河川敷のおうちで捕獲の話をした翌々日、
大きめのキャリーをかのんさんから借りて、念のため捕獲器も持って、例の白猫ちゃんのおうちに行くことにした。

バレエのリハーサルが終わったあとだったのでもうすっかり日が暮れていた。
住宅密集地のため夜になったらどこの角を曲がったのかさえわからなくなっていた。
いっそのことその家が見つからなければなければいいのに、などと思ってしまう・・・。


そこの家に行くとまたご主人が出てきてくれたので、
私は大きめのキャリーの中でご飯をあげるようにして、その中で食べているすきに扉を閉めて捕獲する、
という案を出してみた。

試しに暗がりの中、キャリーの中に餌を入れると・・・・


1匹の人懐こい黒マント猫が寄ってきてすぐに入ってしまう

「ダメよ、あんたは入らなくていいの!」

いちばんの捕獲対象は母猫だ。
けれど入ってくるのは子猫ばかり、、、ご主人は「親は警戒心が強いから人がいると寄って来ないよ」と言う。


・・・・・・・・じゃあやっぱり捕獲器だな。

捕獲器の使い方をご主人に説明するが、暗がりの中で説明していてこの人見えてるのかな?ちゃんとわかっているのかなって感じで・・・


「じゃあ今ちょっとここでかけてみましょう」と試しにその場で捕獲器を仕掛けてみることにした。
(今入っちゃってくれないかな~)
すると家の中からこの前はぶつぶつ言っていただけの奥さんが、
「親は刺身でもないと入らないよ」と言ってラップにくるまったマグロの刺身を三切れ差し出してくれた。

刺身をおとりに遠くの方に捕獲器をかけてご主人と立ち話をしていると、、


ガシャン

と音がして誰かが入ったようだった。


近づいてみると捕獲器には2匹の猫が一緒に入っている。
1匹はあの人懐こい黒マント猫、もう1匹は、、、


「親だ!」


とご主人が叫んだ。


やった!


そうよ、この親を捕まえたかったんだから!
時間はちょうど7時ごろ、あわててかのんさんに電話して、かのんさんの行きつけの獣医さんに今から猫を持ち込むお願いをしてもらい、その足で大急ぎで2匹の猫を運んだ。

診療時間は過ぎていたので今日は病院に置かせてもらい、明日手術をするのだ。
すると先生は「この子猫は手術しますか?」と言う。

「この大きさでももう手術できるのですか?」

「できますよ」




・・・・それならばあそこの猫はすべて手術できるってことじゃないか!


子猫は3~4ヶ月くらいだと思ったがもう5ヶ月くらいにはなってるのかもしれない。


子猫はついでに検便、ノミ取りも頼んだ。
次の日は台風が来ていたため頼み込んでお迎えをそのまた次の日に延期させてもらう、
母猫はリリース、そして黒マントの子猫はうちに連れて帰るのだ。


IMG_0027.jpg
母猫


IMG_0029.jpg
子猫



この2匹が一緒の捕獲器に入ってくれたことがものすごくラッキーだった。
他の子猫が入ったとしたら、すぐに手術できると思わなかったし、かといって子猫の保護をどうするか、まだ何も決めていなかったからだ。

この黒マントの子だけは家に連れてきてなんの問題もなさそうだったし、実は里親さんの候補もあった。


翌々日、猫のお迎えに行くと病院の先生は、

「この子は異常になつっこい子だねぇ。これじゃすぐにもらわれるね。」と言った。




*************************


河川敷の家に行くと親猫はいちもくさんに逃げて行った。
白猫ちゃんのご主人に「子猫は私が連れて帰って里親さんを探します」と言うと、

「見つからなかったらどうなるの?」と聞いてきた。


「だいじょうぶです、絶対見つかりますから」



こんな人たちでもそんなふうに猫の心配をしてくれるのだな・・・

「いいですか、あとお宅の猫ちゃんの手術とこの野良ちゃん達のお世話は頼みますよ、約束ですよ!」






あと子猫は3匹いる。



2014/9/25







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