クリちゃんはのっぽさんの保護猫。


のっぽさんが去年の9月に一度に6匹の子猫を連れてきたのがダンス公演直前で、困り果ててタカラさんへと泣きついて、そのうちの2匹を預かってもらった。


それがキジトラ猫のクリちゃんとアオちゃん。



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これはそのクリちゃんのお話。



クリちゃんとアオちゃんは兄弟ではなかった(クリちゃんの方が月齢も小さかった)が、
2匹ともものすごく性格のいい子でどちらも程なく里親さんが決まった。




アオちゃんについてはコチラ↓



なんとかなる③~アオちゃん



トライアルシャッフル



高齢者へ猫を譲渡する






そしてクリちゃんの里親に申し出た方は、6年前に私から猫をもらってくれたAさんだった。




巣立つ子猫達



その時もらってくれたキルアくんは超ビビリな猫に成長したが、Aさんはかわいがってくれていた。
実はAさんとはその後も別の形でお付き合いが続いていたのだ。



私としてはクリちゃんのように人が好きな子は大家族のおうちに行って欲しいという希望があり、、、またAさんのことをよく知るようになった現在、その申し出にあまり気乗りはしなかった。



ただなまじ知り合いだったこともあり断わるに断われず、代わりにずっとクリちゃんの面倒を見てくれたタカラさんに判断を委ねたのだが、タカラさんも問題なしと判断し、結局はAさんにクリちゃんを預けたのだった。






その後タカラさんとAさんは家が近いこともあり、連絡を取り合う仲になっていた。




ところがその1ヶ月後、



Aさんが怪我で病院に入院し、タカラさんはAさんから自宅のペットシッターを頼まれることになる。




するとAさんの家へ出入りするようになったタカラさんは、Aさんの内部事情がわかってきて、ある時私に相談をしてきた。



Aさんは多頭飼育の人で6年前は4匹の猫を飼っていた。
今年高齢の子を18歳で看取って寂しいのでクリちゃんを、ということだったが、
実際は6匹の猫を飼っていた。


Aさんの言い方を借りれば、
自分の猫が3匹、あと知り合いのボランティアさんから押し付けられて預かっているオス猫が2匹、2年前に拾ったメス猫が1匹・・・
(預かっていると言ってももう何年も前のこと)

そして少なくともその2匹のオス猫は去勢してないとタカラさんが言うのだ。




そのことだけでも驚いたが、問題はそれだけでなく・・・まぁあまり細かくは言えないのだけれど、とにかく不安要素だらけで、、、私はタカラさんにこうお願いした。



「わかりました、Aさんのうちからクリちゃんを連れて来て下さい」





実は以前タカラさんがこんなことを言っていた。


「クリちゃんはうちでは『サル』って呼ばれていたくらいやんちゃでいたずらだったのが、Aさんはの家では大人しくてすごくいい子なんですって」




それを聞いた時ものすごく違和感を感じていたが、これですべてわかった気がした。

クリちゃんがおとなしくなったのはいいことなんかじゃない、
クリちゃんは無理をしていたんだ、
Aさんの家の環境のせいだ。




クリちゃんがAさんのおうちに行って1ヶ月が経っていた。
タカラさんは「人の猫を勝手に連れてきてしまっていいんでしょうか・・・」と口にしたが、Aさんとは中途半端な友人?知り合い?だったし、私はタカラさんにこう言い切った。


「Aさんには私が話しをします、だから今すぐ連れて来て下さい、逆にAさんが退院したら返してもらえなくなるかもしれないから」





タカラさんは善人で良識のある人だ。
タカラさんが言うことがもっともだろうと思う、、、でもそれはきちんと約束を守れる同士のマナーであって約束を守れない人には私だって手段を選ぶ。


Aさんが入院をしている今が千載一遇のチャンスだと思ったのだ。





結局Aさんの入院している病院へタカラさんとふたりで面会に行き、Aさんにクリちゃんを返してもらうことを了承してもらった。



私がそう話すとAさんはクリちゃんを返すことをおとなしく承諾した。


・・・多分何も言い返せなかったのだと思う。







ちなみに去勢手術をしてなかった2匹のオスにマーキング行動はなく、
2歳のメスも未避妊だったが、
妊娠することがなかったのでそのままにしてあったそうだ。







クリちゃんは再びタカラさんの家に戻ったのだった。



うちのナナとミカ

(クリちゃんはタカラさんのところにいたので写真がほとんどない・・・)







2017/1






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コメント

  1. Sさん | -

    犬猫を飼う上での私のポリシー、それは「悪い子は良い子」
    自分自身がそうだったのだけど、「何を言っても無駄」と思えばもう何の期待も要求もしなくなる。苦しくても辛くても何も打ち明けられなくなる。クリちゃんも多分そんな感じだったんじゃないかな? で、親に隠れて悪い事をやっていた私は「どうせ悪い事するなら堂々とやれ!」という考えになりましたのよ。

    だから仔猫がのびのびと悪い事の限りを尽くしている姿を見ると、ほのぼのしてしまう。実際仔猫の命の儚さを実感してしまうと、仏壇荒らしもティッシュ荒らしも、困る反面「やったぁ~」と思う自分がいる。半泣きで後片付けしながらも、なぜか感じるか・い・か・んv-40v-319

    そーです、私はドМです。ハイ。

    ( 10:30 )

  2. しろちゃん | CfpSSrsQ

    くりちゃん

    Aさんには申し訳ないけど、くりちゃん戻って来れて良かったです。
    くりちゃん、戻りたかったとしても自分では帰れないし、ケム様たちしか頼れないから。
    けっして悪い人ではないんでしょうけど、やっぱり色々難しいですね?
    対応が早くて素晴らしいです!

    くりちゃん、今度こそ幸せになってね!
    ケム様の神マッチングが降りて来ますように( ´∀`)

    ( 17:51 [Edit] )

  3. 豆の里 | -

    線引き…

    くりちゃんの一生がかかっているから、妥協出来ないラインという物が絶体にあると思います。
    虚勢していない子の多頭飼いは…ちょっと考え物かと思います。
    猫を好きなのだろうけれど…。

    ( 20:40 )

  4. けむ | -

    Re:

    皆様コメントありがとうございます。

    猫は、、、動物はもの言えぬものですから人間が微妙な変化を感じ取ってやらないとならない、本当はトライアル仲の家庭訪問もできればいいのですが、なかなかそこまではできないです。嫌がられるし(笑)
    でも不思議なことに、それが必要なケースにはそれができる機会を与えられることが多いです。
    クリちゃんの場合もまさにそんな気がしました。

    にしてもSさん、経験豊富なお言葉です。私もそこまでいかないかなぁ~
    これから子猫の季節、また乳母をやりたくなったら是非ご連絡くださいませ(笑)

    ( 00:01 )

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