毎度の猫おばさん、Mさんから預かった姉妹。
連れて来た時からおどおどしていちいちビクつき、さわれば固く目をつむる。
情報誌に掲載するための写真撮影をしようにも、怯えてなかなかかわいい写真が撮れない。

ほ~~ら、あんたたちをもらってもらうためよ、
かわいい顔しなさい!
ぱっちりお目目開けないさい!
と言い聞かせるがますます言うこときかない。(当り前か)
やっとのことで渾身の一枚を撮り情報誌にのせると、1件だけ電話をもらった。




それが願ってもない最高の里親さん!
お宅は持ち家で、母娘の二人暮らし、そして2匹一緒にと言ってくれたのだ。


お見合いは先方のお家だった。
2匹はすぐに部屋にあったピアノの裏に隠れてしまったのだが、
それでも「この子達でいいですよ」と言っていただいた。
「どうか帰ってきませんように!」
その日から毎日祈るような気持ちで過ごしたものだ。

おどおどだった2匹は、今ではそこのお嬢さんにべったりの猫。
キジトラがメイちゃん、黒白がさつきちゃん。
そう、お届は5月だったのだ。
里親さん宅では2匹がピアノの裏にはいらないよう段ボールでピアノの隙間に壁を作ってもらっていたらしく・・・
しかししばらくすると里親さんから「もうピアノの裏には隠れませんよ」とメールをもらって、
本当にあんな子達でもこんなにいいご縁があったのだと、喜びを噛みしめた。


子猫と飼い主さんのご縁というのはどうなっているのだろうか。
猫達の性格はまさに「十猫十色」、飼い主さんとうまく噛み合わない場合もあるかもしれない。
たまたまのその時の巡りあわせで一生その家族と暮らすわけなのだから。
でもそれがたまたまのご縁でなく、必然だったら・・・

そう、猫と人を結ぶ縁は、偶然でなく必然であって欲しい。

里親さんを探す時、こちらが飼い主を選別する場合だってある。
でもそんな思惑をも含めて、猫は自分の行く先のお宅と不思議な縁(えにし)で結ばれていると思いたいのだ。



そしていつか私は同じように里親探しをする仲間にこんなアドバイスをするようになった。
「猫は自ら自分の行く先を引き寄せてきます。私達はそれをお手伝いするだけでいいんです」と。

2007/4/27
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