郊外にひっそりと百数十匹の猫を保護している場所がある。





そこは様々な理由で行き場のなくなった猫達が暮らしている場所。





アニマル サード アイズ


近年、飼い主さんの高齢化に伴い、施設への入所や病気療養のための入院などを余儀なくされ、それまで共に暮らしてきたペットたちの行き場が失くなってしまうことが増えてきました。
命あるものがこれからも幸せに、これまでと変わらず生きていくためにはお金がかかり、その負担をするのは飼い主の義務であることは当然だと思います。
しかし、必ずしもすべての飼い主さんがその保証をできるわけではないという現実をこれまでいくつも目のあたりにしてきました。

わが子のように大切に大切に時間を過ごしてきたのに、ずっとずっと幸せであってほしいのに、こんなハズじゃなかった・・・とその子の一生を守ることが出来ない現実。
身寄りのない飼い主さんが他界してしまい残されるペットたち。

頼れる人が見つからず飼い主さん自身が治療や入所を拒んでしまうケースもあります。
また、愛するペットたちのためにこれから準備をしていこうと思っていた若い飼い主さんであっても突然の病や事故で倒れてしまうということも絶対に無いとは言い切れません。

一生の幸せを約束してくれるペットのための有料施設は全国にいくつかありますが、上記のような理由などで資金の蓄えが間に合わず入所することができないペットたちはどうすればいいのでしょうか・・・


私達、Animal3rdEyesはそういった子たちも安心して暮らしていける終の棲み処を目指して活動しています。


(Animal3rdEyes ホームページより)          






去年の夏、フネさんと一緒に初めてこの場所を訪れた。



フネさんの記事↓

わこちゃん①

わこちゃん②




建物は古いけれど、中は清潔で整理整頓され掃除が行き届いている。
猫達は皆それぞれにくつろいだり、人が来ると甘えて寄ってくる子もいる。


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フネさんに群がる猫達。

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人懐こい猫さん達が一斉にフネさんに寄ってきて臭いを嗅いでいた。
フネさんの洋服はいつもほのかに猫の匂いがしていたからだろう。



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私へと甘えてくる人懐こい猫さん





ここの代表のMさんとは、例の多頭飼育崩壊で物資を譲り渡した時に面識を持てていた。
(つまりここの場所以外にも市内にもう1ヶ所71匹を保護している場所があるということ)



71匹多頭飼育崩壊現場のアパートへ


あの時も驚いたが、

この場所でも猫の数と、こういう施設がなりたっていることに驚いた。



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私達がいる間にもお掃除をするスタッフさんがいて、物資を運んでくる人がいて、

たくさんの人の善意で成り立ってるとはいえ、これだけの猫のお世話を続けるのには人もお金もいくらあっても足りないくらいだろう・・・と想像する。




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にゃんこ集団生活(Animai 3rd Eyes ブログ)







先日フネさんが亡くなった。


フネさんには5匹の保護猫がいた。
フネさんは1年前くらいに余命宣告をされていて、残された猫の行く末を案じていた。
なぜならフネさんの猫は高齢の子も含み、皆「家野良」のような猫達だったから里親さんを探すのも難しく、ご家族は猫嫌いで安心して家族に猫を託すことなど到底出来なかった。


それでも譲渡会に望みをかけて猫を連れてきたこともあったが、
ケージの中で抱っこも出来ないような猫達・・・

限られた時間のうちにフネさんの猫の貰い手を探すのは無理だ・・・そう思った私は、



最後の手段でこの場所をフネさんに紹介したのだった。







1月の終わりのある日、突然フネさんからメールが届いた。

「イロイロありがとうね、お元気で、さようなら色々お世話になりました」



その時は、どうして今「さようなら」なんだろう、一体何があったのだろう、と思い、
その後電話をかけても繋がらず、、そしてその1週間後に亡くなったことを聞かされたのだった。






フネさんの猫達は全員ここに連れて来られたそうだ。




少なくとも、(猫のことでは)



フネさんは思い残すことなく旅立てたのだと思う。






2016/2/5 フネさん逝去



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コメント

  1. ふぶき | -

    身につまさるリアルなお話でした。
    私も突然お父さんが倒れて残された4匹の猫のお世話を手伝った事があり、親戚の方は家を処分する=猫も処分される切迫した中で、なんとか全員里親さんに引き取られました。
    倒れたお父さんも命は取り留め、猫の事安心していたようです。
    うちの方でも高齢化が進み動物が残される事が増えてきたそうです。
    昨今独居の人も増えて後を頼むのも難しいですね。
    私も常々冗談まじりに友人達に頼んでいます。
    A3Eさんのサイトも見ました。動物が残されても処分に直結されない、収容場所が切に必要なのだなと思いました。

    ( 21:52 )

  2. けむ | -

    Re: ふぶきさん

    そうなんですよね、フネさんの場合はA3Eのようなところがあったおかげで救われましたが、
    本来ならそのような施設を行政が持つべきだと思います。
    動物愛護先進国ではそのようなシェルターがあるわけですから、いずれ日本もそうなってくれるのを目指します。
    私が宝くじをドカーンと当てたら、全国で先陣を切ってシェルターを作り・・・A3Yさんにやってもらいます。
    (夢物語り&人任せ)

    ( 00:08 )

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