6月26日

地域猫運動連絡会のもと集まったメンバーで、この日は静岡市役所へ今回の要望「静岡市の避妊去勢手術費用の減額を求める要望書」を持って市長と面談してきた。


今回の要望についていまいちどおさらいをすると、

現在野良猫の不妊手術に対して市は「助成金」を払ってくれているが、その方法は獣医師会に一括して払うというもの。
獣医師会が取り決めたメス猫の手術費用は3万円、それを市と獣医と市民が1/3ずつ折半するというしくみになっている。するってぇと市民負担は1万円になる。

さてここに問題がある。
そもそも「手術費用が3万円」という金額はどこからきているか。
更に不思議なことに色々な獣医さんでもともと一律でないはずの避妊手術代金が、「野良猫♀の避妊手術」というとなぜか私達は定額の1万円を払うことになるのだ・・・

そしてこの1万円という金額が県内の他都市に比べてずばぬけて高い。
(ずばぬけてという表現は適当じゃないかもしれない
それをなんとか減額して欲しいというのが今回の要望だ。



市民が払う手術費用を減額する方法はいくつかある。

そもそもの「手術費用3万円」を見直してもらうか、

市に助成金の上乗せをしてもらいその分市民負担を少なくするか、

助成制度を獣医師会加入以外の獣医でも受けられるようにしてもらうか、
(もともとの手術費用が安い病院を選べる)

とにかくどんな方法だっていい、市民負担を減らしてもらいさえすれば。




今回の市長との面談はたったの15分。
その間にすべて集約して話をしなければならないため、市長に話しをするのは代表のエイケミさん、ハッチーさん、Mさんの3人が弁論することにした。


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市長



3人の弁論の内容は私がその場で改めて聞くだけでも不条理な現状でつくづくせつなくなった。




エイケミさん弁論

メスの避妊手術1万円といってもけして1万円では済まない。
当然消費税、院内感染をふせぐためにノミ取り費用がプラス1.5~2千円、病気・怪我があればその治療代、人馴れしているから里親探しをしようと思えば血液検査、ワクチン代、、、、
そういった費用がすべて個人の自腹で賄われている。


Mさん弁論

近所で昔からずっと近所の野良猫達をお世話している人達がいる。避妊手術が大事なことは理解していて少しずつでも避妊手術をしている。しかし手術費用1万円というのは市民感覚ではとても大きな出費である。その方達も高齢になって、毎月の年金の中から手術費用を捻出するとなると、今月は無理だから来月、再来月と先延ばしになるのがやむを得なくなる、するとその間にまた子猫が産まれてしまうという悲しい現実を繰り返す。
費用がもう少し安くなれば、そういったことも回避できる。


ハッチーさん弁論

野良猫以外に多頭飼育崩壊問題というのがある。
避妊去勢をしないまま飼って増やした挙句、飼い主が夜逃げする、立ち退きを迫られる、施設に入所するなどして猫が置き去りにされる事件。
この数年間で合計60匹ほどの多頭飼育崩壊問題が市民ボランティアに持ち込まれ、その猫達を保護し、不妊手術を行い、里親さんを探し、現在3匹を残すところまでとなったがいまだ通いのお世話を続けている。
その猫達の手術費用、医療費、餌代などの費用は寄付などを募ってはいるものの総額は100万円を超える。



市長はうんうんとうなずきながら話を聞いてくれている。

ひとつひとつ弁論が終わるたびに、エイケミさんもMさんもハッチーさんも「どうかお願いします」と頭を下げる。


私は・・・なんだろう、なにかそこに違和感をぬぐえないでいた。



野良猫の不妊手術費用なんて、そもそも全額市が負担したって良さそうなことだ。
なぜなら野良猫問題は地域問題だ。
なにもしなくて最後に困るのは街全体なのだ。
そうなってからでは遅いのは私達がよく知っている、そして何より罪のないかわいそうな猫を増やしたくないからやむにやまれず手を出している、そして「手術費用を安くして下さい」と頭を下げる・・・

ちがう。

頭を下げるのは私達の方じゃない、市の方だ、自分たちの代わりに野良猫問題に取り組んでくれている人達に、地域のために自腹を割いてくれてありがとう、と、こちらが何もできずに申し訳ない、と、市側が頭を下げるのが本当じゃないか。



そうだ、いいことを思いついたぞ!

市内の野良猫の不妊手術を一斉に市が費用負担して行うのだ。
この「一斉に」「市が費用負担して」というところが重要だ。
もちろん捕獲をするために市民の餌やりさんやボランティアの力が必要になる、が「一斉に」やることで今後の自分達の負担が劇的に減るだろうし、また市が費用もだしてくれるなら皆喜んで手を貸すだろう。
当然手術費用は市の財政にのしかかってくる、、、そこを市民に寄付という形で呼びかけるのだ。
これもまた自分達が今後自腹を割かなくてすむならば寄付だって喜んでする。
それに一斉にやれば、翌年以降の助成金分だっていらなくなってくる、どうだ、いいアイデアじゃないか!?

  




皆様からご協力いただいた署名は1万筆以上、目標は1万5千筆。
今回は市長に直に要望を伝えるまでで、市議会に署名とともに陳情書を提出するのは9月になった。

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今度の日曜日、今までお願いしてきた署名をすべて集め、もう一度「市民のつどい」を開催します。
お手元の署名用紙をその日にご持参いただくか、もしくは署名用紙の裏の宛先へとご郵送ください。
つどいに参加できる方は、是非ご近所の方やご友人などお誘い合わせの上ご参加ください。


「第5回市民のつどい」

日時:2014年9月7日(日)午前10時~12時

場所:アイセル21(葵区生涯学習施設)第33会議室

内容:陳情書提出と今後の活動について



主催:静岡市地域猫運動連絡会  
    猫の不妊手術費用の削減を求める会





2014/9/3
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コメント

  1. めいぴー | ELD9pjOg

    良い方法があります

    動物基金さんに出動して貰うんです。過日に長居公園(中にセレッソ大阪の本拠地のサッカー場もある)で施行されたのを見学に行きました。横浜の獣医さんが来てます。行政が受けてくれたら、♂♀手術はもちろんワクチン、蚤取りも無料でしてくれます。40匹位いれば出動してくれますよ。
    ただ、市内のせこい獣医が反対するかも?ですね。一生にたった一回の手術・・・・儲からなくてもそれくらい目をつぶって欲しいものです。
    ボランティアは捕獲だけすれば良いんです。まあ、捕獲機洗浄とかはありますが・・・

    ( 23:00 [Edit] )

  2. |

    管理人のみ閲覧できます

    このコメントは管理人のみ閲覧できます

    ( 23:07 )

  3. けむ | xzfXrOoo

    >めいぴーさん

    「動物基金」という団体があることを初めて知りました。
    地域を絞って一ヶ所で一度にたくさんの野良猫を捕獲・手術するモデル地域にするような状況下でお願いするにはいいのですね。
    情報ありがとうございます。勉強してみます。

    ( 15:03 [Edit] )

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