かつよさんと電話でお話しはしたものの、
面識がなかった私はタカラさんに「娘さんへの万が一の確認作業をして欲しい」とお願いした。


娘さんの住んでいる戸建ての家も確認した。(ストリートビューで確認)
立派な一軒家、家の前にはカーポートがあり、そしてその門構えの表札にタカラさんから聞いた娘さんの姓がはっきり見て取れた時―――ぼんやりしていたものが急に鮮明になってきた。


そして娘さんからも「引き取る約束をする、だからどうか母に猫を世話してやってくれ」とお返事をもらった―――






東京の方とも電話でも話をしたし、メールのやりとりもしていた。
東京の方もきちんとした人だというのはわかったが、まだ住所番地の連絡をもらえてなかった。




私は次第にこう思えてきた。


遠くの67歳より近くの74歳




高齢者でも猫を譲渡するボランティア団体があるらしい。

その場合、家の中のよく見える場所に、
「飼い主に何かあったらここへ連絡してください」と張り紙をしておき、身寄りのない人でも万が一の時は猫が路頭に迷わないようフォローする体制を作ってあるのだそうだ。

私は個人でやっているし組織もないし、年間何匹も猫を譲渡していながら自分の将来に確実なものはない、すべての猫にそこまで責任は持てない、、、
でもアオちゃん一匹くらいなら、、アオちゃん一匹なら万が一の時私が責任を取ることはできる、それには市内の方の方がいい、人間いつ死ぬかもわからない、70代で亡くなる人もいれば90代でぴんぴんしてる人もいる、かつよさんは今でも現役でお仕事されている、案外ずっとお元気なんじゃないか・・・・



ええ~~~~い!
アオちゃんをあげるのはかつよさんにしよう!!!




タカラさんにそのことを話すとタカラさんも賛成してくれた。
実はタカラさんはアオちゃんを東京に連れて行くことに反対していたのだ。
「自分がその家を下見に行ってくる」と言ってムキになるほど。
・・・タカラさんはタカラさんで、遠方の人にトラウマがあったのだ、、、




東京の方には丁寧にお断りして・・・その上でもう一度よーく考えてみた。

もともと私はかつよさんには「違う猫さんを紹介します」と言ってあった。
かつよさんは「猫は飼いたいが買ってまで飼うつもりはない、お世話していただけるのであればどんな年寄りの猫でもどんな子でもいい」と言っていた。

そんな風に言ってくれる人は貴重だ、アオちゃんでなくても他にちょうどいい子がいないだろうか、
例えば行き遅れてしまったある程度の年の成猫さん、、でも人懐こくて将来環境が変わっても対応できそうな子・・・・



もしかしたらそんな猫さんも仲間内にはいたかもしれなかった、でも74歳の人を他の人に紹介する事もはばかれた、紹介された方はなんと思うだろう・・・やはり自分の責任で自分の保護猫から選んだ方がいい・・・



結局タカラさんがフライングしてかつよさんにアオちゃんを連れて行くと話してしまったが、それでも私はこの後に及んでギリギリまで悩んでいた。


私にはまだ変更の余地があると思っていた。
なぜなら最初のお電話以降、かつよさんとのやりとりはすべてタカラさんにやってもらって、私としてのお返事はしていなかったから。



でもタカラさんが「けむさんがアオちゃんを連れて行くと言ってました」と伝えると、かつよさんは電話口でそれは大喜びだったという。





しかし往生際が悪いとはこのことで

お届けの当日すら、車の中でのタカラさんとこんな会話をしていたのだった。




け「本当にアオちゃんでいいかな?」


タ「今更他の猫ってわけにいかなくないですか?」


け「それはタカラさんがそう言っちゃうから


タ「娘さんに確認を取る流れでそう言わざるを得なかったんです;;」


け「・・・・他にいないですもんね~」




・・・・・






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アオちゃん







2016/12/11
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