かつよさんの家は、市内の大きな河川沿いに山の方へ向かっていったところだった。


その日かつよさんと初めてお会いしたのだが、現役で美容師さんというだけあって見た目とてもお若い!
74歳というお歳には見えなかった。


「お若く見えますね~」というと「若づくりです」と笑っておっしゃった。
そして
「狭い家ですがどこでもそこらじゅう見てください」と家の中に招き入れてくれた。


コタツのある居間と、その奥のいちばん日当たりのいいサンルームのような場所が、あたかも「猫部屋」のように改装?されていて、
ケージ(必要ないって言ったのに)や、爪とぎ、猫ベッドが置いてあり、天井からは猫のおもちゃがぶらさがっていた。(笑)







障子の一マスが猫用出入り口に(笑)




アオちゃんはニャーニャー鳴きながらそこいらじゅうを探検。

かつよさんは終始笑顔で本当にとても感じのいい方だった。










猫を届けた日にまずは「譲渡契約書」にサインをいただくのだが、かつよさんの場合、サインは娘さんにお願いすることにした。
娘さんはお正月に来るからと言って、お正月過ぎたらまた譲渡契約書を取りに来る約束にした。

12月の避妊去勢ツアーでアオちゃんは手術をしたばかりだったので、かつよさんには譲渡の際「手術代だけ少し負担して下さい」と金額を伝えてあった。
かつよさんは封筒を差し出し「手術代に少し足してありますので猫ちゃんのために使ってください」と言ってくれた。
封筒はありがたく受け取ることにした。
すると更に・・・


「今日は猫が来るよろこばしい日なのでお赤飯を炊きました。どうか持っていってください」と。




え~~~お赤飯



―――猫を届けてお赤飯をもらうのは初めてだ

なんだかじーーーーんと来てしまう・・・







更に更に、

「これはちょっとしたお土産です」と小さなダンボール箱を、タカラさんと私にひとつずつ渡してくれた。





なにやらたくさんお土産をいただき恐縮しながらタカラさんとかつよさん宅をあとにした。




散々悩んだけど、家の中も問題ないし、お赤飯まで炊いて喜んでくれて、
良かったんじゃないか、良かったよね、と、
帰りの車の中でタカラさんとそうと確認しながら帰ったのだった。





家に帰って




手渡された小さなダンボール箱を開いてびっくり。







梅干しやららっきょうやら鮑の煮貝まで・・・そしてお礼の言葉が添えてあり・・・







泣きそうになった。



私はかつよさんに申し訳ない気持ちでいっぱいになった。

かつよさんはアオちゃんが来るのをこんなに楽しみにしていた、おみやげの品物を集め、お赤飯を炊いて、わくわくしながら待っていたというのに、

私ったら、まだ変更の余地はあるだなんて、ギリギリまでアオちゃんを渡すことを悩んで・・・

なんて上から目線だったことか。
。・°°・(>_<)・°°・。



タカラさんも同様に箱を開けて「胸が詰まった」と言っていた。





そして「少し足してありますが」と言われて受け取った封筒の中には・・・想像を超えた大金が入っていた。






かつよさんは知り合いから猫を預かって10ヶ月だけ猫と暮らした。
それが猫を知ったきっかけで、その猫を返してからはもう一度猫と暮らしたくて、
それでポスターを見て申し込みしてきたのだそうだ。






アオちゃんは先住猫さんと相性が合わずに出戻った猫だった。


なんとかなる③~アオちゃん

トライアルシャッフル



タカラさんが「あの子が帰ってくるなんて信じられない」と言うほど、アオちゃんはものすごく性格のいい猫で自信を持ってどこにでも紹介できる子だった。
人が好きな子だから、、一日中家に誰かがいるお家にアオちゃんは合っている、
かつよさん家族にアオちゃんはピッタリだと思う、
これで良かったんだ―――



かつよさんはきっと「徳のある人」なんだろう。
だから年をとっても猫を譲ってもらえたんだ。
私もそういう年寄りになるよう人生を積み重ねていきたい。








その後タカラさんが電話で様子を確認すると、

アオちゃんはかつよさんのあとをストーカーのように着いてまわり、かつよさんがお仕事中の時はせっかく作った猫部屋には行かずに「じいじと一緒にコタツの中ばかりにいるんです」と嬉しそうに話していたという。




お届けの日の帰り際、かつよさんは「いつでも会いにきてください」と言ってくれた。

かつよさんは携帯など持っていないし、メールのやりとりもできない、アオちゃんのに様子を度々電話で聞くのもはばかれる、そうだお正月過ぎたら譲渡契約書も取りに行くんだった、、、


かつよさんの家の方は梅がきれいに咲く場所があるという、



「梅を見ながらまた一緒にアオちゃんに会いに行きましょうか」


タカラさんがそう言ってくれた。










2016/12/11 アオちゃんお届け アオちゃんはレオくんに
スポンサーサイト


コメント

  1. 坂ち | 27ET4VhU

    かつよさんが

    かつよさんがご夫婦が、どんなに生活に潤いが出たかわかる様な気がしがします。

    先代猫が亡くなってから、うちの親子も
    少しギスギスした空気でした。
    一年半後に、フジちゃんが来てから
    母には未だ懐かないものの、家庭内の空気は
    穏やかになりました。
    アオちゃんもかつよさんも、お互い幸せになったんですね。
    (あっ、じぃじも?)

    ( 12:28 [Edit] )

  2. けむ | -

    Re: かつよさんが

    坂ちさん
    あけましておめでとうございます^_^

    私もそう思っています、かつよさんもじいじも、人生に張りが出て、毎日が幸せだと思います。
    猫とはそういう存在ですものね、、

    坂ちさん、フジコちゃんによろしく!

    ( 23:53 )

  3. macoto | 3fIBvpkA

    けむさん あけましておめでとう。
    今年も早々にけむさんブログで泣いたわ。

    ( 08:47 [Edit] )

  4. けむ | -

    Re:

    まこっさん、あけましておめでとうございます!

    私もいつもお昼の癒しにまこっさんのブログ読んでますよ〜〜
    今年もよろしくお願いします^_^

    ( 23:49 )

コメントの投稿

(コメントの編集・削除時に必要)
(管理者にだけ表示を許可する)


トラックバック

Trackback URL
Trackbacks


最新記事