ポスターを貼ってからいくつかさくらちゃん情報が寄せられた。

ある時は里親のTさんご主人が、またある時は私と二人でその場所に行くと、確かに猫を見つける。
でもそれはさくらちゃんとなんとなく模様の似ている全然違う猫だった。


そんな時里親のTさんご主人は「他人のそら猫」と言った。

それを言うなら「他猫のそら似」だろ?と思ったけど、でもなんとなく「他人のそら猫」の方がしっくりくるのだった。
そしてまた「他人のそら猫だった」と報告してくれるのだった。




そんな情報のさなか、Tさんご主人はビニールハウスの作業をしていたおばあさんから、
「○○で事故にあって死んでいた猫がポスターの猫にそっくりだったって犬の散歩していた人が言っていたよ、見に行ってごらん」と連絡をもらった。

土曜日の夕方だった。

Tさんご主人は青くなって言われた場所を懐中電灯を持って探しに行ったけれど猫の死骸は見つからなかった。
道端で猫が死んでいる場合、市の清掃担当の業者が動物の死骸を片づける。
エイケミさんはすぐに市の清掃担当会社に電話をしたけれど翌日は日曜日で休みだったため、真偽は月曜日まで持ち越しになった。


私は生きた心地がしなかった。
―けむちゃん、どうかさくらちゃんが無事でありますように、死んでいた猫がさくらちゃんでありませんように・・・

とけむりにお願いしてみる。

本当はけむりだけじゃない、今まで天国に行ったすべての猫に手を合わせて頼み込むんだけど、
けむりがいちばんの大天使のような気がするんだよね。。。



エイケミさんが月曜日に清掃担当会社へ連絡すると、
確かに土曜日にその付近で動物の死骸を片づけていたことが分かった。

次に動物指導センターへと電話をしたのだが、指導センターでは猫の色は「白」と記録してあるだけで、オスかメスかの確認もしていないことがわかった。
あまりの雑な扱いに私もエイケミさんも腹が立って仕方なかった。
そんな情報じゃあさくらちゃんか、さくらちゃんじゃないか、まったくわからないじゃないか!マイクロチップの反応はなかったと言われてもそれだって本当に丁寧に反応をさがしてくれたのか疑わしいってものだ。

更に腹立たしかったのが、こちらが電話口で必死になっているというのに、その途中で長い保留音のあとに「今見てきたけど違う」と言いながら「もうカマの中だよ」と言われたことだ。


死んだ子の詳細はその言葉ですっかりわからなくなった。




この時点ではまださくらちゃんが死んだのかもしれないという不安に縛られていた。
エイケミさんは再び清掃会社へ電話して、片づけてくれた担当者にその時の状況を聞き出してくれた。
すると片づける時にすでにビニール袋に入れて見えないようになっていたと聞き、、、その場所には会社があったため、もしやそこの会社の社員さんがビニールに入れてくれたのではと、今度はその会社まで探し尋ねてくれたのだ。

するとなんと片づけた社員さんが見つかり、その猫の毛色が確認できたのだった―――



その子は子供猫で尻尾はグレー系だったと。



さくらちゃんじゃなかった・・・

ああああああ~~~さくらちゃんじゃなかった~~~~~

よかったというにはその死んだ子猫にはかわいそうだが、どんなに安堵したことか。


しかしはっきり言って血眼になって探している人がいるというのに、たかが猫だと思って雑な扱いをする市の機関は許せない。
猫だって人間と同じくらい必死に探している人がいるんだよ!
そういう人がいるかもしれないってことをなんで想像しないのよ!





その日は自分のiPhoneがパスコードロックがかかってしまい、初期化したらデータが戻らず、あっちもこっちも気が狂いそうだったんだ
自分からはどこにも電話できず、エイケミさんから来たメールが泣くほど嬉しかった・・・



IMG_5869.jpg



2014/9/22

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