ビオトープの庭から保護したしましまは、回虫とコクシジウムとその上瓜実条虫までいて、

更に身体は皮膚疥癬を患っていた。


疥癬はダニが寄生して起こる皮膚病で、野良ちゃんなどは治療できずに全身に広がって見るも無残な姿になったりする。

しましまが特にひどかったのが右前肢の脇のところ。


6月10日撮影


保護した日にいつまでもしめっぽいと思っていたのは、
雨のせいでなく疥癬のせいだったのだ。
しましまの脇は常にベタベタとしていて強烈な異臭がしていた。
右脚から肩にかけて皮膚はゴワゴワになっていて、そこから頭、耳へとかさぶたが広がり、目が小さくて地味な顔の子に見えたのは顔の半分まで疥癬が浸食していたせいだった。


病院で疥癬に効くお薬を飲ませてもらったが完全に治るまで2~3週間かかるということだった。
それまで他の猫と接触させられない、しかも「人間にも伝染ります」と言われる・・・


かわいそうだけどケージ暮らし。


薬を飲んでも脇のベタベタと異臭はすぐにはよくなくならなくて、私はもういちどお風呂に入れてあげることにした。
するとその後急激に良くなり、徐々に綺麗になっていった。




ご飯もよく食べた。

ビオトープの庭では一日一食だったろうか、食べれない日もあったに違いない、
それを朝晩食べさせてあげられるのが何より嬉しかった。

こんな赤ちゃんなのに、疥癬持ちでお腹の中は虫だらけ、満足に食べられなくて栄養状態も悪いままでいたら、いつのたれ死んでいたかわかりゃしない・・・・



ケージの中でかわいそうだったけど、せめておいしいものを食べられるだけでもここにいた方がいい、そう思ってくれないかな






しましまは疥癬が良くなってくると見違えるようにかわいくなった。









そのうちケージの中に居ながら私の手でじゃれるようになった。


しましまはケージに入れっぱなしにしても私を恨むこともなく、嫌うこともなく、私に懐いてきてくれる・・・







もうその姿が無邪気でかわいくてかわいくて・・・・・





特別苦労して捕獲した子だったからか、、、そのかわいささえ特別だった。


地味な顔のしましまになるべく高貴な名前をつけようと「みやびちゃん」と名付けた。
(ま、今人気のドラマのヒロインと同じ名前なんだけどね~




いとしいしましま。



いとしいみやびちゃん。




疥癬が治って、コクシジウムも治ったら、家中を走り回れるようになる。

毎日お腹いっぱい食べて、どこも痒くないし、何にも脅えなくていい、

生きることに必死にならなくてもいい、子供を産んだり育てたりしなくていい、

みやびはおうちにいて幸せになるんだから。

だって猫は野生動物じゃないんだから。







いまでもみやびを見るたびに思い出す、
ビオトープの庭に座っていた地味な顔をした子猫の姿を。

おばちゃん、アンタをあきらめなくて本当に良かったよ・・・














2016/6/16
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コメント

  1. ふぶき | -

    かわいいしましま

    みやびちゃん可愛くなったねぇ〜
    この子の状態を聞いただけでビオトープがどんな状況だったのか判る。
    子猫は弱い。大きくなるのがどんなに大変か。苦労しか知らないで死んでゆく子を産ませたくない。
    捕獲をするのは猫が可愛いからじゃない、かわいそうだからだと、うちのグループのおばさんは言ってます。
    みやびちゃん状態悪かったですねーほんとけむさんのレスキューに救われた子です。良かった(T_T)
    キレイになって元気になって幸せになろうね!

    ( 07:21 )

  2. けむ | -

    Re: かわいいしましま

    そうです、ふぶきさん、
    猫が好きだからこんなことやってるんじゃない、かわいそうだからです。
    自分が悲しい思いをしたくないからです。

    みやびは不細工だなぁ〜って思ってたら普通に可愛いキジトラ猫になった。全部疥癬のせいだった。
    野良猫がキツイ顔しているのはそれだけ過酷な人生送ってるせいですね。涙

    ( 12:15 )

  3. ねこまもり | -

    野生ではないです。

    しましまちゃん、痒かったね。治りつつあるね。良かった。
    私は面倒見ていたガリガリのサバ猫さんが変わり果てた姿で見つかり、涙が止まりません。鼻炎が酷く、薬も出してもらったけどご飯もほとんど食べなかった。そして、今日あなたを見つけたよ。カラスに食べられて骨と少しの肉しかなかったあなたを大きな松の木の下に埋めました。
    今度は絶対に幸せな猫に生まれ変わってね。野良猫反対!!

    ( 22:10 )

  4. けむ | -

    Re: 野生ではないです。

    ねこまもりさん
    悲しいです、悲しいです、どうして猫は悲しいのでしょうか。
    だから助けようとしています、でも助けられない子もいます。
    幸せを約束された猫などいないと思う、今の世の中のままでは。
    今度は猫に生まれてくるなと言いたいです。
    私も涙がとまらないです。

    ( 22:36 )

  5. ねこまもり | -

    ありがとう

    けむさん 泣いてくれてありがとう。何も出来ない自分が情けない。捕まえることが出来なかった。近寄れば逃げたあの子にレボリューションをさし、ご飯しかあげられなかった。去年の夏、麻酔から覚めず亡くなった黒ちゃんがお迎えに来てくれてると思う。黒ちゃんも助けられなかった。ねこまもりなんかじゃないんです。

    ( 22:45 )

  6. けむ | -

    Re: ねこまもりさん

    そんなこと言わないで。
    ねこまもりさんが守ってくれなければ、もっと悲しい猫達だった。
    何もできなかったことない、ご飯をあげてレボリューションさしてもらえた。
    私も力不足な時代がありました。何もしないよりできることを、それで今日に至っています。

    ( 12:20 )

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