去年の7月頃、白黒ハチワレの「タラちゃん」という子猫の里親募集をしていて、
若い夫婦がその子をもらってくれた。
タラちゃんはやなぎさんのところから来た子だった。
猫好きな奥さんは「どんな子でもいい」と、その時いたタラちゃんに決めてくれたのだ。

0721 001 左前脚の中指に指輪の模様のあったタラちゃん


ただこのご夫婦、住んでいたマンションがペット不可だった。

「大丈夫です、内緒で飼います」と言うので、とりあえずお試しにしていたのだが、
タラちゃんのあまりのやんちゃさにご夫婦は内緒で飼う自信をなくし、結局お返しになってしまった。
毎晩タラちゃんと一緒に寝ていた奥さんは、泣きながら家へ連れて来たものだった。

(タラちゃんはその後別の里親さんが決まり、幸せに暮らしています)



その若いご夫婦~Aさん~は、その後猫を飼いたいがあまり、ペット可マンションに引越しをする。
引っ越すとすぐに私のところに連絡をくれて、
「いつでも子猫を紹介してください」と言われたのが年明けの寒い頃。

ちょうどどこにも子猫がいない時期だった。

ずいぶん待ってもらって、今年いちばん最初に保護された仲間の子猫を私が紹介したのだった。

その子がこの兄弟のキジ白のオス。(右)
0412 006

Aさんの奥さんは一目見るなり「ひと目ぼれでした」と言っていたが、
まぁこの奥さんではどんな猫も一目ぼれだっただろう・・・



この子は「格之進」くんと名づけられ、、、
ヨカッタヨカッタと思っていたが話はそれで終わらなかったのだ。

ある時Aさんの旦那様が私のところに訪れ、相談を持ちかけてきた。。


0412 005



それは格之進くんの「噛み癖」の悩みだった。

子猫は遊びのつもりでも本気でかかられるとたまったもんじゃない、
奥さんの手足は傷だらけ。
猫が嫌う液体を手足に塗ったり、おもちゃを工夫して与えたりしても一向によくならない。

私もなんらかしらアドバイスしようと、本を探したり、ネットで調べたりしてわかったのだが、
世の中には「猫の噛み癖」で悩む人が実にたくさんいたのだ。
その人達の悩みは真剣そのものだった。



「猫を飼うことは幸せなこと」


これは私の持論だった。
せっかくペット可住宅に引っ越してまで、猫を飼ってくれたAさんご夫婦、、、
猫と暮らすことが日々の悩みの種になってしまうなどということは私にとっても堪えがたいことだった。
私はなんとかAさんの悩みを解決したいと考えた。



調べていくうちに「噛み癖」については、遊び相手として新しい猫を飼うと効果があるらしいことがわかった。よし、それではどうだろう、もう1匹飼ってみては・・・。
ところがAさんご夫婦は格之進くんのお世話だけで手一杯で、1匹だけでもこんなに大変なのにとても2匹も飼う余裕がないと言われていたのだ。


そこで私はちょっと考え方を変えて・・・・もう1匹の猫を飼ってもらうのではなく「派遣」として居候させてみたら提案したのだ。
効果があるのかないのかわからないけれど、ダメなら返してもらえばいいからと。


その提案にAさん達も納得してくれたので、早速私は格之進くんの直接の譲渡に関わった仲間と「派遣猫」探しを始めた。

格之進くんはちょうど去勢手術を終えたばかりの生後7ヶ月ほどだった。
(去勢後も噛み癖の変化はなかった)


遊び相手になる近い年頃で

噛まれても反撃できるくらいの性格で

逆に格之進くんを押さえつけられるような健康で若い猫。



それなりの候補になる猫はいた、がしかし「派遣」となると(つまり飼ってもらえないとなると)、
仲間のところにもお世話になっている病院にもなかなかいなかったのだ。。。




スポンサーサイト


コメント

    コメントの投稿

    (コメントの編集・削除時に必要)
    (管理者にだけ表示を許可する)


    トラックバック

    Trackback URL
    Trackbacks


    最新記事