譲渡会に参加した野良猫親子の片目の三毛猫おかあさんは、メンバーのMさんが一時預かりをしてくれていた。


譲渡会後、フネさんから「猫はいまどこにいるのですか」と尋ねる電話があった。

それというのも猫に餌をあげているおばあさんから『猫を返してほしい』としつこく電話があるという。
フネさんは「そこのおうちでちゃんと飼ってくれるようだ、猫を飼うということはどういうことか明日私が行って話してくる」
と言うので、私達は相談して猫を返しに行くことにした。

三毛猫おかあさんもMさんの家のケージの中で大騒ぎしていたようで、面倒みてくれる人もいる、猫のためにはたとえ外で暮らすにしても元いた家がいいのだろうと判断した。



ただ私達は、以前仲間のcomintさんが外猫として飼われていた「ちーちゃん」という猫の時のことを思い出していた。

・・・ちーちゃんは下半身が不自由にもかかわらず、ずっと外で暮らしいて、餌をあげているおじいさんにいくら家にいれてやってくれとお願いしても「猫は外で暮らすもの」と言って聞いてもらえず、結局comintさんが自宅に保護してくれたのだった。

その時も餌やりのおじいさんはちーちゃんがいなくなると途端に「猫を返せ」と言ってきたのだ。
返したからと言ってちーちゃんを安全に飼ってくれるわけでもないのに。


131208-3.jpg
comintさんのところのちーちゃん



~comintさんのブログにちーちゃんのことが詳しく書かれています~

「comintのひとりごと」



私は三毛猫おかあさんの暮らしていた環境を見て知っていた。
三毛猫おかあさんはまったくの野良猫というわけでもなく、縁側に出たひさしの片側を囲った畳一畳くらいのスペースで餌をもらったり、くつろいでいだりする環境があり、段ボールハウスのようなものもあつらえてもらっていた。
おばあさんには息子さんがいて、息子さんも三毛猫おかあさんをかわいがっていた。
子猫がいなくなって、避妊手術も済ませて、たった1匹なら天寿を全うするまでそのおうちでちゃんと面倒みてくれるだろう、、、何よりフネさんがそう言うのなら。

おばあさんはフネさんに「なるべく家に入れるようにするから」と言ったという。




しかし返しに行くと息子さんは「猫を家に入れるわけにはいかない」とはっきり言い、なんでもそこの長屋はペット不可だという。
フネさんは「話が違う」とうろたえていたが、息子さんの言い分は「猫を預かってくれるのもいいけどもし里親さんが見つからなくてその時にまた返されるのではそれこそ猫がかわいそうだ、そんな中途半端なことをするくらいなら返してほしい」ということだった。


『里親さんが見つからなければ返す』なんてこと、私達は多分しない、、、けどね。


でもここのおばあさんも息子さんもこの三毛猫おかあさんを愛してくれている、
それにやはりこの子は里親さんを見つけるのには時間がかかるだろう、、、

Mさんと私はうろたえるフネさんをなだめてそちらのお宅に『よろしくお願いします』と頭を下げた。


三毛猫おかあさんはしきりに「にゃおにゃお」と鳴きながら庭を回ると、いつもの水飲みの洗面器からおいしそうに水を飲むとおとなしくなった。
おばあさんは「水もきれいな水に入れ替えてあるですよ」と私に説明した。
暗がりで水の状態は確認できなかったけど―――私には三毛猫おかあさんが自分の存在を訴えるために鳴いていたように思った。


フネさんは「きっと子供を探しているのよ」と言っていたけれど・・・





    




その子供達なんだけど・・・・・・・・・・・・・・・・




うちにいるんだよ。


IMG_6015.jpg





2014/6/30
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コメント

  1. モネねえ | -

    No title

    けむさんこんばんは(^v^)
    親子猫ちゃんの続報をありがとうございます!!
    お母さん猫は元居た場所に帰ったんですね。。。

    猫に対しての色んな考えが有るんだなぁと
    この記事を読ませていただいて考えてしまいました。
    世代が違うと尚更かもしれないですね。

    そして子猫ちゃんたちはけむさんちに居るのですね^^
    2匹とも可愛いなぁ~♪
    良いご縁がありますように☆

    ( 19:54 )

  2. さとみ | G0gcgdPw

    No title

    猫にとっての幸せってなんだろうと
    考えてしまうお話でした。

    でも、家の中でご飯の心配も
    お天気の心配もなくのんびり生活できるのが
    理想だと信じて里親探しをしています。

    ところで、先日の迷子猫のことですが、
    迷い猫ネットの掲示板のほうへ
    コメントありがとうございます。

    その後飼い主さんとも会えて
    詳しい捜索状況なども聞けたのですが、
    ポスター、聞き込みなどすべて
    やっているそうです。

    最後の目撃情報が迷子になった日の4時ごろ、
    その後まったく情報がないそうです。

    どこかで保護されているといいのですが、
    飼い主さんは半分あきらめていて
    どんな形でもいいから見つけてあげたいと言ってます。

    どうか、無事に見つかりますようにと
    毎日祈っております。

    ( 21:36 [Edit] )

  3. けむ | -

    Re: モネねえさん

    そうですね、皆猫のことを思う気持ちは同じなのに、三毛猫おかあさんの行動ひとつとってもその解釈がフネさんと私とで違うように考え方も違うのでしょうね・・・。
    子猫達はおかあさんと離れてもケロッとしていて元気です。
    あとくされないところも猫の良いところです。^^

    ( 02:14 )

  4. けむ | -

    Re: さとみさん

    飼い主さんと連絡取れたんですね!
    高齢の猫ちゃんだし、最後をそんな形で終わってしまっては本当にお気の毒です。
    手を尽くしているのであれば、あとはその子が自力で帰ってくるのを待つしかないのでしょうか。
    ベレーちゃんがもといた公園に帰ったように、猫の勘を信じることしかできないですね・・・

    それにしてもあのような掲示板があることを知りませんでした。
    捜索される猫の多いこと!
    とにかく無事であることを私も祈っています。

    ( 02:26 )

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