冬は子猫がいなくなり、大きくなった子にも譲渡のチャンスが生まれる時期だ。

2010年2月、
私がボランティア仲間の中でもお付き合いが深いエチカさんが拘わっている現場から、生後半年ほどの子猫を捕獲し、里親探しをするために預かりを引き受けた。

その話しはまた書くとして、
生まれてから半年も野良のまま置いてしまうと人慣れが厳しいのだが、
その子達は1週間ほどでなんとかゲージ付きの譲渡にまで漕ぎつけた。

子猫がいない時期の需要に合ったところが幸いしたのだ。



それに気をよくした私は、思い切って仲間のあっこちゃんが餌やりをしている公園から、
生後半年ほどの中猫を保護しようと決めた。

あっこちゃんの餌やりは毎晩、
猫の数は十数匹、
同じ近所に住みながら餌やりには一切手出しをしていない私は、
せめて餌代だけでもお手伝いしてあげたいと常々思っていた。


―――いや待てよ、私には私のできることがある、
猫の数を減らせば餌代を減らすことと同じことじゃないか―――


そう思ったのだ。


あっこちゃん餌やりの公園にはちょうど同じくらいの月齢の子が5~6匹いる。
その中で、比較的人なつこそうな子を選んで、あっこちゃんに捕まえてもらったのだが、
それがピョン吉(♂)とテンちゃん(♂)だった。

0000 027   ピョン吉
0402 002   テンちゃん


1匹ずつでもよかったのだが、すでに月齢がいっている子を、
のん気に慣らしていたら時期を逃してしまう。
子猫のシーズンは目の前だ。
里子に出せる性格の子かどうかを見極めて、
ダメなら早いタイミングで判断して別の子と交換してもいいと私は考えていた。



ピョン吉は夜の公園ではわかりにくかったが、明るい部屋で見てみるとところどころハゲがあった。
特に首から下の大きい範囲。このままでは余りにみすぼらしくてとても里子に出せない。
ハゲの原因はたいがいは「真菌」か「ノミアレルギー」のどちらかで、
ノミアレルギーなら抗生剤を飲ませればじきよくなるが、
「真菌」だと他の猫にうつるためやっかいだった。

2匹はすぐに虚勢手術をして、「虚勢済みオス猫」という謳い文句で里親募集をしようと思ったのだが、ピョン吉のハゲは培養の結果、真菌が原因だったことがわかった。
行きつけの病院では真菌の子は感染が恐いため手術室にいれられないと言われてしまった。
まず、真菌の治療をしなければならなくなった・・・


なんと・・・・いきなり前途多難な展開になってしまった。
やはりそううまいことはいかないか。
それに公園では人なつっこいように思えた2匹も、
うち連れてくると警戒心全開で恐くて手が出せない。

その日から私の手は、毎日のように新しくできる猫の引っかき傷と噛み傷で、ぼろぼろになっていった。。。





テンちゃん捕獲:2010.3.29

ピョン吉捕獲:2010.4.7


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