることに…
    今は とってもいい里親様に巡り合えましたけどね^^

    ( 10:45 )

  6. けむ | -

    Re: robiちゃん

    元気?
    おかげさまで^^ありがとう。
    おうちの方はすすんでるのかな~

    ( 12:37 )

  7. けむ | -

    Re: macotoさん

    > 優しさって想像力だと思うんだよー。

    なるほど。
    深いわ~。
    でも私はへんな想像力の持ち主だから困る・・・(笑)
    この前猫の先輩からジュウキチのこと「コツメカワウソに似てる」と言われました。
    やっぱmacotoさんが好きなわけだわ~(笑)

    ( 12:41 )

  8. けむ | -

    Re: こみんとさん

    えーーーー!?
    こみんとさんもデクちゃんに怒られたの?
    ・・・いや~でもそれは私とは怒られ方が違うと思うな。
    こみんとさんが元気になるようにという愛のあるものだよね、きっと。^^;

    はい、本人の話を聞くのがいちばん手っ取り早いです。
    ハッピーエンドで本当によかったです♪

    ( 12:57 )

  9. けむ | -

    Re: myままさん

    コメントありがとうございます。
    そうやって戻ってきても、ちゃんと里親さんを見つける自信はあった。
    そしておばあちゃんにも、ちゃんと別の猫を紹介する自信はあった。
    でも今回はこれでよかったんですね、、、
    私が引っ掻き回したことも、おばあちゃんにとって必要なことだったと、
    自分では思ってますけどね。^^;

    ( 13:09 )

  10. けむ | -

    Re: 坂ちさーん!

    あーー飛ばしてしまいましてすみません!!!

    坂ちさんが言うように、おばあちゃん、表現が下手なだけだったかもしれません。
    いちお、ですね、よくお話ししたんですよ、それでも。
    おばあちゃんは、トンコのような猫が初めてで、どう扱っていいかわからなかっただけだったんですね。
    皆さんから教えてもらうことも多いです、
    これからもアドバイスお願いします。

    ( 22:22 )

  11. ふぶき | -

    よかったです~

    おばあさんは新しい猫に慣れるのに時間がかかったのかな。
    トンコちゃんの方が先におばあさんを好きになったんだね。
    自分で選んだんだね。
    迎える前の『こんな猫が欲しい』から、迎えた猫を『この猫がいい』と思うまでの時間だったのかな。
    ドラマがあってトンコちゃんが特別になったなら、よかったです~

    ( 22:11 )

  12. けむ | xzfXrOoo

    Re: ふぶきさん

    おばあちゃんも猫のことを多くは知らなかったのですね、色々な猫がいることを。
    トンコのような子は初めてだった、それだけのことだったようです。^^;
    猫にかかわることはドラマです、だからこんなブログ書いてんですけどね。(笑)

    ( 11:44 [Edit] )

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